こんにちは。株式会社Youth Planet-編集部です。
弊社では、銀行員の転職相談が増えている中、銀行からの転職理由・退職理由の質問が多い為記事にまとめてみました。
銀行から思い切って転職活動をしよう!と考えているが、「ノルマが厳しいから辞めるなんて甘いのかな?」「やりがいを感じられないからは通用するのか?」「今の業務内容に不満があることをどこまで正直に話して良いのか?」などと銀行員としての転職理由・退職理由の悩みは幅広く存在しています。
これらの答えとしては、「銀行からの転職理由は、可能な限りポジティブに表現することが重要」です。
確かに、お金を扱う業務なので一つのミスでも上司に詰められますし、銀行内ではパワハラやセクハラが存在する為、ネガティブな理由で転職を考える行員が多いとは思います。
しかし、採用担当者からすれば、面接中にネガティブな理由で転職を考えていると伝えられると、会社や周囲のせいにする「他責思考」が強い人と評価されてしまい、印象が良くありません。
銀行員は転職で強みを上手にPRすることで転職を有利に進めることができる為、転職理由・退職理由で印象を悪くすることは正直勿体無いと思います。
そこで、このページでは、銀行員が転職するまでの事例と、面接や銀行員の職務経歴書で使える銀行員に特化した転職理由・退職理由の書き方ノウハウと例文をご紹介していきます。
銀行員の転職理由ではなぜ他責思考はNGなのか?
冒頭でもお伝えしましたが、銀行員の転職理由は可能な限り前向きに表現することをオススメします。
なぜなら、職種問わず銀行員の転職市場価値は高い為、転職理由・退職理由で他責思考と捉えられることを避ける為です。
他責思考とは、仕事や職場で起きた問題を、それが自分のミスであったとしても他人のせいにする思考です。
弊社の代表 転職エージェント堀田も、国内大手企業での面接官の経験がありますが、面接において他責思考がみられる方は採用することが難しいと話をしていましたし、多くの採用担当者は「最も採用したくない応募者は他責思考が強いタイプ」と口を揃えて言います。
確かに銀行員は、周囲に理解されない重いストレスを抱えている為、転職したいと思うきっかけが「パワハラやセクハラが耐えられない」「無茶なノルマとお願い営業に嫌気が差した」「ギスギスした人間関係が耐えられない」などとネガティブになりやすいと思います。
次項から、弊社に転職相談があった銀行員の入社から転職までの経緯と転職理由・退職理由の書き方を説明していきます。参考にしてください。
新卒時の就職活動
私の新卒時の就職活動は、「中小企業の役に立ちたい」「お金の流れが知りたい」「従業員を大切にする企業」「給料が良いところ」の4つを軸にしていました。
銀行は常に勉強することが出来て、福利厚生も良く、給料が良いと聞いていたので、自分の理想が全て整っているのがメガバンクや地銀だと考え、金融機関に絞って活動していました。
結果、地銀から内定をいただき、地銀に就職しました。地銀に入行が決まった時には、両親がとても喜んでくれたので、満足のいく就職活動だったと思います。
銀行から転職を決意するまでの経緯
1年目は集金などを担当し、ロビーでのセールスをメインにやっており、毎日が勉強の日々で充実していましたが、銀行から転職を決意したのは2年目の春でした。
当時融資を担当しており、私は中小企業の役に立ちたいという思いを持っていましたが、現実では無理な貸し方を中小企業にアドバイスして融資したりしていたので、このままでは全く中小企業の役に立つことができないと感じ、転職することに決めました。
弊社が転職支援させて頂いた、銀行員の転職活動の事例は以下の記事にまとめております。
転職理由・退職理由の書き方に困った
銀行からの転職理由・退職理由は主に3つあり、やっている仕事に価値を見出すことができないと思いました。
- 中小企業の役に立てない
- 給料が成果に見合っていない
- 人の悪口ばかり言う職場
中小企業の役に立てない
融資をすることは中小企業の役に立つと思っていたのに、現実では無理な貸し方を中小企業にアドバイスして融資したりしていたので、今の営業スタイルは全く中小企業のためになっていないと違和感を覚えたからです。
給料が成果に見合っていない
目標を100%以上達成しているのにも関わらず、2年目という若手行員であるため、全く給料が上がらず、成果に見合っていないと感じました。
人の悪口ばかりを言う職場
銀行は飲み会が多く。私はいつも無駄な飲み会だなと思っていました。飲み会の席では支店の人の悪口を平気で言っており、トップである支店長も悪口ばかり言っていて、そんな社風が許せないと感じたからです。
しかし、上記の内容をこのまま記載してしまうのはいけません。このマイナスの思考を下記の転職理由の書き方ノウハウでポジティブに変換して転職活動に繋げましょう。
銀行員の転職理由の書き方
銀行員から転職を成功させる為には、銀行員の転職理由の書き方には注意が必要です。具体的には以下の3つの流れで書くと良いでしょう。
1. 入社動機を思い出す
2. 不満をポジティブに変換
3. 応募企業の志望動機に繋げる
入社動機を思い出す
入社した理由を思い出すことって関係あるの?と思うかもしれませんが、転職相談者の話を深くヒアリングしていくと、「入社時に描いていた理想や目標が叶えられそうにないから」と結論付けられることが多いです。
銀行からの転職理由を考えると、どうしてもネガティブな要素が思い浮かびますが、入社動機はポジティブなものだと思いますので、よく考えてみましょう。
現状の不満を入社動機に合わせてポジティブに変換する
次は現状の銀行での不満を入社動機に合わせてポジティブに変換してみましょう。
現在の不満はネガティブなものだと思いますが、入社動機を妨げているだけのものと考えているのです。
今の銀行の不満をそのま伝えるのだけはやめましょう。あくまでも入社動機を妨げるものが出てきたから転職するという方向に変換することが大切です。
転職理由を、応募企業の志望動機に繋げる
銀行からの転職理由をただ説明する事だけでなく、応募企業への志望動機に繋げましょう。
あなたの銀行に入行したときの理由が説明することで、前向きな転職活動であることをアピールすることができます。
銀行から転職したい理由、例文4選
銀行から転職したい理由を上記で説明した転職理由ノウハウに則って、ご紹介します。ぜひ参考にされてみてください。
1. ノルマが厳しい
2. 給与や評価が成果に見合ってない
3. 人間関係がうまく行かなかった
4. お願い営業が嫌だった
ノルマが厳しい
銀行で特に多い転職理由が「ノルマが厳しいから」です。とにかくノルマがエグいです。
どの企業でもノルマはあるとは思いますが、「ノルマが厳しいからです」という理由では、採用側から「やる気がない」と思われてしまわないように、しっかりと対策しましょう。
入社動機を思い出す
銀行に入行した理由はお客様や地域に貢献し、営業力を磨いて自分自身も成長したいと考えたからですが、それができなくなってしまったからです。
現状の不満を入社動機に合わせてポジティブに変換する
銀行の営業ではノルマを達成するために行動していましたが、銀行の方針でお客様よりも収益性を重視することから、ノルマを達成することに必死になりすぎてお客様の役に立つことや地域貢献が実現できないと感じたからです。
転職理由を、応募企業の志望動機に繋げる
業績を達成するという目標は営業をやる上でもちろん大切であり、必ず成し遂げたいと考えています。しかし業績だけでなく、お客様の希望や要望をじっくりと聞いてお客様や地域に貢献できるような営業力を磨いていきたいと考え、貴社を応募しました。
給与や評価が成果に見合ってない
特に銀行の若手行員は「給与や評価が成果に見合ってない」という転職理由が多いです。給与や評価が成果に見合ってないんです。なんて正直に伝えてしまうと「この人はお金のことしか考えていないの?」とマイナス評価になってしまうので、以下の3ステップに基づいて考えてみましょう。
入社動機を思い出す
若手からバリバリ活躍して、たくさん稼いで成長したいと考えて銀行に入行しましたが、実際は年下の自分の方が活躍しているのに、活躍していない上司の方が高給取りで悔しいからです。
現状の不満を入社動機に合わせてポジティブに変換する
銀行は想像以上に年功序列の風土が強く、いくら若手行員が成果をあげても認められず、給料が低いままでした。
転職理由を、応募企業の志望動機に繋げる
正当に成果を評価してもらえる実力主義の企業に転職したいと考え、貴社を応募しました。
人間関係がうまく行かなかった
銀行では人間関係はとても大事です。上司に嫌われてしまえば出世から外れてしまうこともありますし、銀行の仕事は一人では完結しないため、人間関係がこじれると仕事がやりづらくて大変です。
しかし「人間関係がうまくいかなかった」と正直に伝えてしまうと「この人は今度も人間関係でうまくいかないのでは?」と思われてしまいます。
入社動機を思い出す
銀行ではチームワークも大切と聞いており、仕事を進めるでチームワークを大切にする企業を志望して入行しましたが、それができなくなったからです。
現状の不満を入社動機に合わせてポジティブに変換する
銀行では思っていたよりもノルマが重視されていて、チーム間でコミュニケーションをとることはほとんどありませんでした。同僚同士のコミュニケーションも、どうやっていかに高い成果を出すかが重視されていたため、社内がギスギスしていました。
転職理由を、応募企業の志望動機に繋げる
チームで団結して一つの目標も持って行動することができる企業に転職したいと考え、貴社に応募しました。
お願い営業が嫌だった
銀行員は意味のない投資信託の販売やお客様に無理にお願いして融資したりする営業をしている人が多いです。
しかし正直に「銀行でお願い営業ばかりで嫌だったんです」と話すと、面接ではやる気がないと思われ、確実に落とされてしまいます。
入社動機を思い出す
銀行ではコンサルティング業務も出来て融資も出来ると聞いていたので、お客様の課題解決をしたいと思っていましたが、それが出来なくなってしまったからです。
現状の不満を入社動機に合わせてポジティブに変換する
投資信託や融資をお客様に無理にお願いしてやってもらうのは、果たして本当にお客様のためなのかと思うようになり、自分の仕事自体が嫌になってしまいました。
転職理由を、応募企業の志望動機に繋げる
お客様の意向に寄り添って課題解決をすることができる企業で転職したいと考え、貴社を希望しました。
まとめ
銀行員の転職で注意したいことは、転職理由が他責思考だと思われないことを心がけてください。
転職する理由を考える際には「入社動機を思い出す」「不満をポジティブに変換する」「転職理由を志望動機に繋げる」ことです。この3ステップを踏むことによって、マイナスの印象を減らすばかりか、あなたの仕事への前向きさアピールする事ができます。
また、上記以外についても職務経歴書の書き方や面接の対策を万全にしたい方は、転職エージェントに相談するのがおススメです。
転職エージェントは無料で転職相談にのってくれますし、あなたの転職の悩みを聞いてくれます。
私も転職エージェントを活用して銀行からの転職に成功することができました。転職エージェントは転職活動の進め方や非公開の求人情報なども教えてくれますし、転職者自身に合った求人も紹介してくれます。
メガバンクから転職、地銀から転職も気になる方は、以下の2つの記事もチェックしてみてくださいね。
もし少しでも転職に悩んでいるのであれば、まずは転職エージェントに相談してみましょう。
一人で悩みを抱え込まず、気楽に相談してみてください。
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