銀行員は転職活動で資格をPRすれば良いのか?転職で使える資格とは

銀行員は転職活動で資格をPRすれば良いのか?転職で使える資格とは

銀行員の資格は転職で使える?

こんにちは、元銀行員、株式会社Youth Planet-転職エージェント編集部です。

今回は銀行員の方から以下の質問を受けたのでお答えしていきたいと思います。

銀行勤務の4年目です。現在リーテルで業務をしていますが、今の銀行の環境を考えると転職を見据えて、資格を取得しておく必要があると考えています。現在会計系の資格は簿記2級と証券アナリストを取得しています。この他に、転職に役立つ資格はありますか?

この答えからお伝えすると、転職は資格が主な評価項目ではなく、銀行業務の中であなたが積み上げてきた実績が評価されます。そこで、目指す職種や業界を決めて逆算して資格を取得するべきか考えることが重要です。

また、目指す職種や業界によっては、資格取得が有利に働く場合もありますが、資格さえ取れば転職がうまくいくというのは大きな間違いです。

銀行員の中には資格があれば転職は成功しやすいと勘違いしてしまい、資格勉強に限りある時間を無駄に使ってしまう方もいます。

しかし、転職活動で「この人は何のために資格勉強をしてきたのか理解できない」とマイナスな印象を与えてしまうことだってあります。

このページでは、銀行員が転職をする際に、どの資格が転職で使えるのか、資格以外に何をPRしていけば良いのかをまとめました。


<2024年2月の転職情報>

※ 企業は今期中に採用予算を消化させようとしてくるため、内定率も上がるため、転職を悩んでいる方にもオススメのタイミングです。
2月は転職希望者が本格的に転職活動に動き出す時期ですので求人を先に確保することが必要です。
以下のステップで転職のライバルに差をつけることを強くオススメします。

  1. 複数の転職エージェント(『doda』『リクルート エージェント』など)に登録する
  2. それぞれのエージェントから連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける
※2月は転職エージェントも気合いを入れてサポートを行うタイミングですので、登録後は、転職エージェントに流れを任せておけば、転職活動を円滑に進められるでしょう。

また、転職サイトで求人を集めたい方は、国内最大級の求人数を保有している『リクナビNEXT』への登録を早めに行うことをオススメします。

銀行員が転職するには資格は有利?

銀行は社内で資格の取得が必要になってきますが、これらの資格を持っていることが必ずしも転職活動に有利に働くわけではありません。

この線引きは、転職したい職種や業種によって変わってきます。

簡単な例ですが、経理職を目指している人は日商簿記検定2級の資格を取得しておくと、転職ではプラスのPRになることもあります。

逆に、転職したい業種や業界を決めていない状態で「資格は転職に有利だ!」と関連性のない資格を取得しても採用担当者からは「この人は何のためにこの資格を持っているのだろう?」と理解されない場合もあります。

銀行で取得した資格を生かせる2つのケースをご紹介します。

  1. 他の銀行へ転職する場合
  2. 同じ業界へ転職する場合

他の銀行へ転職する場合

最近の20~30代の銀行員は、銀行の古い組織体制に嫌気がさし、他の業界へ転職を好みますが、あえて他の銀行へ転職する場合は銀行で取得した資格があると便利です。

1. 銀行業務検定

2. 証券外務員

3. 保険関連

これらは、銀行員であれば取得している資格ですが、銀行業務検定は銀行への転職では重要です。

同じ業界へ転職する場合

同じ業界であれば、保険や証券会社、その他にも関連の外郭団体などが転職先としてあげられます。

このような場合、以下の資格が転職で有利になります。

1.証券外務員

2.保険関連

3.FP

4.証券アナリスト

銀行から異業種への転職の場合

私も銀行から転職を経験し、現在は転職エージェントとして多くの銀行員の転職相談を受ける中でお伝えしていることは、銀行で取得してきた資格の中で、異業種への転職で生かせる資格の例は以下になります。

1.日商簿記

2.税理士

3.宅地見物取扱士

日商簿記は財務諸表や会計管理の知識の証明になりますので、他業種でも特に企業の経理部門などへの転職に有利です。

また、税理士や宅地見物取扱士は銀行員でも取得必須の資格ではないのですが、融資業務についてる人や、税金などの取扱への知識を深めるために税理士の資格を取得している人もいます。

税理士は税理士事務所への転職には必須ですし、不動産業界への転職には宅地見物取扱士を持っているとかなり有利です。

また、税理士と宅地見物取扱士に関しては、自分で事務所を開くこともできるので、持っておいて損はないですね。

銀行員の転職では資格以外に何が評価される?

そもそも、転職で銀行員が評価されることは、これまで銀行内で身につけてきた経験やスキルが、転職先ですぐに戦力になるかどうか。『要は即戦力なのか?』ということです。

営業職であれば、すぐに数字を作ってくれるのか?銀行とは違う環境ですぐに成果を上げてくれるのか?

事務職であれば、PCスキルはあるのか、なくてもすぐに身につける努力ができるのか?

このように、転職は即戦力なので、前提条件としては実績があるのか、転職後にすぐに即戦力として活躍できる根拠があるのか評価されているのです。

ですので、銀行員は転職を考えるときに、闇雲に資格を取得しておけば良いだろうと思わず、『あなたがどの業界や職種に転職したいのか』を見据えて逆算して実績を整理しておき、必要であれば資格を取るという姿勢が必要なのです。

銀行員で資格以外のPR方法に悩んでいる方

ここまで読み進めていただくと、銀行員の方で「資格以外に何をPRしていけばいいのか。。。」と悩んでしまうかたもいらっしゃるかと思います。そこで、銀行員が資格以外で売り込む経験やスキルをご説明していきますね。

銀行員と一口に言っても、あなたの年齢や職種、銀行の種類によって企業に売り込むポイントが変わってきます。

このページでは、よく質問のある職種別のPR方法について説明していきます。

銀行員の職種別!ここをPR!

この章では、銀行を経験する中で身についたスキルや経験を上手く転職でPRできるよう職種別の強みを理解していきましょう。

一般職の経験で有利に進めたい方

銀行の一般職経験者で転職を有利に進めたい方は、以下の3PointをPRすることで、転職を有利に進めることができます。

  1. 業務の正確さ
  2. 連携する力
  3. 対人能力&タフさ

銀行の一般職経験者の方は、他の業界の事務職の人との差を出すことが、一番の強みになります。

営業職の経験で有利に進めたい方

銀行の営業職(個人営業・法人営業)経験者で転職を有利に進めたい方は、以下の3PointをPRすることで、転職を有利に進めることができます。

  1. 営業の行動量
  2. 目標から逆算した行動ができる
  3. 周りを巻き込む力

あくまでも銀行の営業マンが強みとして考えられるのは、しっかりと営業の行動量も担保しながら、年間の予算を達成するために営業の質をあげているのかという点です。その両方をバランスよく兼ね備えているのが銀行員営業マンの特徴なのです。

本部の経験で有利に進めたい方

本部の経験者が転職で有利に進めたい場合、専門性を生かしたエピソードを話していく必要があります。

しかし、銀行の本部部署は、仕事が大きすぎるので一般企業では使いづらい能力が身についてしまっている人も多いのも事実です。

以下の3つのポイントを意識しながら、何ができるのかという点を分解して伝えていく必要があります。

  1. ジョブローテーション
  2. 業務の全体像を把握しておく
  3. PDCAをどう回しているか

<参考記事>

銀行員のあなた!!銀行員の職種別(一般職・営業・本部)に自己PRでなにを強みとして話していますか?一般企業の人事が銀行員で転職してくる人に求めていること、やっぱり銀行員の人ってすごいなと思ってくれるポイントを整理してみました。

最後に…

繰り返しお伝えしますが、転職とは即戦力のPRが必要なので、銀行内で積み上げてきた実績をまずは整理してください。

しかし、多くの銀行員の方は銀行内の実績と転職先の会社で何が求められているのか繋げることができずに、転職を失敗されている方も多いのが現実です。

転職のポイントを把握せずに、転職活動を進めてしまうので「あれ…想像していたより転職が上手くいかない…」と感じてしまうのです。

そこで元銀行員の私がお伝えできる、銀行員が転職を有利に進める方法は「”金融業界からの転職に強い”転職エージェントを活用すること」です。

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弊社 株式会社Youth Planetでは以下の3つの理由で、銀行から転職を有利に進めることができるとされています。

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