【銀行経験者の転職方法】元銀行員が転職を有利に進める方法を大公開

【銀行経験者の転職方法】元銀行員が転職を有利に進める方法を大公開

銀行経験者の転職は有利?

こんにちは、元銀行員、株式会社Youth Planet-転職エージェント編集部です。

今回は、銀行を経験すると転職に有利になるのか?という質問を受けましたのでお答えしていきたいと思います。

26歳銀行員です。銀行員から転職を目指しています。銀行員を経験すると転職に有利と聞いたことがありますが、本当に有利なのでしょうか?また、なぜ有利なのでしょうか?

上記の質問の答えからお伝えすれば「銀行を経験すると転職は基本的に有利です。」

しかし、年齢や職種、銀行の種類(メガバンクや地銀)など前提条件によって銀行経験者が転職に有利になるのか話が変わってきます。

なぜなら、転職とは1つの市場ですので、当たり前のように世の中の「需要」と「供給」で成り立っている為、条件分岐が必要なのです。

銀行を経験したけど今の私の年齢や職種で転職が有利に進めることができるのか知りたい!という方は全てを一読して頂くことで、転職を有利に進めることができるのか明確にすることができます。


<2024年2月の転職情報>

※ 企業は今期中に採用予算を消化させようとしてくるため、内定率も上がるため、転職を悩んでいる方にもオススメのタイミングです。
2月は転職希望者が本格的に転職活動に動き出す時期ですので求人を先に確保することが必要です。
以下のステップで転職のライバルに差をつけることを強くオススメします。

  1. 複数の転職エージェント(『doda』『リクルート エージェント』など)に登録する
  2. それぞれのエージェントから連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける
※2月は転職エージェントも気合いを入れてサポートを行うタイミングですので、登録後は、転職エージェントに流れを任せておけば、転職活動を円滑に進められるでしょう。

また、転職サイトで求人を集めたい方は、国内最大級の求人数を保有している『リクナビNEXT』への登録を早めに行うことをオススメします。

銀行員が転職したい理由5選!

銀行員の離職率は3年で3割、5年で半年と言われています。

一昔前まで安定している職種として人気だった銀行員ですが、特に2013年の異次元金融緩和を機に年々離職率は高まり2017〜2019年では11%前後を推移しています。(厚生労働省調べ)

弊社でも銀行員の転職サポートを多く行なってきましたが、転職者が銀行から転職したい理由としてあげられるのは主に以下の5つです。

・人間関係
・仕事へのやりがいが持てない
・転勤が多くてワークライフバランスが取りにくい
・金融業界の不況に危機感
・職場環境がよくない

以上5つの理由について解説していきましょう。

人間関係

銀行に限らず人間関係の問題はどこの職場でもありえる問題です。

特に年功序列制が色濃く残っている銀行では、昇給や昇進は上司の評価1つで大きく変わってくるので、業務の成績より上司のご機嫌取りや根回しに疲れてしまう銀行員は多いです。

仕事へのやりがいが持てない

銀行の仕事はお金を取り扱う業務なので確認作業が多く、淡々とこなす作業がほとんどなので慣れていくにつれ仕事を楽しいと思えずやりがいを持てなくなる銀行員が多いです。

そのうちに他業界で働く友人をうらやみ、自分も転職すればもっと楽しく仕事ができるのではないかと考えて転職する銀行員が年々増えています。

転勤が多くてワークライフバランスが取りにくい

銀行の中でも地方にも支店のあるメガバンクに当てはまるケースですが、メガバンクと言われる大手銀行には転勤がつきものです。

独り身でも度重なる引越しは大変ですが、家族がいると転勤するにも子供の学校や配偶者の職場などの兼ね合いから単身赴任になる方も多いです。

そうなると、家族の時間を設けることが難しくなるので、転勤を機に転職を考える銀行員は多いです。

金融業界の不況に危機感

金融業界の衰退による利益現象から早期退職者を募る銀行が増えてきました。

また、店舗縮小やAI機器の導入により人員削減を行なっている銀行も増えてきたこともあり、銀行で働いていく中での将来性に不安を感じ他業種にチャレンジする銀行員も少なくありません。

職場環境がよくない

銀行は保守的な傾向にあり、リスクを回避するために様々なことを決定するのにも時間がかかります。

また、年功序列の縦社会の古いしきたりもあり上のものに意見を言い難かったり、新しいことや変化を拒む上司も多く風通しの悪い職場に嫌気がさしている銀行員が多いです。

銀行経験者が転職で有利になる年代

この章では、同じ銀行員でも年代によって転職が有利に働くかを説明していきます。

転職市場価値が高い20代

20代の銀行経験者は他の業界へ転職することで非常に有利に進めることができます。

ゴリゴリと業務を遂行していくことができ、地頭も悪くないという印象を抱かれていることが多く、転職を有利に進めることが可能です。

1,2年目はそこまで異業種とのさはつきませんが、3-5年目の銀行経験者は他の業界と比べても転職市場価値は高いと言える為、転職を有利に進めることができると言えます。

専門性を生かせ!30代

30代の銀行経験者は、特に金融業界では需要があり転職を有利に進めることができます。

特に銀行で培った経験・能力を活かせる同じ金融業界、同業種であれば引く手数多です。具体的には外資系金融機関、クレジットカード、保険、証券などが挙げられます。

一方で、金融業界では30代に入ると20代と比べると異業種への転職は難しくなります。未経験から入るには若いとは言えない年齢ですし、即戦力にもならないからです。

また、年収は1,000万円を超えてくるからもいるので、なかなか他の業界への転職がプライドや家族の関係で難しくなってしまうのも事実です。

30代の銀行経験者が転職を有利に進めるコツは、身につけた専門性を正しくPRすることです。

これまでのコネを生かすべき40代

40代の銀行員の転職は20代、30代と同じように正攻法で進めていくのは困難です。

40代の銀行経験者は、仲の良いお客さんの企業に財務部長等のポジションなどで引っ張ってもらうことが転職を有利に進めるコツです。

むしろ、お客さんに引っ張ってもらえないようなレベルの銀行員であれば、転職なんてしない方が幸せに残りの社会人生活を過ごせると思います。

<参考記事>

採用側の視点で年齢別に分けて銀行員の転職の強みと転職先をまとめました。銀行員は年齢によっては転職が不利になることも正直あります。銀行員の転職の強みを正確に把握して、転職を考えていきましょう。

銀行出身者大歓迎の企業・部門

銀行出身者は大企業、中小企業だけでなく、少数精鋭のベンチャー企業でも歓迎される人材です。

特に企業の管理部門では銀行出身者は重宝されます。

特におすすめの「ベンチャー企業・スタートアップ」「企業の管理部門」について、銀行出身者が歓迎される理由を解説します。

ベンチャー企業・スタートアップ

ベンチャー企業やスタートアップ企業で銀行員が重宝される理由としては、社内統制の構築に元銀行員は適任だと考えるからです。

銀行からベンチャー企業に転職してCFO職(最高財務責任者)や経理・経理管理部門の責任者になる人も多いです。

銀行と違いベンチャー企業やスタートアップでは発展途上の会社が多いので、すでに体制が整っている企業よりも融通がききます。

ガチガチに規則で縛られた銀行で窮屈な思いをしていた人にとっては、自分の能力や経験をおもう存分に発揮したいと考える人におすすめの転職先です。

>>銀行からベンチャー企業への転職には株式会社Youth Planet!是非ご相談ください!

企業の管理部門

銀行をはじめとする金融業界出身者は数字に強いため、大企業や中小企業の管理部門に求められる人材です。

企業のの経営管理において、数字周りの管理は非常に重要で数字の正確さを求められる仕事が多いので、常に数字を管理してきた元銀行員は大歓迎なのです。

実際、上場企業の管理部門の役員には銀行などの金融業界出身者が多く名を連ねます。

銀行員の転職が有利になる資格

銀行ではお金の管理や金融商材の取り扱いのために入社後様々な資格を取得します。

その中でも銀行員の転職に有利になる資格に以下の4つが挙げられます。

・ファイナンシャルプランナー(FP)
・証券外務員
・宅地建物取扱士
・日商簿記

それでは順に解説していきます。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーの中でも銀行員の取得するのは国家資格の「FP技能士」です。

FP技能士の2級以上を保有していると銀行からの転職には有利になります。

FP技能士の資格取得には金融や保険、証券に関する幅広い知識が求められますので、顧客様の資産運用の相談を受ける機会が多い金融業界・保険業界への転職で評価される資格です。

証券外務員

証券外務員の資格は、銀行に入行後半年以内に取得しなければならない資格なので、銀行での業務経験がある人は必然的に持っている資格です。

証券外務員には二種外務員資格と一種外務員資格があり、二種外務員資格では株や債権などの金融商品は扱えますが、信用取引などのリスクの高い商品は取り扱えません。

一方一種外務員資格は二種外務員資格で取り扱う金融商品に加え、信用取引やデリバディブ取引など全てを取り扱うことができますので、銀行や信用金庫、証券会社への転職を考えている人は持っておきたい資格です。

宅地建物取扱士

宅地建物取扱士は融資の際の不動産担保登記や不動産評価の際に必要になってくる資格で、融資営業を行なっている銀行員は取得している資格です。

不動産業界への転職には宅地見物取扱士の資格取得で得た不動産の知識は有利になります。

日商簿記

銀行では取引先の財務諸表を読むことが多いので、日商簿記の取得を義務化している銀行が多いです。

日商簿記は顧客の財務状況の把握・分析に必要な資格で1〜4級がありますが、銀行員が持っているのは2級です。

日商簿記を保有しているということは、企業の経理事務に必要な会計知識や財務諸表の読み取り、基本的な経営管理の知識があるということがアピールできます。

ただし、銀行員の転職で有利になるのは2級以上になります。

職種の経験を生かして転職を有利に進める!

この章では、銀行を経験する中で身についたスキルや経験を上手く転職でPRできるよう職種別の強みを理解していきましょう。

一般職の経験で有利に進めたい方

銀行の一般職経験者で転職を有利に進めたい方は、以下の3PointをPRすることで、転職を有利に進めることができます。

  1. 業務の正確さ
  2. 連携する力
  3. 対人能力&タフさ

銀行の一般職経験者の方は、他の業界の事務職の人との差を出すことが、一番の強みになります。

営業職の経験で有利に進めたい方

銀行の営業職(個人営業・法人営業)経験者で転職を有利に進めたい方は、以下の3PointをPRすることで、転職を有利に進めることができます。

  1. 営業の行動量
  2. 目標から逆算した行動ができる
  3. 周りを巻き込む力

あくまでも銀行の営業マンが強みとして考えられるのは、しっかりと営業の行動量も担保しながら、年間の予算を達成するために営業の質をあげているのかという点です。その両方をバランスよく兼ね備えているのが銀行員営業マンの特徴なのです。

本部の経験で有利に進めたい方

本部の経験者が転職で有利に進めたい場合、専門性を生かしたエピソードを話していく必要があります。

しかし、銀行の本部部署は、仕事が大きすぎるので一般企業では使いづらい能力が身についてしまっている人も多いのも事実です。

以下の3つのポイントを意識しながら、何ができるのかという点を分解して伝えていく必要があります。

  1. ジョブローテーション
  2. 業務の全体像を把握しておく
  3. PDCAをどう回しているか

<参考記事>

銀行員のあなた!!銀行員の職種別(一般職・営業・本部)に自己PRでなにを強みとして話していますか?一般企業の人事が銀行員で転職してくる人に求めていること、やっぱり銀行員の人ってすごいなと思ってくれるポイントを整理してみました。

元銀行員が転職を有利に進める方法を大公開

銀行経験者が転職を有利に進める方法は、他業界で生かせるスキルや経験を職務経歴書にまとめ、面接で正しく伝えていくことです。

しかし、多くの銀行経験者は転職のポイントを把握せずに、転職活動を進めてしまうので「あれ…想像していたより転職が上手くいかない…」と感じてしまうのです。

そこで元銀行員の私がお伝えできる、転職を有利に進める方法は「”金融業界からの転職に強い”転職エージェントを活用すること」です。

転職を有利に進めるなら株式会社Youth Planet

弊社 株式会社Youth Planetでは以下の3つの理由で、銀行から転職を有利に進めることができるとされています。

金融業界出身の転職エージェントが多数所属
質の高い求人を保有
満足度の高い転職相談

弊社 株式会社Youth Planetでは、金融業界出身の転職エージェントが多数所属している為、地銀からの転職が強みです。弊社代表もメガバンクから転職を経験しております。

弊社の特徴の1つに「質の高い求人を保有している」ことが上げられます。弊社は20社・30社も求人をご紹介することはありません。なぜなら大量に求人を送りつけることは転職者にとって、負荷がかかってしまうと考えているからです。十分にキャリアの棚卸しやヒアリングを重ねて、転職後満足・納得出来るようリサーチしてから、求人をご紹介させて頂いております。

また、弊社では満足度の高い転職相談を行っております。転職エージェントによっては、転職相談でヒアリングも行わず、ひたすら転職しやすい求人(ブラック企業や常に人が足りていない企業)しか紹介されない場合もあります。

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さらに、弊社にはメガバンクから転職経験を経て現在転職エージェントとして活躍しているエージェントも複数いますし、地銀からの転職は遠方転職などの転職障害に対して最善の提案を行うことも可能です。

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