退職理由はホンネでいいの?上司が納得する正しい理由(例文あり)

【例文あり】退職理由は本音でいい?上司が納得する退職理由の伝え方

こんにちは、株式会社Youth Planet-編集部です。

上司が納得する正しい退職理由とは、上司に「あなたの退職の決断は悩みに悩んだ結果なんだ」会社から気持ちよく送り出したいと思わせる内容です。

実際、転職相談を通じてよく聞く退職したい理由は、以下の3点です。

  • 会社の不満、非難
  • 人間関係の問題
  • 仕事が合わない、好きでないこと

このような問題が起こっているときに限って、体調を崩したり、評価されなかったりすることで、一気にモチベーションが下がり、ストレスを強く感じるようになる方も多いでしょう。

そんな多くの人がネガティブな気持ちになってしまう退職理由をホンネでいうことは正しいのでしょうか。

実はこれらの退職理由は、退職を強く引き止められます。

退職で会社を去るといっても、現職の人とは今後も関わりがあったり、転職先によっては仕事で再び顔を合わせたりしますので、退職を引き止められ、さらに疲弊して、周りとの関係悪化は避けたいところです。

円満退職を目指す上で、正しい退職理由と切り出し方は重要です。この記事では正しい退職理由切り出し方についてお伝えします。


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退職理由を本音で伝えるのはアリ!?

転職者から『上司に退職理由を本音で伝えて良いのでしょうか?』と質問を受けることが多いです。もちろん本音で伝えても構いません。しかし、本音で伝えている人は実際どれくらいいるのでしょうか?

引用:人事のミカタ

人事のミカタの調査によると、転職社の半数以上が退職理由を本音で伝えていないという結果でした。

その理由としては、誰でも「円満退職」を望んでいるからです。今の職場に不満があったとしてもわざわざ正直にいってトラブルを起こして終わりたくないですよね。

そのため、会社にたいしていろんな不満があったとしても「一身上の都合」というよく言う「建前」に集約し退職の意思を伝えるわけです。

会社側としても個人的なことには口を出すわけにはいかず、退職を受け入れることになります。

退職理由で伝えない方がいいこと

以下の様な退職理由は引き止められることが多いので注意が必要です。

  1. 会社の不満、非難
  2. 人間関係の問題
  3. 仕事が合わない・好きでないこと

「会社の不満、非難」「人間関係の問題」「仕事が合わない・好きでないこと」という退職理由は、待遇の改善や環境を変えるなどの配置転換、配属先の変更を打診され、退職を強く引き止められる可能性あります。

とは言っても、「会社の不満、非難」「人間関係の問題」「仕事が合わない・好きでないこと」という退職理由は具体的にどういうことか分かりずらいですよね。

具体例を交えながら、下述で説明していきます。

オススメされない理由①:会社の不満、非難

会社の不満・非難の具体例としては、以下の3つが多いですね。

  • 「残業時間が長い」
  • 「労働に対して収入が見合わない」
  • 「休日出勤を強要される」

このようなケースは、上司や会社から引き止めにあう可能性があります。

なぜなら、待遇改善を提案すれば会社に留まってくれる可能性があり、会社に必要な人間と情に訴えれば、残ってくれる人がいるからです。

また会社の不満や非難が退職理由では、上司の管理能力が疑われかねません。

上司自身の保身のために、あなたの会社への不満に対して理解を示し、代替案を提案するものの、退職交渉中の約束は口約束も多く、実際は待遇を改善されなかったと話される方も多いです。明確な退職理由や意思があるならば時間の無駄です。

オススメされない理由②:人間関係の問題

会社内の人間関係の問題は、以下の3つが多いです。

  • 「上司と合わなくてストレス」
  • 「仕事中おしゃべりばかりで仕事にならない」
  • 「業務後も暗黙の了解で飲みに行かなくてはならない」

この退職理由は、環境を変えるなどの配置転換、配属先の変更を打診され、退職を引き止められる可能性があります。

実際に私の前職の話ですが、人間関係で悩んでいた同僚が上司に相談していました。すると、社内の配置転換や配属先変更の打診をされ退職を引き止められているのを何度もみたことがあります。

このように社内で問題を打破できるならば、人間関係は退職するほどの理由になるのかということです。

人間関係の問題を社内では解決できないと至ったならば、引き止めをきっぱりと断ればいいのですが、そもそも引き止めに会う可能性のある理由はおすすめできません。

オススメされない理由③:仕事が合わない・好きでないこと

仕事が合わない・好きでないという理由は、現在の仕事が合っていないのではないかと判断され、社内の配置転換や配属先変更を進められ、引き止められることが多いです。

もしあなたが入社1、2年目ならば会社側もまだあなたのことを十分理解していない可能性もあるので、お互いにWin-Winになる共通点がない可能性があります。

そのため上司は、社内にあなたにあった仕事がないか探して打診して、引き止められる可能性もあります。

オススメされない退職理由は、理由としての妥当性がないと判断されてしまったり、上司を保身に走らせため、交渉を難航させる可能性があることがわかってきましたよね。

次章で上司を納得させる正しい理由をみていきましょう!

【例文あり】退職理由のポジティブな伝え方

円満退職を目指すための退職理由は、上司が納得する理由であるかどうかにあります。

退職理由の良い例は以下の4つです。

  1. 次の職場でやってみたいことがある
  2. 結婚による退職
  3. 介護による退職
  4. 病気による退職

これらが良い例としていあげられる要素としては2点です。

  • ポジティブな退職
  • やむを得ない退職

それでは退職理由の具体的な例文をみていきましょう!

正しい退職理由①:次の職場でやってみたいことがある

退職理由へ揺るがない意思がある方は「新らしい環境でチャレンジしたい」という熱意を伝えることがポイントです。

お忙しいところ、お時間ありがとうございます!

大変申し上げにくいのですが、◯月末で退職させていただきたいと思っております。

色々と至らない点の多い私をここまでご指導いただき、大変感謝しています。

ですが実は〇〇に興味があり、かねてより挑戦したいと考えていました。

自分の力を試したいという思いを捨てきれず、退職を決断いたしました。

誠に勝手ながら、ご了承いただけますようお願いいたします。

正しい退職理由②:結婚による退職

女性であれば、結婚を機に退職をするということもあるでしょう。寿退社をする場合は、次のように伝えます。

お忙しいところ、お時間ありがとうございます!

この度、結婚することとなりました。家庭を守ることに専念したいため、退職させていただきいます。

色々と至らない点の多い私をここまでご指導いただき、大変感謝しています。

正しい退職理由③:介護による退職

お忙しいところ、お時間ありがとうございます!

大変申し上げにくいのですが、◯月末で退職させていただきたいと思っております。家族が高齢となったため、介護に専念したく退職の意思を固めました。

これまで誠にありがとうございました。

正しい退職理由④:病気による退職

お忙しいところ、お時間ありがとうございます!

大変申し上げにくいのですが、何とか続けたいと思い頑張って参りましたが、持病が悪化し、しばらくは療養するために、一旦退職という形をとらせていただくことにしました。

上司の納得度を高める退職理由の切り出し方

上司の納得度を高めることは、円満退職へ重要なポイントです。

退職理由が正しくても切り出し方を間違えると退職交渉が難航しかねません。

上司が納得する退職の切り出し方は、以下の点を押さえましょう。

就業時間外に、会議室など個室で、直属の上司に感謝の気持ちは持ちつつ、退職するという気持ちは心の中にしっかり持って、退職したい日を伝える

基本的には口頭で切り出すようにします。突然、退職届を出すことは円満退職を目指す上で適切な行動とは言えません、退職願が必要かどうかは就業規則を確認しましょう。

上司の納得度を高める退職理由にするためには、交渉相手の状況を知っていることも重要です。

退職を切り出すタイミング

退職を切り出すタイミングですが、退職することは会社にとっては残念なお知らせです。切り出す良い条件があるとは言えません。

しかし、避けた方がいい条件はあるのでお伝えしておきますね。

  • 繁忙期
  • 人事異動の直後
  • 重大なプロジェクトの進行中

退職時期を誤って、交渉相手である上司が落ち着かない状況の中での退職の切り出しは、お互い良い方向に話が進まない可能性があります。

アポは、就業時間外が望ましい

退職の意思を伝えるときは、まずは上司に就業時間外に面談のアポを取りましょう。

「お時間をいただきたいのですが、よろしいでしょうか」

「相談があるのですが、よろしいでしょうか」

などがアポを取る言葉としては適切です。

場所は個室など周りに聞かれないところが良い

退職については、周りの人に退職の申し出だと悟られないように伝えることが重要になります。退職が確定してもいない状況で周囲にわかってしまうと、チームを混乱させてしまいます。

いよいよ退職の意思を切り出します

退職するという気持ちは心の中にしっかり持って、柔らかい言い方で退職の意思を切り出すことがポイントです。

退職するという意思が強すぎて一方的に「絶対に○月○日に退職します!」という姿勢は上司に拒絶反応を起こさせてしまいます。

また逆に柔らかい言い方すぎて「退職について相談です」といった姿勢で臨むと引き止められる可能性も高くなります。

「かならず退職する」という意思を強く持つことは重要なのですが、退職までの時間や退職後の関係において、飛ぶ鳥あとを濁さずに旅立つには周りへの配慮がとても大切です。

まとめ

上司が納得する正しい退職理由は、ポジティブに伝えること、切り出し方は柔らかくが重要なことはわかりましたよね。

事前に、退職の引き継ぎや有休消化など、退職手続きの流れなど事前に確認し、退職を引き止められて疲弊しないためにも、退職までの段取りを組むことが重要です。

そして退職交渉中は、迷っている雰囲気を出すのはよくありません。上司に切り出す前に今一度確認して欲しいことが3つあります。

  • 「本当に退職していいのか」
  • 「いつまでに退職したいのか」退職の期限を決める
  • 「上司に納得してもらえる退職理由か」

問いかけに対して明確な答えを用意して、上司が納得する正しい退職理由で円満退職を目指しましょう!

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