転職で成功する人、成功しない人の大きな違いを知っていますか?
それは、募集企業の採用フローの裏側を知った上で、「好印象を与えるマナー」と「面接質問対策」を徹底的に準備できるかできないかです。
転職面接については、メガバンクと大手IT会社の面接担当も経験している株式会社Youth Planet代表 転職エージェント堀田の経験とノウハウを元に作成しました。
インターネットに溢れている情報では面接官の視点が含まれていない情報が非常に多いため、こちらの記事を何度も読んでいただいて準備を進めていただければ幸いです。
全て読んでいただくことで、転職の面接通過率・内定率は驚くほど上がること間違い無いでしょう。
秘訣1. 面接準備:採用フローの裏側
ここで転職エージェントと面接官の経験がある転職エージェント堀田だからこそ知っている情報をご紹介します。
あなたは、希望している企業の採用フローの裏側を知っていますか?
秘策1-1. 抑えるべき3つの採用フロー
基本的に、以下の3つの採用フローを構築し採用担当は募集をかけてきます。
- 経営陣(役員)が会社全体の向かうべき方向を示す(IRなどに今後の展望・中期経営計画などを記載)
- 経営陣の方針に基づいて、各現場がどういう風に戦略を打つのか考える(国内拠点を強化するのか、海外進出をするのか、etc…)
- 人事部で各現場の状況に応じて、必要人員を吸い上げて、採用要件をまとめて、求人募集を出す
つまり、①会社の向かうべき方向を理解し→②事業の戦略を把握→③採用要件(どういう人が必要)を確認すれば、基本的に面接で何を聞かれても間違った答えにはなりません。
秘策2. 面接のマナー
メラビアンの法則(相手に与える第一印象の要素)をご存知ですか?
これは、話の内容そのものよりも、ボディランゲージや清潔さの見た目の印象(視覚情報)の方が相手に伝わる影響力が大きいという心理学の法則です。
- 視覚情報:見た目など55%
- 聴覚情報:口調や話す速度など38%
- 言語情報:話の内容など7%
上記は面接であなたが話す内容(言語情報)は7%ほどしかなく、面接マナーや服装=見た目が55%の印象を決めるという結果なのですね。
面接官
企業の人事の飲み会などで盛り上がる話は、「20代営業で日焼けサロンに通っている中途採用の面接は意外に通りやすい!」です。実は見た目のオーラやマナーで好印象を与えると通過率は上がります。
特に一次面接はビジネスマナーをチェックされますので、自信がない方は下の2つの記事を参考にしてください。
▼参考記事▼
秘策3. 面接の持ち物
面接官
転職面接で残念に思うのが、持ち物の忘れ物です。必要な持ち物を忘れてしまうと不合格になってしまいます。
必要な持ち物を忘れてしまって不合格になってしまうと、書類選考や面接対策の時間が全て無駄になってしまいます。
▼参考記事(チェックリスト付)▼
秘策4. 面接の日程調整
働きながら転職活動を行う際に苦労した点については、「平日の面接が多い」との回答が最も多く、全体の33.8%となっています。
出典元:マンパワーグループ
このように多くの転職(中途採用)者が悩んでいる「転職の日程調整」。
しかし、上司に伝えたり現職をやめて転職に専念することは基本的に避けて下さい。
▼参考記事▼
秘策5. 面接の自己紹介
面接官
自己紹介が長かったり、話がわからないと正直後の話を聞こうと思えなくなる。
面接の「自己紹介」は1分間で、以下の4Pointを意識して作り込んでください。
- 簡潔かつシンプルに
- 数字を入れる
- 始まりと終わりに挨拶を入れる
- 面接官の目を見て明るく大きな声で
▼参考記事▼
秘策6. 一次面接(特徴・想定質問・対策)
秘策6-1. 一次面接の特徴=減点方式
一次面接は人事の面接官が多く、面接のやり方を勉強してきている為、しっかりと転職(中途採用)者の話を聞きながら減点方式で点数付けしています。
また、トラブルが発生した時は、責任は採用した人事にくる為、「この中途採用者を採用して会社にトラブルが発生しないか」という側面を慎重にチェックしています。
秘策6-2. 一次面接!4つの想定問題
一次面接では、「第一印象(ビジネスマナーや性格・会話力)」や「経営理念や採用のテーマに沿った人物かどうか」を注意深くチェックされます。
以下が一次面接の5つの想定問題ですが、あなたはどう答えるか一度考えてみましょう。
- 今までの職務経歴を教えてください。
- 前職の退職(転職)理由は何ですか?
- 当社を志望した理由は何ですか?
- 最後に、何か質問はありますか?
想定問題に対する対策は以下でご紹介していきます。
秘策6-3. 一次面接の3つの対策
一次面接でよく聞かれる下記の3つの想定質問の考え方をみていきましょう。
- 今までの職務経歴を教えてください。
- 前職の退職(転職)理由は何ですか?
- 最後に、何か質問はありますか?
今までの職務経歴を教えてください。
職務経歴=面接であなたがPRしたいことの概要です。
Pointは最終学歴後の職務経歴を簡単に話します。内容については後に改めて質問されることになりますので、ここでは簡単に経験した業種・役割・実績を簡単に伝えられれば大丈夫です。
例) ▲▲年に現在勤めています株式会社◯◯に新卒入社し、今年で✕✕年目になります。営業部門に所属し、個人に対して投資用マンションの提案営業を行い、対目標比●●%、対前年対比◇◇%の実績を残すことができ、社内表彰を受賞しました。△名のチームリーダーを任されており、マネジメントには傾聴する姿勢が大事だと考え、メンバーとは、日々多くの時間コミュニケーションを取るようにしています。
前職の退職(転職)理由は何ですか?
退職(転職)理由の質問の意図は、「すぐに辞めてしまわないか」「会社や周囲のせいにする”他責”の癖はないか」をチェックしています。
対策は「正直&ポジティブ」に表現する3つのPointを押さえることです。
- 現職の入社理由を書き出す
- 不満を入社理由に合わせてポジティブ言い換える
- 退職理由を応募企業の志望動機に繋げる
もちろん、職場で人間関係や労働環境など嫌なことも多いかと思いますが会社や周囲のせいにする「他責」思考では不合格になります。
▼参考記事▼
最後に、何か質問はありますか?
この質問は「逆質問」と呼ばれていますが、十分に対策を行なっていない転職(中途採用)者が多い為、非常に差がつきやすいところです。面接官は、逆質問を通じて会社への興味や入社意欲の高さを厳しくチェックしています。
以下の3Pointを押さえて、面接に臨みましょう。
- 面接に準備する逆質問を5つ準備
- 面接する相手によって、質問を変える
- 面接官「個人」に訴える逆質問をしてを心がける
▼参考記事▼
秘策7. 二次面接(特徴・想定質問・対策)
秘策7-1. 二次面接の特徴=現場目線
二次面接は現場社員の面接官が多く、面接のやり方を特に勉強してきていない為、質問力が低く転職(中途採用)者の良い部分を引き出すのが下手な面接官も少なくないです。
面接官の質問に淡々と答えていると、本来PRしたい部分をPRできずに終わってしまう場合も多いので注意が必要です。
秘策7-2. 二次面接!3つの想定質問
二次面接では「現場とミスマッチがないか」「即戦力として活躍できるか」の2点を現場目線でチェックされています。
- 今までの仕事にどんな不満を持っていましたか?(転職理由)
- 前職での仕事の成果を教えてください(自己PR)
- 弊社があなたを採用するメリットは何ですか?(自己PR)
秘策7-3. 二次面接の2つの対策
二次面接では即戦力として活躍できるかを深くチェックされます。一次面接は通過するけど、二次面接は落とされる転職(中途採用)者は特に「自己PRが弱い」場合が多いです。
また繰り返しになりますが、一次面接の確認として「今までの仕事にどんな不満を持っていましたか?(転職理由)」を確認してくる場合もあります。
▼参考記事▼
二次面接の自己PR
- 前職での仕事の成果を教えてください。
- 弊社があなたを採用するメリットは何ですか?
2つの質問の意図としては、「即戦力をPRして下さい」ということです。以下の3Pointを押さえて、現場担当者が納得するPRを伝えましょう。
- 求められている人物像の理解
- 応募先企業とのスタイルのギャップの理解
- 数値を使って具体的に自己PR
▼参考記事▼
秘策8. 最終面接(特徴・想定質問・対策)
秘策8-1. 最終面接の特徴=減点方式
面接官が役員や社長など経営陣の場合、長期的な視点でチェックされます。
最終面接まで進んできたレベルの高い転職希望者を「長期的に貢献してくれるのか」とチェックしています。
役員面接は、年齢も50-60代の方たちが出てくることがほとんどで、夢などを語れる転職(中途採用)者の方が合格する可能性は高いです。
秘策8-2. 最終面接!3つの想定質問
最終面接では「大きな夢や目標・野望を持っているか」を質問の答えに織り交ぜながら語ることで、役員・社長レベルの面接官を納得させることができます。
以下の3質問を「5~10年後の自分」を意識して想定問題を組み立てましょう。
- 弊社で将来的にどのようなキャリアを築いていきたいですか?
- 仕事において大切にしたいことは何ですか?
- 他社でなくなぜ自社なのですか?
秘策8-3. 最終面接の2つの対策
経営者は常にもっと会社を良くしたい。もっと従業員にとって良い会社にしたい。もっと良いサービスを提供したいと思っているものです。あなたを採用することで、会社・組織にとって良い風が流れ込むと思えるとぜひ採用したい!となるわけです。
以下の2Pointを押さえると、最終面接の合格率は非常に高まります。
- 会社理解と夢を語れ!
- 応募企業を選んだ理由を明確に伝えろ!
会社理解と夢を語れ!
- 弊社で将来的にどのようなキャリアを築いていきたいですか?
- 仕事において大切にしたいことは何ですか?
この質問の意図は「会社の理念やカルチャーと同じ気持ちで5~10年後の会社を支えてくれる人物ですか?」ということです。
NG回答としては、企業の経営理念やビジョンと全く異なる価値観をアピールしてしまうことです。
企業理解を深めて、私は会社と同じ将来をみて進んでいきたい!とPRしましょう。
▼参考記事▼
応募企業を選んだ理由を明確に伝えろ!
- 他社でなく、なぜ自社なのですか?
なぜ自社パターンの答え方としては、志望動機に自分だけの「リアルな経験」を加えることです。そして、その「ストーリー(実際の経験)」を志望動機にリンクさせることです。
- 自分の経験があるからこそ…
- 経験から得た感情(喜び・楽しさなど)が発生し…
- その感情を得られる場所で働きたい(テーマ)と思い…
- そして志望する!(それが出来るのは…○○業界の御社だけなんです!)
と1~4を繋げてあげることが重要です。下記がが具体例です。
面接官 | ○○さんはなんで医薬品業界を志望したのかな? |
転職(中途採用)者 | 私は自己PRでも話したように△△に取り組んできて、もっとこういう風にならなければいけないと感じました。それを一番実現できるのが医薬品業界だと思うので志望しています。 |
面接官 | そうなんだ。でもそれって今の会社でも出来ない?MRじゃなくてもいいんじゃない? |
転職(中途採用)者 | いえ、それには理由があって、先ほども話しましたが、私は○○にも取り組んで、その時の失敗から△△ということが大事なんだと学びました。これって今の会社ではなくてMRと同じだと思うんです。だからMRを志望しています。 |
面接官 | そうだね。じゃあ意地悪な質問かもしれなけど、どうしてウチなの?○○社や△△社でも同じこと出来るよね?むしろ君のやりたい業務はウチより○○社の方が強いよ。 |
転職(中途採用)者 | たしかに○○社の方がその分野では強いかもしれません。でも私は△△という強みを活かして○○という実績を残してきました。○○社の業務って貴行と比べると△△という面がありますよね。そういう意味では私の△△という強みは貴行でこそ発揮できると思います。 |
▼参考記事▼
秘策9. 面接後のお礼メール
お礼メールの送信は必須ではありませんが、お礼メールを送ることで、企業への「志望度の高さをアピール」することができます。仮に、面接官があなたの合否を決めかねている場合、お礼メールでさらなる熱意を伝えることで、その意欲を買われて合格につながる可能性もあります。
▼参考記事▼
秘策10. 転職の面接の最後に
転職における対策は、ご紹介してきた方法で想定質問とマナーを準備していただければ、準備は万全でしょう。
しかし、面接対策はいざ書き出してみたり、声に出して練習してみると下記のような悩みは出てくるかと思います。
- 実際に第三者に確認してほしい
- 想定質問の答えは考えてみたけど、本番で通用するか不安
- 1人で考えるのがキツイ
そういった場合は、転職エージェントのサポートを受けることをオススメします。
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最後に、私たちが転職の面接対策に強いと考える、大手転職エージェントをオススメします。
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