労働ビザってなに?
労働ビザとは、外国人が異国で働くための許可証みたいなものです。それがないと働くことはできません。不法労働とかで逮捕されたり強制送還されたりしますね。警察24時とかのテレビ番組とかでもよく外国人が風俗店とかでビザが切れてるのに働いていたり、観光ビザで働いていたりして逮捕されています。
どの国でも自国民の雇用を守るために労働ビザがあります。日本でも優秀な外国人ばかり働いていて、日本人の働き口がなくなったら嫌ですよね。海外転職をする際は、私たちが外国人になるので、海外転職と労働ビザの問題は切っても切り離せないのです。
余談ですが、労働ビザ以外に観光ビザなどもあります。日本人の持ってるパスポートは世界最強とよく聞きますよね。日本人はパスポートさえあれば、ほとんどの国は航空券だけ買えば、観光ビザの申請をしないで入国することができます。これは労働ビザも一緒でA国の人は労働ビザはこれぐらいの低賃金の仕事でしか申請しかできないよ、と条件をつけている国などもあるのです。日本人は労働ビザでも優遇されていることもあるので、是非その特権を生かして海外転職しましょう。
国によって基準が違うの?
国によって労働ビザの基準は違います。また労働ビザにも種類が多く別れていて、あなたの置かれている状況によっても全然違うので、一概に言えないのがビザ取得の難しいところです。
私がいたシンガポールで話をすると、労働ビザと分類されるものにも、
- エンプロイメントパス (Employment Pass)
- アントレプレナーパス (Entre Pass)
- パーソナライズエンプロイメントパス (Personnalised Employment Pass)
- エスパス(S Pass)
- ディペンデントパス(Dependant’s Pass)
上記のようなものがあり、申請基準も年によって常に変わります。そしてシンガポールなどの人気国になると優秀な外国人だけを入国させようとしているため、ビザの基準が年々厳しくなっており、2年ごとのビザの更新ができずに、諦めて帰国したり、近隣の国に転職したりする人がいるのも事実です。
つい最近シンガポールにいる経営者の人と話をしていたら、私のいた3年前ぐらいは月給で4,000シンガポールドル(日本円で約32万円)ぐらいもらっていれば、夫婦でシンガポールで生活することもできましたが、最近だと6,000シンガポールドル(日本円で約48万円)ぐらいないと夫婦でビザの申請をするのが難しかったりすることもあるようです。企業から月給48万円のオファーをもらうのって日本でも意外と難しいですよね。
また国によっては、人脈や金銭などアンダーテーブルで労働許可を取れちゃう国があったりもします。内定が出てもビザが取れないで諦める人なんかもいますので、海外転職したい国のビザのことも調べてみるのも簡単にやってみてください。
労働ビザ取得時に必要な書類ってなに?
- パスポートコピー
- パスポートサイズの写真
- 学歴証明書のコピー
- 職務経歴書
- 成績証明書
- 各種資格取得証明書
- 過去在籍していた会社からの推薦文・在籍証明書
- 次に入社予定の企業からの推薦文
あくまでも一例です。国によっても違うので、海外転職が決まった時にその国に応じて調べる必要がありますが、ざっくりと上記のようなものを求める国が多いですね。
まあビザ取得に関しては内定した企業とかでサポートしてくれたり、転職エージェントがサポートしてくれたりすることが大半なので、参考程度で十分です。まずは働きたい国とビザの基準があるということを頭に入れて海外転職を頑張りましょう。
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