現地転職エージェントに聞いた海外就職の方法:シンガポール編

現地転職エージェントに聞いた海外就職・転職の方法:シンガポール編

こんにちは、株式会社Youth Planet代表、 転職エージェント堀田です。

先日、私が転職エージェントを行っていたこともあるシンガポールに行ってきました。日本では転職エージェントは資格がなくてもできる仕事ですが、シンガポールでは国家資格でもあるCEI(Certificate of Emplyment Intermediaries)という試験に受からないと転職エージェント業ができません。一応当時の私のやつはこんな感じです。

シンガポール就職にもそこそこ詳しい私ですが、やはり現地の転職マーケットは常に変わっていくので、改めて現地の転職マーケットをインプットする意味もあり、今回は現地のエージェントの偉い人からも生の声を聞いてきました。

シンガポール就職したい人はもちろんのこと、海外就職を考えている人。将来的に海外で働いてみたい人、海外で住んでみたいという人は今のシンガポール就職の最新情報は参考になるかと思うので、是非ご一読ください。


<2021年4月の転職情報>

※ 企業は今期中に採用予算を消化させようとしてくるため、内定率も上がるため、転職を悩んでいる方にもオススメのタイミングです。
4月は転職希望者が本格的に転職活動に動き出す時期ですので求人を先に確保することが必要です。
以下のステップで転職のライバルに差をつけることを強くオススメします。

  1. 複数の転職エージェント(『doda』『リクルート エージェント』など)に登録する
  2. それぞれのエージェントから連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける
※4月は転職エージェントも気合いを入れてサポートを行うタイミングですので、登録後は、転職エージェントに流れを任せておけば、転職活動を円滑に進められるでしょう。

また、転職サイトで求人を集めたい方は、国内最大級の求人数を保有している『リクナビNEXT』への登録を早めに行うことをオススメします。

シンガポールの生活とは

国土が小さいので、二週間もいれば大体の観光スポットは網羅できてしまうと思いますが、それでも私も数年に一回ぐらいは遊びに行っても良いかなと思えるぐらい生活しやすく、温暖な気候で、自然は多いが自然災害も少なく、綺麗に整備されている国です。多くの国民が英語も中国語も使えて、日本からも飛行機で約7時間と距離が近いのも魅力ですね。

料理は、中華系からマレーシア料理、インド料理、日本食も充実しています。ビールはタイガービールが有名です。

観光場所も多くあり、どこを切り取っても絵になります。動物園一つとっても動物との距離が近くて、大人が行っても楽しめます。

オフィス街はこんな感じです。東京だと丸の内といった感じでしょうか。この茶色のビルで私も昔は働いていました。

シンガポールに転職・就職する方法

上記のような生活ができるシンガポールは人気の海外勤務先の一つでもありますが、海外転職・就職というとハードルが高く、やり方もよく分からないし、難しいイメージがつきまといます。その難しいと思われてしまう理由が以下になります。

ネック1:ビザ(Visa)のハードルが高い

Minimum salaryFixed monthly salary of at least $3,600 (more experienced candidates need higher salaries).

(引用:Ministry of Monpower)

上記のようにシンガポールの人材省サービスセンター(MOM Services Centre)のサイトを見ても、まずシンガポールで普通の労働ビザを得て働こうと思った時には、月給で3,600シンガポールドル(日本円で約295,200円/2018年8月1日現在)以上のオファーをもらうことが最低条件になります。

これはあくまでも給料の最低条件で、それ以外の職歴や学歴、勤める会社の情報など複合的な面からビザの審査は行われるのですが、年々条件は厳しくなっており、現在は4,600シンガポールドル(日本円で約377,200円)でオファーをもらってもビザの申請に通らなかったという話もつい最近耳にしております。

ネック2:日本人向けの案件の少なさ

日本人が現地で採用されるためには、特別なスキルがない限りは日本語の語学力と日本人マーケットに向けて商売をしている会社などのポジションを狙うのがベストです。シンガポールの求人が多く掲載されているMonsterなどのサイトを見てみましょう。

「Japanese」のキーワードを入れて検索しても143件しか求人がヒットしません。しかも給与がビザ取得要件の月給$3,600に満たないものも多く含まれています。これでは実際にオファーが取れてもビザが取れない可能性も大いにありますね。

語学がネイティブレベルに堪能であれば、シンガポールの全求人をチェックしてシンガポール人の求職者と競って仕事を勝ち取っても良いですが、むしろそうではない人の方が多いと思うので、ビザと求人案件の両面から考えて、シンガポールで働くことはとても難しいのです。

2018年のシンガポール転職はどうなのか現地のエージェントに聞いてみた

私の話だけでは、今現在のシンガポールの転職マーケットの実際のところが分からないので、2018年のシンガポール転職はどうなのか、現地の転職エージェントに話を聞いてきました。名前は出せないのですが、現地の転職エージェントの海外統括のAさんです。こんなおしゃれなオフィスビルに入っています。

オフィス前の廊下を抜けて。

こんな感じの会議室。

会議室からの眺め。良いですねー。

現地の転職エージェントに話を聞いたところ、実際に2018年の転職マーケットはやはり労働ビザが厳しく、せっかく求人企業と転職者がマッチングしても労働ビザが取れずに、シンガポール行きを断念せざるを得ない人も多いそうです。

そのため、現地の転職エージェントとしても日本人向けにシンガポールの転職求人を探してくるというよりは、元々労働ビザなど関係のないシンガポール人に向けて転職支援を行うことの方が断然に多いそうです。日系の転職エージェントはどこもここ数年で日本人の転職支援よりも、完全に現地に根ざした転職支援をメインビジネスにしているようですね。

海外(シンガポール)転職・就職まとめ

Aさんによると海外転職は転職したい国の転職マーケットも見据えてやるのが一番良いとのこと。

2018年現在においては日本の転職マーケットの方がはるかに求人企業の数も増えていて、面白い仕事に巡り会える可能性も高いため、日本人であれば下手にシンガポールで転職を狙うよりも、日本のマーケットで転職を行なった方がキャリアアップに繋がる可能性が高いとのことです。

もしそれでも海外転職を狙いたいなら、今であれば国内で海外駐在を狙えるような企業に転職したり、語学やスキルアップを行うような転職をしたりして、再度日本よりもシンガポールマーケットが熱くなるのを待つのが、海外勤務を現在のキャリアを崩さずに行う確率としては賢明な判断かもしれないとのことです。

追記:海外転職を見据えて転職情報を集める方法

例えば、エージェント系で海外就職をサポートしてもらうならJAC Recruitment、サイト系の情報収集ならリクナビNEXTで勤務地を海外にして探す。海外に強いエージェントとか企業に声かけてもらうならビズリーチ(年収600万以上の方から登録)とかですかね。

パターンはそんなに多くないので、網羅する必要がありますが、まず行動してみてください。

<過去の海外転職の記事>

転職エージェント社長のブログ。外国人ってどんな働き方してるのかを知ると、日本企業のコントみたいな労働体質が見えてきます。長時間労働にイラついている人は見てください。
海外転職とかできないと思っていませんか?誰でもとは言いませんが、やる気があれば1年もかからずに海外に転職することは可能です。
海外就職をすると一番変わることは、〇〇です。これだけで人生が100倍幸せになります。海外就職を経験した私が、写真を交えて、海外就職の素晴らしさを伝えます。
海外駐在員と現地採用の比較。現地採用で海外に行って、駐在員との差を感じたこと。なんで海外駐在を蹴って、現地採用を選んだのかをお教えします。
海外転職と労働ビザの状況を国ごとにチェックしましょう。また労働ビザ取得の基準と実際は大きくかけ離れていることも多いので、直近の事例をしっかりと詳しい人に聞くことも大事です。労働ビザを調べながら海外転職をスムーズに行いましょう。
The following two tabs change content below.

堀田 誠人

メガバンクで面接官を経験。その後、人材大手Intelligenceのシンガポール法人立ち上げメンバーとして転職。帰国後に株式会社Youth Planetを設立。リクルートキャリア社主催のGood Agent Award 2016で大賞を受賞。 キャリア相談はお気軽にこちらから連絡ください>>