こんにちは、株式会社Youth Planet-編集部です。
多くの場合、採用担当者は書類選考においては職務経歴書を判断材料として採否を決定します。書類選考の通過率は職務経歴書にかかっていると言っても過言ではありません。
職務経歴書を準備する際に、細かいことですが意外と重要なのが作成方法と、もう一つが職務経歴書の枚数です。自身の経歴や志望動機などアピールポイントを伝えるのも大切ですが、職務経歴書はビジネススキルとして過不足なくまとめる力を見る参考になります。
読む側が「簡潔にまとまっていて読みやすい、記憶に残る職務経歴書」だと好印象を受ける職務経歴書を作成しましょう。
今回は皆さん悩みがちな職務経歴書の枚数について解説していきます。
職務経歴書は必ず「2枚」で書くべき!
職務経歴書の枚数に関しては、Youth Planetにも多くの質問が寄せられています。
- そんなに職務経験もないので1枚にまとめた方がいいですか?
- 転職回数が多いので3枚になりそう。。。多すぎますか?
採用担当者は応募者全員の職務経歴書に目を通さなければいけません。下記に挙げた内容を網羅し、採用担当者が読むのになるべく負担のない枚数を考えると、職務経歴書はA4サイズ2枚にまとめるのが最適でしょう。
職務経歴書に記載する内容
- 職務要約
- 志望職種
- 志望動機
- 経歴(勤務先、所属、ポジション)
- 職種・担当業務・実績
- 退職理由
では、なぜ2枚にまとめるのが最適なのか、理由を詳しく解説していきます。
「1枚」がNGな理由:PRが十分に出来ない
職務経歴書には前述でお伝えしたとおり、記載する内容が多岐にわたります。1枚にまとめようとすると、1枚に絞ろうとすると、経歴等は詐称がないようにすべて記入する必要があると考えると、削るべきは「志望動機」や「自己PR 」となり、最もPRしたい箇所が十分に書けないという結果になってしまいます。
「3枚」がNGな理由:読みづらい。まとめる力をアピール。
職務経歴書を3枚も書いてしまうと分量が多くて読みづらい上、まとめる力がないと判断される可能性があります。
分量が多くて読みづらい
採用担当者は時には多くの職務経歴書に短時間で目を通さなければいけません。忙しい中での作業になりますので、長すぎる職務経歴書はあまり好まれません。限られた枚数に必要な情報をまとめるのも重要なビジネススキルです。
情報をまとめる力をアピール
職歴が極端に多い場合や、専門職に従事していたがゆえに細かい実績を記載する必要がある場合は3枚になっても仕方ないですが、なるべく2枚にまとめるようにしましょう。
また、2枚もしくは3枚になった職務経歴書は後に印刷して保管されることを考慮し、外しやすいようにホッチキスではなくクリップで留めておきましょう。
職務経歴書を2枚で書くために押さえるべき4つのポイント
2枚で職務経歴書をまとめるために押さえるべきポイントを挙げてみます。
①きちんと項目分けされているか
前述で述べた職務経歴書に記載する内容
- 職務要約
- 志望職種
- 志望動機
- 経歴(勤務先、所属、ポジション)
- 職種・担当業務・実績
- 退職理由
以上の6つの項目がきちんと項目別に整理して書かれていると、読みやすい印象を与えます。
②職務経歴はシンプルに絞る
転職回数の多い人や、社内での定期的な移動の多い人は職務経歴が長くなってしまいがちですが、転機となった転職・異動を重点的になるべく簡潔に書くようにしましょう。
③自己PR/志望動機はしっかりと書く
自己PRや志望動機は最も書き方を悩む方が多い項目です。しかし、採用担当者からすると、「なぜこの会社でないといけないのか?」「入社後どういった形で会社に尽力してくれる人材なのか?」を見る重要なポイントです。時間をかけて考え、しっかり書くようにしましょう。志望動機の書き方に悩んでいる人は「職務経歴書で通過率を上げる転職の志望動機を考える3ステップ」を参考に書いてみると良いでしょう。
④見やすい文字サイズ・レイアウトになっているか
内容が2枚にまとめるには少ない、もしくは多いからと言って、文字の大きさで調整するのは避けましょう。あくまで「採用担当者にとって見やすい、伝わりやすい」職務経歴書の作成を心がけましょう。文字の大きさは、タイトルで14~18pt、本文は10~12pt、フォントは「MS明朝」か「MSゴシック」で統一するのが良いでしょう。
また、必要に応じて表や図なども取り入れたりと工夫をすると、さらに読みやすくなります。視覚的に興味をもつレイアウトを意識するとより良いですね。
まとめ
今回は職務経歴書の適切な枚数についてまとめてみましたが、いかがでしょうか?伝えるべき経歴や実績、伝えたい自己PRや志望動機など全てを2枚にまとめるのは容易ではありませんが、今回お伝えしたポイントをおさえ、「簡潔かつわかりやすい、記憶に残る職務経歴書」を目指しましょう。
書類選考を通過したら次は面接です。「合否55%が決まる!面接官のプロが伝えるマナー25選」を参考に面接のマナーを予習しておきましょう。