人材紹介会社向け業務管理システム、3社を徹底比較

人材紹介会社向け業務管理システム、3社を徹底比較

こんにちは、株式会社Youth Planet代表、 転職エージェント堀田 です。

この記事では「人材紹介会社向けの業務管理システム」の比較をしてみます。

システムを導入する際に、どこのシステムを選べば良いのかわからない人材紹介責任者の方も多いですよね。すでにシステムを使っている方も、会社の規模や得意領域の変化、営業方法の変化などに応じてシステムがいまいち自分の会社と合わなくなってきたりもします。

そこでどこのシステムを使おうか悩むのですが、そもそもどこが人材紹介会社向けの業務管理システムを作っているのかも調べても意外と分かりづらいです。

人材紹介会社の増加に伴い、労働局から監査を受ける人材紹介会社も増えてきて、そんな時にシステムを入れていないとかなり大変なことになります。年間の求人数や求職者人数にもよりますが、ほぼ対応することは難しいでしょう。

労働局の監査も経験したことのある私が、どこのシステムが使いやすいか、実際にデモを使ってみた感想なども含めて比較しますので、これから業務管理システム導入を考えている人材紹介会社の方は参考にしてください。

私が業務管理システムを利用したきっかけ

毎月100社以上が新たに新規許認可申請している人材紹介業界ですが、実際には管理システムなんていれていない人材紹介会社の方がはるかに多いのではないでしょうか。弊社でも人材紹介業の許認可を取得して最初のうちはExcelで求人と求職者を管理していました。

最初のうちは求人企業も少ないし、求職者数も少なかったので、全く問題なかったのですが、おかげさまで徐々に信頼が積み上がってくると、とてもじゃないけどExcelで管理することは不可能になってきます。

私は元々銀行員ということもありリスク管理意識は高く(ビビリなだけかもしれませんが。笑)、大切な求職者の個人情報などの漏洩も怖いので、クラウド上でレジュメなども管理できる人材紹介会社向けの業務管理システムを入れることにしました。

やはり人材紹介のビジネスで稼ごうと決めた以上は、管理体制もしっかりしないとビジネス的に穴がありますしね。もちろんシステムを入れるのはコストはかかりますが、必要経費だと思いますし、実際の管理上はExcel管理するよりも無駄な手間がかからないというメリットはありますので、どんどん入れるべきかと思います。

人材紹介会社向け業務管理システム一覧

この章では、人材紹介向け業務管理システムの概要を簡単にまとめました。

具体的には以下の4社です。

・ ポーターズ|HRBC
・ マッチングッド|Matchin Good
・ ブレインラボ|Career Plus2
・ プログレート|Agent Link

ポーターズ|HRBC

参照:https://hrbc.porters.jp/agent/

人材紹介・人材派遣・公共事業など、人材ビジネスのための国内シェアNo.1、クラウドサービス『HRビジネスクラウド』を提供するポーターズ株式会社。人材紹介会社向けのHRビジネスクラウドAgentは多くの紹介会社さんが使っています。カスタマイズ性の高さが売り。

マッチングッド|Matchin Good

参照:https://www.matchingood.co.jp/

もともとは人材紹介会社ムービン・ストラテジック・キャリアで培われたノウハウを使って作られた人材紹介会社向けのシステムになります。UIとかがシンプルでとても使いやすいシステム。

ブレインラボ|Career Plus2

参照:http://www.brainlab.co.jp/

2014年からじげんグループに入ったブレインラボさんが運営するシステムです。カスタマイズしなくても必要な機能が標準装備されています。「事業戦略」を具現化できる戦略ツールとして設計・開発しているようで、数値管理機能が充実している。こちらもシェアNo.1とのこと。

プログレート|Agent Link

参照:https://www.agentlink.jp/

上記3社と比べるとまだ導入社数は少なそうだが、月額も安いようで、誰でも使いやすいように設計しているようです。

実際に3社デモを使ってみて、システム選びでの確認すべきポイント

私は他の人材紹介会社などの話を聞いて評判の良さそうな3社に話を聞き、実際に3社全てのデモを触らせてもらいました。具体的には以下の3社です。

ポーターズ|HRBC
マッチングッド|Matchin Good
ブレインラボ|Career Plus2

※ 3社とも大差がないように思えて結構差があるので、確認するべきポイントを意識しながら、自分の会社に合うシステムを探してみてください。

コスト

人材紹介会社であれば、固定費を極力抑えたいものです。スカウトのシステムであれ、業務管理システムであれ、人材紹介という不安定なビジネスからシステム会社さんは固定費を取りに行くので、かなり慎重に選ぶべきだと私は思います。

※ 月々の支払いに加えて、最初にシステム導入費がかかったり、解約するタイミングによっては解約料がかかったりします。また、必要な機能が別途料金がかかったりすることも多いので、注意をしてください。

簡単な比較表を用意したので、比べてみてください。料金に関してはその当時の記憶なので、あくまで参考程度に。正確な金額は直接企業にお問い合わせください。

HRBCMatchin GoodCareer Plus2
導入費0円0円たしか数万円かかる気がする。
月額/1ID12,500円〜(年間契約)

15,000円〜(月次契約)

17,500円〜15,000円〜
最低契約期間6ヶ月12ヶ月 12ヶ月

外部システムとの連携

ここはとても大事です。どのシステムと連携しているのか。リクルートやマイナビ、doda、エンジャパン、ビズリーチなど様々なスカウト媒体で求職者からエントリーを日々獲得している人材紹介会社の方も多いと思います。その時に、普段から使っているシステムと連携していない業務管理システムを入れたら地獄です。

弊社の場合は、スカウトシステムでエントリーが来たらそのまま求職者情報が自社の業務管理システムに反映されるようになっています。システムによっては、自動連携ではなく、一度スカウトシステムの求職者情報をCSVで出力してから、業務管理システムに手作業でアップロードしなくてはいけない場合もあるので、必ず自動連携しているのかはチェックしてください。自動連携に関しては、HRBCとかCareer Plus2が提携先が多いかもしれないです。

人脈で求職者集めをしている方は、最近システムが改良されたマッチングッドの履歴書内容の自動反映の機能が素晴らしくいいなと私は感じました。人脈で求職者を集めているといちいちシステムに個人情報を手作業で打ち込むのって面倒くさいですよね。そこにAIを入れて、履歴書の情報を読み取って、システムに反映してくれる機能がマッチングッドさんにはあるみたいなんです。人脈での求職者集めをしている人材紹介会社さんは是非話聞いてみてください。

カスタマイズの自由度

これはHRBCさんがかなり自由度が高いと思います。本当に細かく設定できます。反面、すごく使いづらいという紹介会社の方が多いのも事実です。実際に決してIT周りに弱くはない私でも結構使いづらいなと思います。UIの使いやすさ、シンプルさで選ぶなら間違いなくCareer Plus2かMatchin Goodでいいかと思います。おじさまの多いエージェントさんはHRBCさんは結構使いづらいかと思います。

ただ、自社のホームページなどに問い合わせフォームを設置して業務管理システムと連携したりするのであれば、HRBCさんはとても良いです。この辺は一長一短なので、実際にデモを使ってみるのが早いかと思います。

営業マン・サポートの質

システム導入は営業マンの質が大事ですよね。システムの質自体に営業マンは関係ないのですが、わかりやすく簡潔な説明と、一緒にビジネスを加速させてくれそうな印象を受けないとダメだと思います。スカウトのシステムであろうが業務管理システムだろうが営業マンとの関係なくして、契約するのは難しいです。あくまでも私の主観ですが、Career Plus2を運営するブレインラボさんが営業マンは一番良かったです。群を抜いて。

私たち人材紹介会社も普段から人と接する仕事なので、営業マンのレベルで、システムの魅力が何倍にも感じますし、サービスを使いこなせるような気がして来ます。イケてない営業マンだったら、その後システム改定などがあっても、きっと教えてくれないでしょうしね。

レポート・帳票出力

やはり怖いのは監査に対応できるかどうかです。過去に記事を書きましたが、急に労働局監査や定期指導はやってきます。

ある日突然やってくる労働局による有料職業紹介事業者の定期指導・監査に対応できていますか? 行政処分や司法処分を受けないために、転職エージェント社長が管理体制構築の方法を教えます。

その時に必要な帳票をすぐに出せるか、書式が整っているかは大事なところです。これに関してはおそらく3社とも労働局の必要項目を満たしているかと思うので、問題はありませんが、法律の改正などに合わせて帳票の形式などをすぐに改定しているのかは確認したいところです。

まとめ|弊社はどこの業務管理システムと契約しているのか

色々考えた結果、弊社は今現在はHRBCで契約しております。元々は自社のホームページなどを大幅に変えようと思っていたタイミングだったこともあり、カスタマイズ性の高さに魅力を感じたのが契約の大きな決め手でしょうか。

また、最低契約期間が6ヶ月で一番最初の契約としては導入しやすく、且つ、弊社が使っているシステムとも相性が良かったというのも大きかったです。

ただ、厳しいことを言うと決してこのシステム・サービスに満足しているわけではありません。他の会社さんのシステムの方が魅力的な面も多々あります。

人材紹介会社向け業務管理システムへの意見

今回紹介した3社に限らず、どんどんサービスを改善して、より良い人材紹介会社向けのシステムが出来るといいなと思います。弊社レベルでも、まだまだ欲しい機能はいっぱいあります。

  • Line連携(マッチングッドさんがやっている)
  • 求人票のシステムへの自動反映
  • ビズリーチさんのHRMOSとの連携
  • チャット形式の問い合わせフォーム

などなど。

「セキュリティ」「労働局監査・提出書類」「業務効率化」の面で、手間のかかる人材紹介会社をさらに便利にしていただけると嬉しいです。

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堀田 誠人

メガバンクで面接官を経験。その後、人材大手Intelligenceのシンガポール法人立ち上げメンバーとして転職。帰国後に株式会社Youth Planetを設立。リクルートキャリア社主催のGood Agent Award 2016で大賞を受賞。 キャリア相談はお気軽にこちらから連絡ください>>