読みたくなる職務経歴書のカギは職務要約にあり!ー事例ありー

【具体例あり】読みたくなる職務経歴書のカギは職務要約にあり!

こんにちは、株式会社Youth Planet-編集部です。

今回は「職務経歴書」の「職務要約」についての質問をいただきました。

始めて職務経歴書を作成しています。職務経歴書の最初に書く職務要約(略歴)を書くのに、どの部分を引き出し、どうまとめたらいいかわからず苦戦しています。。

その他、職務要約については

  • 転職した経験が多すぎてどこまで書けばいいのかわかりません。
  • 異業種からの転職の場合はどうやって書けばいいのでしょうか?
  • 職務経歴をそのあとに書くのに、職務要約も必要なのですか?

などの質問を頂いております。

「職務要約」とは「職務経歴書」の冒頭に記載し、あなたの今までの職務経歴の要点を簡潔にまとめたものです。「職務概要」「経歴要約」「経歴概要」とも言います。職務経歴書で1番に目に入る職務要約はあなたの印象を左右する重要なポイントです。

職務要約を書く際のポイントをきちんと押さえてより書類選考の通過率の高い職務経歴書を目指しましょう!


<2024年2月の転職情報>

※ 企業は今期中に採用予算を消化させようとしてくるため、内定率も上がるため、転職を悩んでいる方にもオススメのタイミングです。
2月は転職希望者が本格的に転職活動に動き出す時期ですので求人を先に確保することが必要です。
以下のステップで転職のライバルに差をつけることを強くオススメします。

  1. 複数の転職エージェント(『doda』『リクルート エージェント』など)に登録する
  2. それぞれのエージェントから連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける
※2月は転職エージェントも気合いを入れてサポートを行うタイミングですので、登録後は、転職エージェントに流れを任せておけば、転職活動を円滑に進められるでしょう。

また、転職サイトで求人を集めたい方は、国内最大級の求人数を保有している『リクナビNEXT』への登録を早めに行うことをオススメします。

書類選考で職務要約が重要な理由

時間をかけて用意する職務経歴書ですが、多くの採用担当者は「職務経歴書を1枚5秒で判断する」と言います。

採用担当者は多くの職務経歴書に目を通さなければならないので、職務要約だけ読んで、欲しい人材かどうか判断していることがほとんどだと言います。場合によっては職務要約だけを読んでいくことになりますので、職務要約の出来が書類選考の通過率に大きく影響してきます。

書類選考では職務経歴書が採否の判断材料になりますが、職務経歴書の中でも職務要約で興味を持ってもらって初めて、最後まで職務経歴書を読み進めてもらえるように誘導できるのです。

職務要約の内容

職務要約の内容は基本的には

  • 仕事の説明
  • 仕事の実績・経験

転職経験の少ない人はこれだけでが短くなり、転職経験の多い人は長くなりすぎてしまいがちです。職務経歴によって押さえておく内容、書き方をご紹介しましょう。

転職歴が無い場合

初めての転職の際は職務要約は短くなりがちだと思います。以下の内容を中心に職務要約を考えてみましょう。

  • 最終学歴
  • 新卒で入社した会社名
  • 経験した職種や担当業務
  • 仕事で得た成果や、身についたスキル

最初の職場では失敗した経験等もあるかとは思いますが、ここでは担当した業務での成功事例などポジティブな内容のみの記載で構いません。

転職経験がある場合

転職経験がある場合は以下の内容を記載します。

  • 最終学歴
  • 新卒で入社した会社名と業種
  • 転職した会社名と業種
  • 仕事での実績

転職経験が多い人は長くなりすぎないように、最も応募する業種に近く一番アピールしたい職務経歴に重点を置いてまとめましょう。また、数社において一貫して携わった業務があれば、それをアピールするのもよいでしょう。

魅力的な職務要約のポイント4点

では具体的に採用担当者が興味を持ってくれる職務要約とはどういうものなのか?押さえるべきポイントを4つご紹介します。

採用担当者が興味を示しそうな「ネタ」を散りばめる

職務要約は職務経歴書の「つかみ」になります。

どれだけ素晴らしい経歴があったり、求める人物像にマッチしていてもまずはあなたに興味を持ってもらわなければあなたの良さは伝わりません。

まずは、応募要項などから採用担当者の興味が湧きそうな「ネタ」をあなたの経歴から抽出し散りばめて採用担当者の心をがっちり掴みましょう。

応募職種に関係のある実績に重点を置く

職務要約は、転職先の企業が求めている人物像にフィットしているかどうかを見るものでもあります。成し遂げた実績が素晴らしいものであったとしても、応募職種に全く関係のないものであれば、評価対象になりにくいので、あらかじめ応募企業が求めている人物像を研究し、それにフィットした経歴や実績に重点を置いてまとめましょう。

成果や行動は、具体的な数字で表現する

アピールしたい実績には具体的な数字を盛り込みましょう。売上や規模、人数などの数字は信憑性や説得力を増します。

(例)

・職場リーダーとして10人の部下のマネージメントに当たりました。

・○○部門の課長として販売方法の改善に取り組み、前年度売上120%を達成いたしました。

反対に「○○と自負しています」や「△に熱意を持って取り組みました」などの主観的な表現は控えましょう。客観的な表現にすることで、スマートなビジネスパーソンだという印象を与えることもできます。

文字数は200~300文字程度に

あまりに長い文章は読みにくい印象になり評価が下がってしまいます。文字サイズやフォントにもよりますが、だいたい3~5行で、文字数は200~300文字程度にまとめましょう。

ここでもビジネスに必要な「要約力」「説明能力」が試されています。簡潔かつ、要点をきちんと盛り込んだ職務要約にすることが重要です。

職種別「職務要約」6つの事例

下記に職種別の職務要約の具体例を挙げてみました。参考にしてみてください。

営業職

△△大学を卒業後、株式会社●●にて営業職として入社し、中小企業を中心に新規顧客を開拓しました。×年間で▲社を開拓し、年間○○万円の売上に貢献しました。また、新規顧客開拓だけでなく、実績の大きい顧客の取引拡大に向けたソリューション型営業も経験しております。現在はチームリーダーとして◇◇人の部下の育成にも取り組んでおり、昨年度は全社優秀チーム賞として、代表して表彰される機会を頂きました。

経理職

△△大学を卒業後、●●年から現在まで、株式会社✕✕の経理部門にて経理部に配属となり、月次・年次財務諸表作成、連結財務諸表、決算短信・有価証券報告書作成、標準原価、予算作成、資金繰り、子会社経理支援等を経験しております。在職中に簿記1級の資格を取得し、経理だけでなく財務についても勉強しております。今後は、経理財務のスペシャリストとして成長し、経営管理全般について貴社に貢献したいと考えております。

総務職

△△大学を卒業後、2社にて通算12年、総務業務に携わってまいりました。文書管理、社印章の管理、文書管理業務といったものから、社則の制定、株主総会の準備・運営まで幅広い知識と経験があります。社内では部門間のコミュニケーションが円滑に進むよう心がけております。現在は総務課長として10人の部下をまとめています。

販売職

◎◎大学を卒業後、○○株式会社に入社し、✕✕支店にて販売に携わっておりました。その他にも食品の在庫管理、売上管理、予算作成、接客、スタッフ教育に従事しておりました。20××年からは食品部門の課長として販売方法の改善、経費削減に取り組み、前年度売上120%を達成し、黒字転換することができました。

事務職

◎◎大学卒業後、○○株式会社にて営業職を経験したのち、▲▲株式会社に事務職として転職し、営業事務として従事し、営業担当10名の見積書・申込書・請求書の作成に加え、電話対応・来客対応・精算業務などに携わってきました。書類作成では、パワーポイントやエクセルを活用して、営業資料や社内共有用データを作成しています。会社の売り上げを支える営業という重要な部門に携わることへの責任感と、日々工夫し続ける根気強さを今後も活かしていきたいと思います。

SE職

◎◎大学を卒業後、○○株式会社へ入社し、現在までの△年間システムエンジニアとして社内システムの企画・開発およびインフラの開発・運用担当に携わり、幅広く経験を積みました。現在は人事会計システムの企画・開発を担当し、12名からなるプロジェクトチームのサブリーダーとして進捗管理にあたっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?再三述べたように、職務経歴書の印象は職務要約の出来によって左右されます。職務要約を書く際のポイントをきちんと押さえてより書類選考の通過率の高い職務経歴書を目指しましょう!

実は知ってる人は使ってる「秘策」

最後に履歴書・職務経歴書に不安や困っている方は、大手転職エージェントのサポートを受けることをオススメします。

<書類選考に強いエージェント2選>

今回は、転職の職務経歴書等の書類選考に強いと考える大手転職エージェントをオススメします。

リクルートエージェント:求人数国内最大規模が特徴
リクルートエージェントは、国内最大手の総合転職エージェントです。もちろん職務履歴書の情報もありましたし、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの指示を集めています。可能性を広げて転職活動をしたい方におすすめです。

 doda:顧客満足度No.1(※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 20代 第1位)
dodaは、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

また最後に、転職エージェントに不安をお持ちの方は以下の転職のヒントを参考にされてくださね。

転職のヒント 転職エージェント堀田自身がメガバンクから総合人材会社Intelligence(現パーソルキャリアキャリア)シンガポール法人に転職したときにも、転職エージェントを使った経験をブログにしています。 「転職エージェント社長が転職するときに使ったエージェントはココだ!」