こんにちは。株式会社Youth Planet -転職エージェント編集部です。
今、女性の需要が高まっている職種の一つに「営業職」があります。
しかし、営業職のイメージと言えば
- ノルマがきつい
- 残業は当たり前
などのマイナスイメージが先行して、女性人気があまり高いとは言えません。
転職市場において営業職での女性の需要は年々高まっているのと反対に、営業職を希望する女性は未だ多くなく、供給が下回っているのが現状です。
逆に言えば、女性が未経験から営業職への転職にチャレンジするには今が絶好のタイミングと言えます。
以下のような女性には未経験でも営業職への転職をおすすめします。
- 人と接するのが好き
- 目標に向かって頑張ることが好き
- ワークライフバランスを実現したい
- 年収をあげたい
- 将来を見据えてキャリアアップも目指したい
今回は営業という仕事の内容と、女性が未経験から営業職へ転職するメリット/デメリットを解説したうえで、女性が未経験でも営業職への転職に成功する方法をご紹介します。
【女性の未経験からの転職におすすめ】営業の種類と仕事内容
女性の未経験からの転職におすすめの職種のひとつが営業です。
一口に「営業」と言っても顧客のタイプや営業のアプローチ方法も様々です。
営業職にはどのような種類があるのか顧客タイプ、アプローチ方法の違いに注目して必要となるスキルや、仕事のやりがいをそれぞれ解説していきます。
顧客のタイプ
顧客のタイプは大きく分けて以下の3つです。
- 法人営業(BtoB)
- 個人営業(BtoC)
- 内勤営業(カウンターセールス)
法人営業(BtoB)
法人営業とは、対企業に向けてサービスや自社商品などを販売したりする営業です。
営業のやり方もさまざまで、既存の顧客に対して販売していくタイプや、新規顧客に商品をプレゼンして販売したり、飛込みで営業をかけるといったタイプなど、企業によって様々あります。
法人営業は販売商品やサービスは違えども、動く金額が大きいのも特徴で、商談がうまくいったときは喜びも大きいといえます。
個人営業(BtoC)
個人営業とは、対個人に対して商品販売やサービスを営業することを言います。
営業のやり方は、訪問スタイルや店舗販売が主となり、保険やカーディーラーなどがこのスタイルです。
自分の力で作った売り上げが数値化されるので、売り上げがそのまま自身の評価となりやすくやりがいを強く感じやすいでしょう。そして、顧客からの感謝の言葉を直接貰えるのも個人営業の魅力となります。
内勤営業(カウンターセールス)
内勤営業は基本的にはオフィスや店舗に常駐し、来店された方や電話口で顧客対応を行います。保険代理店や旅行代理店も内勤営業の一種です。
また次項で説明する「反響営業」も内勤営業の1つで、電話口で完結商品購入や相談だけでなく、外回りの営業のアポイントをとるまでを担うこともあります。
単に商品を売ったりアポイントを取るだけでなく、相手の話を聞いて潜在的なニーズを探ることで適切な情報の提供を行ったり外回りの営業へとバトンたちするのが内勤営業の仕事です。
内勤営業の場合、「売り込む」というより相手の相談から始まることが多く、ニーズがはっきりしているため的確な対応がしやすく顧客の助けになれたという達成感は得やすいです。また、外回りの営業とチームを組んで進めていくともあるので成約に至った際は「みんなで力を合わせて達成した」という10日間も得られます。
営業のアプローチ方法
営業のアプローチ方法は主に以下の3つに分けられます。
- ルート営業
- 新規開拓
- 反響営業
ルート営業
ルート営業とは、すでに取引をしたことのある顧客先に商品やサービスを営業することを言います。
つまり、既存の顧客に対して自社との取引を続けてもらうことが主な目的であり、長期的な商品やサービスを売り上げることになります。そのため、安定的な会社の売り上げを保つのに必要な営業となります。
新規開拓
新規営業とは、今まで取引をしたことのない顧客を開拓する営業のことを言います。
いわゆる営業職の花形スタイルであり、電話でアポイントを取ったり、顧客先に直接出向いたりしますが、断られることも多く、かなり強いメンタルが必要です。
新規営業では、新規顧客を開拓できたときは達成感があり、仕事としてのやりがいはかなり強いでしょう。
反響営業
反響営業とは、会社に電話やメールなどで問い合わせがあった顧客先に営業を行うことを言います。
反響営業の業務では会社のホームページや問い合わせセンターなどの仕組みづくりが重要となります。そのため、マーケティング部などに配属されることもあります。
また、コールセンターの業務も反響営業のため、一日に何度も新たな顧客に対して電話での営業をかける仕事もあります。そのため、基本的に会話力が重要であり、なかなか新規顧客獲得にはつながりにくいことがあるため、忍耐力も必要となります。
コールセンターは電話で営業をかけるので、飛び込み営業のような体力が無くても数をこなせば成果を出しやすいと言えます。
女性の未経験から営業職への転職|営業職の女性の需要が高まっている理由
近年では「営業職に女性を採用したい」という企業が増えており、転職市場での営業職の女性の需要が高まっています。
営業職で女性が重宝される理由としては以下の4つが挙げられます。
女性ならではの安心感
営業職に必要なのは顧客相手にまず自社の商品やサービスがどのようなものか聞いてもらう必要があり、そのためには相手の警戒心を解くことが重要です。
そのため女性ならではのやさしい気遣いや安心感は営業職にとって強い武器になります。
実際、個人営業職などでは女性の採用が近年多くみられます。
消費者の目線から考えられる
個人営業などでは女性の意思決定権が強い傾向にあります。
例えば、戸建て住宅や保険などの商品です。そのため、女性の顧客相手に話を進める必要性があり、そこで同じ女性の方が相手の気持ちを読み取りやすく、共感しやすいために営業職に女性を求める傾向が生まれてきているのです。
また、法人営業でも顧客の気持ちを察しやすい女性を採用するケースが多くみられます。顧客の気持ちに寄り添った商品提案をしやすいため購入意思を促しやすいと言えます。
メンタルが強い
女性の中には家庭と仕事の両立をしながら働く女性は少なくありません。
家庭を持つ女性は、家庭での仕事をこなしつつ、会社では気持ちを切り替えて仕事をしてくれる方がほとんどです。このメンタルの強さが営業でも強みとなっています。
女性営業職の方の多くは、新規顧客を開拓できなかった場合でも、気持ちをすぐに切り替えて新たな企業や個人に営業をしにいくことができます。
きめ細やかな対応
女性は細かいことに気づきやすいと言われています。この女性のきめ細やかさが営業職でも大きな強みとなります。
女性の方が比較的にちょっとした書類の不備や営業提案の内容に関しても細部まで気が付くのでより顧客満足度の高い商品やサービスの提案が可能です。
女性が未経験から営業職に転職することのメリット/デメリット
営業職の女性の需要が高まっている一方、女性人気は未だそれほど高くないため、供給が追い付いていない状態であり、女性営業職は圧倒的な売り手市場となっています。
つまり、女性が未経験から営業職に転職するには絶好のチャンスなのです。
女性が営業職への転職をする際のメリットとデメリットを解説していきます。
女性が営業職に転職するメリット
女性が営業職に転職するメリットは以下の3つです。
- 時間管理が自由にできる
- 年収アップが狙える
- キャリアパスが広がる
時間管理が自由にできる
営業職は残業が多い印象ですが、実際は仕事の成果が出せていれば時短勤務を了承してくれるところが多いです。
しっかり仕事をこなせば家庭と両立しながら働くことができます。
一方、女性が残業をせず時間内で成果をあげるには効率の良い働き方が大切であると言えます。ただし、帰宅後や、夜間の対応ができないことなどは、しっかり部署内で伝えておく必要があります。
年収アップが狙える
女性に人気な事務職などのオフィスワークと違い、営業職であれば仕事の成果がそのまま給与に反映されることが多く、成果さえ上げれば昇給も狙えます。
さらに営業はチームで管理されていることが多いので、営業部全体の成績がよければ、おのずとあなたのボーナスもアップしてもらえることが多いです。
キャリアパスが広がる
営業職は顧客と密に接点を持ち、顧客情報の熟知が必要な職種です。またコミュニケーション能力や交渉力がつくため、営業職で培った経験はその後も様々な職種に活かすことが出来ます。
営業は「仕事の基本」だとも言われているため、女性でも営業職を経験しておくと仮に営業に疲れて違う職種に転職したくなっても、その後のキャリアの選択肢は幅広いです。
(例)
- マーケティング
- 総務
- その他バックオフィス業務
- 起業 など
女性が営業職に転職するデメリット
女性の転職では営業職に対して「キツそう」というイメージがあり、営業職への転職希望者が少ないのも現状です。
「営業職がきつい」というイメージがあるのは以下に挙げる営業職のデメリットがあるからではないかと考えられます。
ノルマがある
営業職には基本的に売り上げ目標が制定されていることがほとんどです。
期間や時期は企業によってさまざまですが、この目標がプレッシャーになり、目標期限が近くなってくると部署内もピリピリしたムードになりやすいです。このようなプレッシャーに打ち勝つメンタルが必要となります。
このような目標というノルマをどのようにクリアしていくかが営業職の課題であるため、ノルマが達成できなかったときのメンタルも保つ力も必要です。
残業がある
営業職には見なし残業という、ある一定の残業代が含まれていることが多いです。営業職は外出が多いので、その分が組み込まれているということになります。
また、売り上げ目標の期限が近くなってくると仕事に追われて残業が増えることもあります。ですが、顧客先に直行直帰もありますので、自分で時間を効率よく使うことも可能です。
【タイプ別】女性におすすめの営業職
次に営業の職種別にどんな女性がどのタイプの営業職に向いているのか?を解説していきます。
法人営業
法人営業の顧客は企業であり感情論は通じません。こちらの商品や提案を採用してもらうにはその商品や提案のメリットを具体的なデータや数字などの客観的事実を示しながら説得力のあるプレゼンを行わなければらないのです。
以上の点から法人営業に向いているのは「ロジカルに物事を考え、わかりやすく端的に相手いに伝えることができる」女性であるといえます。
また、法人営業は顧客企業のビジネスのサポート的要素もあるため、どんな仕組みで事業を回し利益を生み出すのか?といったビジネスに対する興味が強い女性にもおすすめです。
個人営業
個人営業では「この人のために頑張ろう」と相手を思いやる気持ちや「人のために何かしたい」と思う貢献意欲の強い女性が向いています。
法人営業とは対照的に個人営業では感情論が肝になってきます。お客様とともに喜び悲しんだり、コミュニケーションを取っていく中で信頼関係を築き、「この人から買いたい」と思ってもらうことができるのです。
内勤営業(カウンターセールス)
内勤営業には「人と接するのは好きだが外営業に回るほどの体力に自信がない、オフィスワークに従事したい」という女性に向いています。
また、内勤営業の場合顧客と接するのは店舗営業時間内のみのため、残業が少ない場合が多くワークライフバランスを重要視する女性にもおすすめです。
女性が未経験で営業職への転職を成功させるためのポイント
女性が未経験で営業職への転職を成功させるためには以下の4つのポイントをおさえておきましょう。
今後のキャリアプランを明確にしておく
女性が営業職を経験しておことは、企業の仕組みを理解できますし、ビジネスマナーも多く身に着けることができます。また、クライアントと多く出会うことでき、法人営業であれば多くの企業と関係を築けるので人脈を広げられるでしょう。
今後営業職を離れた時も、社内で強い立ち位置を築くことができますし、営業のフォローワークの職に就くことも可能です。
今後、あなたが会社にどのように貢献していきたいのか、ご自身のキャリアプランを考えておきましょう。そのためにどのような働き方をしたいのか、収入はどれぐらい欲しいのか条件を明確にすることで、希望に合う求人を見つけることができるでしょう。
営業職に活かせる志望動機をアピール
女性が営業職に転職をする際には、あなたの前職と応募先企業の業界を志望した理由を論理的に説明できるように志望動機を考えます。それに加えて、営業職への転職でアピールすべきポイントは数字への意識の高さ、目標達成に向けての積極性、コミュニケーション能力です。
前職の経験に併せて、営業職に必要なスキルのアピールを組み込んだ志望動機を考えましょう。
書類選考においての志望動機の作成については「職務経歴書の志望動機で書類選考は決まる!3ステップで攻略せよ」で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。
女性が働きやすい業界や会社を選ぶ
営業職を未経験の女性が働きやすい職場を探すなら、女性の良さが生かせる業界で働くことでさらに良い転職につなげることができるでしょう。
たとえば、美容商品会社や、保険業界などです。
こういった業界は女性消費者層が多く、顧客も女性であることが多いため、営業をかけやすく女性としての強みを発揮できるでしょう。同じ女性であれば悩みや不安を理解し、商品を提案しやすくなり売り上げに結びつけやすいからです。
また、営業の部署も女性層が多く、働き方についても女性の理解者が多いため、働きやすい職場が多いでしょう。
事前に情報収集を入念にしておく
女性の未経験から営業職への転職の際の転職活動については最も重要なのは募集企業の企業情報を集めることです。
社内の雰囲気や、残業がどれぐらいあるのか、女性の割合や福利厚生など、会社のホームページだけではわかりづらいものをしっかり調べることが重要です。
そうすることで転職後のミスマッチを防ぐことができます。こういったことを調べるためには、口コミサイトや転職エージェントを利用することで信頼のおける情報を確実に入手できます。情報を収集してより良い転職を目指しましょう。
【女性の転職】未経験から営業職への転職成功率を大幅UP!
女性が未経験から営業職への転職への成功率を上げるには、前項で説明したポイントを押さえた上で、転職のプロである転職エージェントに相談することを強くお勧めします。
転職エージェントは多くの転職成功者をサポートしてきた経験から得たノウハウがあり、女性の未経験から営業への転職にも的確なアドバイスをくれるので、転職エージェントに登録することで効率的に転職活動を行うことができます。
女性が未経験から営業職への転職で転職エージェントを活用するメリット
女性が未経験で営業職へ転職する際に転職エージェントを利用する主なメリットは以下の4つです。
- 個別に非公開求人をもらえる
- 応募企業に特化した対策が可能
- 企業とあなたの間に入って調整・交渉を行う
- 十分なヒアリングをしてくれる
女性が未経験の職種への転職に成功するためには、これまでのスキルや経験の棚卸と、それを踏まえて、企業の求める人材とあなたの条件のマッチングをすることがかなり重要になります。
転職エージェントに登録すれば、非公開求人の中から上記の手順であなたの希望や条件に合ったより良い求人を紹介してくれるので、転職成功率が大幅に上がるのです。
また、女性活躍社会の推進に伴って女性の転職サポートに力を入れている転職エージェントも増えています。
転職エージェントの選び方や登録後の流れについては「転職したい女性必見!女性の転職に強いおすすめ転職エージェント」を参考にしてください。
女性の未経験から営業職への転職におすすめの転職エージェント3選
女性の未経験から営業職への転職におすすめの転職エージェント3社をご紹介します。
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まとめ
今回は女性が未経験から営業職へ転職する方法について解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
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