こんにちは。株式会社YouthPlanet-編集部です。
先日、新卒1年目の転職相談を受けました。
「1年目なんですけど、仕事にやりがいを持てなくなって、ずっとこの仕事を続けることが考えられなくなって転職を考えています」
この方のように、新卒1年目で転職を考える方は非常に多いです。厚生労働省のデータでも、新卒入社後、1年以内で辞める大卒は12.3%、高卒では19.5%もいるのが事実です。
新卒1年目の転職って、仕事に対する考え方が甘い? スキルや能力が付いてないから転職が難しい? 最低3年は今の会社で頑張った方がいいの?と悩んでいませんか?
結論からお伝えすると、転職することで悩みが改善するのであれば、新卒1年目でも転職することを強くオススメします。しかし、採用側の印象は良くない可能性が高いので良く考えた上で、十分に対策をすることが必要です。
この記事では、転職エージェント YouthPlanetで新卒1年目で転職を考えている方に向けてお伝えしている転職成功のノウハウやコツを、具体的に記事として紹介していきます。
全て読むことで、新卒1年目で転職を考えている方にとって、最善な転職の実現に近づきます。
新卒1年目で転職は可能なのか?
新卒1年目での転職は可能なのか?という点についてですが、結論からお伝えすると「可能」です。
例えば、中小企業やベンチャー企業など、新卒採用に強くない企業や常に大量採用している企業などはあえて社会人1年目や2年目の層を狙っている企業もあります。
しかし、有名企業などに転職したい場合は、新卒1年目で転職は正直難しいです。即戦力を求めている企業も多いため、大半の有名企業は新卒採用で優秀な学生を多く獲得しているので、新卒1年目というだけで書類選考すら通過しないと考えて間違いはないでしょう。
新卒1年目で転職を考える10の理由
新卒1年目で会社を辞めたいと考えているのは、実はあなただけではありません。
新入社員を含めた、若手の社会人が退職する理由を調査したアンケート結果があります。
アンケート結果では、「キャリア成長が望めない25.5%」「残業・拘束時間の長さ 24.4%」「仕事内容とのミスマッチ 19.8%」が上位3位を占めています。
アンケート結果のように、新卒1年目で「やっぱりこの会社じゃない…」という気持ちが芽生えることは少なくありません。
弊社に新卒1年目で転職をしたいと相談に来る方の悩みをリスト化しましたが、今一度 “なぜ自分が今転職をしたいのか、その理由を十分に考えてください。”
1. 入社後、想像していたイメージと掛け離れていた
2. 職場の上司と合わない
3. 仕事にやりがいをもてない
5. 社風が合わない
6. 人間関係が上手くいかない
7.会社で嫌なことがあった
8. 入社時に妥協した
9. 仕事がきつい
10. やりたいことが変わった
新卒1年目で転職を考えるのは甘いのか?
新卒1年目の転職者で多い悩みが、家族や友人、彼女に転職をしたいと相談すると「1年目で転職とか甘くない?」と言われてしまって、どうしたらいいのかわからないことです。
転職を考えるのは甘いとのかと悩んでしまう人の多くは、主に人間関係で悩んでいる方が多く、特に女性の方は真面目な方も多いので「転職を考えるのは甘いのかな?」と思うようです。
特に職場の人間関係が理由の場合は、「新卒1年目で転職を考えるのは甘くありません」。むしろ「パワハラ」や「上司の嫌がらせ」が絡んでいるので、直ぐにでも転職活動を行い、職を変えることを強くオススメします。
新卒1年目の転職のメリット・デメリット
新卒1年目の転職のメリット・デメリットを正しく理解しておきましょう。
新卒1年目で転職をするデメリット
まず、新卒1年目における転職のデメリットとしては、書類選考や面接でマイナスの印象を与えてしまうことです。
「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」「仕事でストレス耐性がなく我慢ができない」とマイナスの印象を持ってしまいますし、何度も「なぜ1年以内で辞めるの?」と質問されるので転職理由には対策が必要でしょう。
新卒1年目で転職をするメリット
対策を十分に行えば、新卒1年目で転職をするメリットが生まれてきます。
Aさん(22歳)
新卒で入社した会社。採用ページに書いていた給料や労働時間と全く違う条件で働かされて、嫌で嫌で仕方ありませんでした。
こんな会社辞めてやる!と入社3ヶ月で転職活動を開始しました。
何も経験もスキルもない私は無理なのでは…?と思いましたが、意外にもすぐに同業他社に転職することができました。
給料は少し下がりましたが、労働時間や人間関係が改善され、年収も上がっていく会社だったので満足しています。
今は転職マーケットも開かれているので、転職先に困る…ということは滅多にありません。
むしろ、Aさんのように転職後の年収は少し下がったとしても、年収がしっかりと上がっていく会社で働いた方が5年後、10年後を考えるとメリットが出てきますよね。
新卒1年目で転職してもいい場合
新卒1年目の転職は難易度も高いですし、メリット・デメリットがあります。
それも考慮した上で転職を希望する方は転職成功に向けて動き出しましょう。
新卒1年目の転職で成功例が多いのが営業へのジョブチェンジです。営業は常時第二新卒や未経験採用を積極的に行なっているので、新卒1年目でも転職できる可能性が高いです。
新卒1年目の転職でおすすめの業界
新卒1年目の転職には、営業の中でも以下の業界が特におすすめです。
- 人財業界
- 広告・メディア業界
- インターネット・IT業界
営業職の中でも上記のような無形商材の法人営業を行う業界は発展途上のため、様々な人材の採用に積極的です。
新卒1年目の転職で失敗してしまう人の特徴
新卒1年目の転職で失敗してしまう人の特徴は「環境や人のせいにして、自分で何か改善しようという姿勢がない人(他責志向)」「大企業しか行きたくないという大企業志向が強い人」の2つのパターンに分けられます。
入社してから半年以内の人
新卒1年目でも入社して半年以内の転職はお勧めできません。
その理由としては、人事側からすると入社して半年以内の転職希望者に対してどうしても定着率や忍耐力に対する懸念が拭えないからです。
それでもどうしても転職したいという場合は、採用面接の際に入社半年も耐えられなかった自分の欠点を見直し、それを踏まえて転職後は転職先でどのように働き貢献したいのか説得力を持って熱意を伝える必要があります。
他責志向が強い
仕事を辞める理由を環境や周囲の人のせいにして、自分で何か働きかけたり、改善しようと動かない他責志向の人は転職しても同じ問題に直面することが多いです。
そして、採用側も「なんでこんなに早く辞めるの?」と何度も質問してきます。
なぜなら、せっかく採用しても、他責志向が強くてすぐに待遇や周囲の人のせいにしてまた会社を辞めてしまってはコストと時間の無駄になってしまうからです。
大企業志向が強い
新卒1年目で就職活動を同じ感覚で大手企業ばかりを受けようとする方は、なかなか転職先が決まりません。
もちろん新卒1年目の転職で採用に至るケースもありますが、採用側のニーズとあなたの経験や人物像がマッチしていればの話です。
あなたの新卒1年目の経験やスキルでは手の届かない求人も多いことを十分に理解し、企業のブランドだけでなく入社後の具体的な仕事内容や求められている経験・スキルを考えて転職活動をしていくことが転職では必要です。
管理部門・中核部門への転職を希望している
新卒1年目での管理部門や中核部門への転職は難易度は大幅に上がります。
新卒1年目では管理部門や中核部門に必要な経験やスキルが不十分なので、大体の場合経験を積むためにまずは営業に派遣されることが多いです。
本当は管理部門や中核部門の志望なのに現在営業職で仕事に不満があって転職を考えているという方は、今のまま転職しても失敗する可能性が高いので、まずは希望部署にいくための経験とスキルを営業職で培うことを最優先しましょう。
新卒1年目の転職に成功する人の特徴
前述した通り、新卒1年目の転職は簡単にはいきません。
ですが、新卒1年目での転職に成功する人の多くは、基本的なビジネスマナーが備わっていることを前提として、以下の2つの特徴があります。
学歴やスキルに自信がある
新卒1年目の転職で人事が重要視するのは経験スキルよりもポテンシャルや成長意欲です。
またそれに加えて、職歴がない分学歴は新卒1年目の転職ではプラスαで評価される要素にもなります。
学生時代から独学で学んだスキルやインターンで経験した営業やマーケティング体験などもスキル面の評価にプラスになるので面接などで自信を持ってアピールすると良いでしょう。
キャリアダウンも厭わない
新卒1年目の転職でキャリアアップはかなわないと思ってください。
新卒1年目でキャリアアップ目的の転職を試みても、採用側の求めるスキルや経験に合致せず成功しないケースがほとんどです。
新卒1年目での転職では現状を脱却するため、または近い将来の目標を叶えるためにはいったんキャリアダウンしても構わない覚悟が必要です。
新卒1年目で転職を成功させる4つのポイント
上述してきた、新卒1年目で転職したいと思う理由とアドバイスを紹介してきましたが、以下の4つのポイントを理解しておく必要があります。
1. 新卒1年目で転職は不利であると認識すること
新卒1年目の転職ははっきりとお伝えして不利です。理由は以下の2点です。
・活かせるスキル・経験が身についていない為
・採用担当者は「またすぐにやめるのでは?」と不安になる
実際に、新卒1年目の転職はとにかく内定を取りずらいです。
だから、しっかりと準備をして企業を受ける必要があります。
2. 新卒1年目の転職は退職理由を明確にすること
新卒1年目の転職において、今の会社を辞めたいのかを自分の中で整理すべき理由は、以下の2つの理由です。
・自分を分析しておかないと転職先の会社選びを誤ってしまうから
・転職の面接で必ず質問されるから
面接官はあなたが、すぐに会社を辞めてしまわないか厳しくチェックしているので、辞めたい理由・転職したい理由を整理して明確にしておく必要があります。
また、自己分析を行なっていないと、転職後も今と同じように辞めたいと思ってしまうからです。
3. 新卒1年目の転職は求人の集め方に注意すること
新卒1年目の転職で重要なことは、受ける企業の数を増やすことです。言い換えれば転職求人を多く確保する必要があります。
繰り返しお伝えしますが、新卒1年目の転職は基本的に不利ですので、内定を勝ち取る為には量(受ける数)を担保していくことが必要になってきます。
新卒1年目でも成功できる転職求人を多く確保するためには、「大手の転職エージェント」を利用して求人を幅広く集めることがオススメです。
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もし、転職するか迷っている段階であれば、転職エージェントdodaに登録をしておけば安心です。
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4. 新卒1年目の転職は自己PRを工夫すること
新卒1年目の転職活動では、スキルも経験も少ないので職務経歴書や面接でPRできることが少なくなってしまいます。
そこで、以下のポイントを上手くPRすることで採用側の印象を良くすることができます。
・学生時代の経験
・社会人1年目の経験
・1社目を選んだ理由
・1社目を1年目で辞めたい理由
特に、1社目を1年目で辞めたい理由の言い回しについては、他責になってないか第三者の視点を入れることをオススメします。
とりあえず3年はリスクがある?
新卒1年目で転職をしたい、今の会社に長く働く気はない!と思うのであれば、悩んでないで「とりあえず3年」と考えずに転職活動を行なってみることをオススメします。
これは転職するかどうか悩んでいる人が、転職を決断するノウハウとして紹介することが多いですが、まず「5年後、10年後」を思い浮かべてみてください。
[画像]
ケーススタディとして「とりあえず3年」と我慢して働き続けたAさんと、見切りをつけて転職したBさんを考えてみましょう。
Bさんに比べると、Aさんは次の仕事の経験を減らしてしまっています。
もちろん、今の仕事で身につくスキルや経験があなたの為になるものでしたら、我慢して続けることも一つの手ですが、新卒1年目で転職をしたいと考えるのであれば、転職先でスキル・経験を身につけた方が良い場合が多いです。
それでも悩むのであれば
新卒1年目での転職について成功方法や転職活動をすべきタイミングなどについて、紹介してきましたが、ここまで読み進めていただいて「まだ転職するか悩んでしまう」のであれば、転職相談をすることを強くオススメします。
転職エージェントはキャリアのプロですので、現在のあなたの転職市場価値を教えてくれ、転職すべきか、今の会社でもう数年頑張るべきなのかを親身に教えてくれます。
大手の転職エージェントであれば、以下の5社は安心して転職相談をすることができますが、特にオススメなのは顧客満足度No1の「doda」です。
それでは具体的な転職エージェントの詳細をご紹介していきます。doda | 顧客満足度が高く丁寧な対応とノウハウが好評
パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する「doda」は、顧客満足度が高い転職エージェントで営業能力や連絡スピードが高いです。
特徴は、担当者の対応が平均的に良く、当たり外れが少ない転職エージェントだと言われています。
- 年間約2万人の転職成功達成の実績
- 業界専門のアドバイザーが在籍
- 20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人を保有
パソナキャリア | 初めての転職には必須
初めての転職活動や、サポート力を重視する方には「doda」と「パソナキャリア」の登録をおすすめします。
また、平日夕方や土日の面談や相談対応も可能なので、在職中の転職活動など、時間にあまり余裕がない方にとっては利用しやす転職エージェントです。
もちろん書類・面接選考の対策から退職手続きまで手厚くサポートしてくれます。
「パソナキャリア」は情報収集先として非常に強力な転職エージェントですので、情報収集を初めて行う方にもオススメです。
リクルートエージェント | 案件総数・内定決定率No.1
「リクルートエージェント」は案件総数・内定決定率ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
転職希望者の約80%以上が利用したことがあるというのがこのリクルートエージェント。
転職支援実績No.1というのがうなずける、下記の4つの大きなメリットがあります。
- 30万人以上の転職成功実績から得たノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人10万件以上の保有
- 99%が満足と答えた「面接力向上セミナー」
- 20時以降、土日祝日、思い立ったらいつでも相談できる
マイナビエージェント | 20代・第二新卒にも強い
「マイナビエージェント」は、メリット・デメリットがはっきりしています。
メリット | デメリット |
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使い方としては、「doda」と「パソナキャリア」に登録した上で、第二新卒・20代向けの求人や中小企業の求人を取りに行く為に「マイナビエージェント」を追加で登録することをオススメします。
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ハイキャリア案件を求めている方には「doda」に加え「JAC Recruitment」の登録はしておきましょう。
「JAC Recruitment」は外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1です。 質・量・サービス共にトップレベルなのでハイキャリア案件を求める方は「JAC Recruitment」に登録をして、ハイキャリアに特化した対策を行なっていきましょう。
最後に・・・
繰り返しお伝えしますが、新卒1年目で転職をしたいと思うのであれば、転職先での経験を早く積む為にすぐにでも転職活動を始めてください。
また、転職するかどうか悩んでいて、キャリアのプロに転職相談をしてほしい方も転職エージェントサービスに登録して、現状の問題と対策のアドバイスを受けることをオススメします。
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<追記>
もし、転職するか迷っている段階であれば、転職エージェントdodaに登録をしておけば安心です。
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新卒1年目転職したいと悩んだ場合、一番良くないことは、一人で抱え込んだり周囲の1年目の同僚と愚痴を言って何も解決しないまま仕事を続けてしまうことです。
新卒1年目で転職を考える人は、結局3年目や5年目、20代ラストの29歳でも「転職したいなー」と考えてしまうものなので、早めに転職とはどういうものか相談するだけでもオススメします。
そして、「転職エージェントに相談しようかな」少しでも思った方は今ここで登録しておきましょう。
登録は、また明日、また後で、と先延ばしをしてしまうと、仕事のストレスや忙しさに流されて、気がつくと2年目、3年目になってしまって「このままずっと嫌な思いをしながら仕事を続けるのかなー」と自分が嫌になってしまいますよ。
結局、今ここで行動できる人が、人生を切り開いていけるものです。
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