社会人7年目、29歳という歳はキャリアですごく悩むと思いますが、29歳の方は転職をするにしても転職をしないにしても、「自分のキャリアを見直す=リキャリア」をオススメします。
なぜなら、29歳の転職は有利に進めることができ、年収を上げやすいと言われているからです。
一方で、30歳になってしまうと、異業種への転職が難しくなるので、29歳で一度あなたのキャリアを見直すことで将来転職しておけばよかったと後悔することを避けることができるのです。
2021年は29歳の転職に有利?
なぜなら、企業側から見れば29歳は即戦力として十分に活躍できる能力が身についていると思われるからです。
また、今は転職市場が活発で企業も中途採用で人員を確保する動きが強いので、29歳の即戦力を探している企業も多いのです。
29歳の転職は年収を上げやすい?
採用側も29歳の人材は『即戦力』として期待値が高まる歳で、現在のあなたの年収よりも高い条件でオファーを提示してくれる可能性が高いです。
29歳の転職で悩んでいる人は前向きに検討をすべきだと思います。
2021年は転職に有利・29歳は年収を上げやすいことを踏まえると、転職に悩んでいるなら、まずは動くことをオススメします。というのも、30歳になると未経験の仕事への転職が非常に難しくなるからです。
>>30歳になると転職が難しくなるのか知りたい方はこちらから
社会人7年目・29歳は20代最後で悩む
社会人7年目、29歳という歳はキャリアですごい悩むと思います。
まずは、キャリアに悩んで転職ではなく大学院に通い始めた方の事例です。
この方は、半年ぐらい前から自分のキャリアについて悩んでいました。
現職は超大手企業で、営業として結果も残していて、20代で年収も1,000万円もらっており、順調に出世もしていますが、やはり20代最後の歳になって今後を見据えた時に、30代、40代でどうやって自分のキャリアに色をつけていけば良いのかという点に悩んでいました。
彼の場合は私のところに何度も相談にきて、転職など色々な選択肢を私と一緒に模索しました。
彼は今の仕事も好きだし、まだ結婚も遠そうだし、独り身で時間のあるうちに頑張ってMBAを学んで、大学院でより体系的に経営理論を学んだ方が将来役員まで出世したとしても、ベンチャー企業などで経営企画などとして転職するとしても、プラスに働くのではないかという結論になり、私が背中を押しました。
この方のように、キャリアに悩んで転職ではなく、大学院という選択肢を選んだ方もいらっしゃいます。
社会人7年目で転職に悩む人の事例
上記の方も含めて私のところに社会人7年目で転職相談にきた方は以下のような方がいます。
大手金融機関の営業・男性
年収は1,000万円、順調に出世もしており、大きな仕事も任せてもらえて現状はとても満足している。しかし30代,40代と将来を考えた時に、今のままで良いのか、誰に相談したら良いかわからないし、どうして良いかもわからない。
ウェディングプランナー・女性
これまで楽しくバリバリ仕事をしてきたが、今回旦那さんの転勤の都合で地方に引っ越さなくてはいけない。ウェディングプランナーの仕事は好きで、すぐに仕事も見つかるのだが、そろそろ子供も作りたいし、今回の転居を機に土日休みの仕事をしたいが、仕事は引き続き一生懸命頑張りたい。
ITシステム会社の契約社員事務・女性
1社目は地銀の窓口。結婚を機に現職で契約社員として働いていたが、30歳を前にしてそろそろ正社員として戻っておきたいと思っている。再度契約社員でも良いが、せめて正社員登用制度がしっかりとしている契約社員で働きたい。
社会人7年目29歳になると仕事も一通り経験してきて、色々なことを理解していますが、利害関係者(家族・上司・お客さん)も増えてきて、なかなか好き勝手には動けないようです。
性別のことを言うのもナンセンスですが、男性の方は出世レースに巻き込まれ、どうしたら自分の市場価値や、社内でのキャリアを良いものにしていけるのかに悩んでいることが多いです。
また、女性の方は結婚や出産なども考えながら、それでも仕事も頑張りたいと言うような方も多く、それはそれで働き方やキャリアというものに常に悩まされる話も良く聞きますし、それはこの社会人7年目29歳の歳だと思います。
また、30歳になると異業種への転職などももう難しくなると言われているので、転職するならこの20代の切符を持っているうちにすべきなのではないか。ということで悩んでいる方も多いです。
30歳になると転職は難しくなる?
1歳の差は微々たるもの
未経験への転職の可能性も含めて転職を検討するのであれば、29歳でした方が間違いなく有利でしょう。
ただ、「業界は同じがいい」「職種は同じがいい」「勤務地を変えたい」「働き方を変えたい」「給与をあげたい」というような思惑で転職をするのであれば、決して29歳が30歳になったからといって不利になることはありません。
どちらかというと34歳と35歳。39歳と40歳。のような歳の方が条件がどんどん厳しくはなります。
年齢よりも強みを作れているかが大事
私の強みは○○だ!と理解している方は問題ありませんが、自分の強みが分からないという方は転職に苦戦するので注意が必要です。
とは言っても、29歳で転職相談に来る方のほとんどは私や他の転職エージェントとキャリアの棚卸しを行うと、強みが沢山出てくるのでそんなに心配する必要はないかと思います。
29歳で転職に悩んだら何をすべき?
29歳の転職で一番怖いケースは、焦って変なタイミング、変な人のアドバイスで勝手に転職を決めてしまったり、とりあえず会社を辞めちゃってから転職をしようとすることです。
色んな人に迷惑かけるのも嫌だし、とりあえず一回会社辞めて、海外旅行にでも行って考えようみたいな短絡的な考えは20代の半ばまでにしてください。
30歳前後でそれをやってすごいキャリアダウンした転職をせざるをえない方も、私は多々見てきました。
注意!29歳での転職での危険ポイント
特に女性に多いのですが、29歳という年齢はキャリアを見直す方も多い反面、結婚や出産といったライフイベントを考え出す方も多い年齢です。
29歳で結婚・出産後のライフワークバランスを保ちたいからというからの転職は非常に危険です。
採用側としても、「産休・育休目当ての転職ではないのか」「入社後すぐに離職してしまうのでは?」と言う懸念から採用を避けられる可能性があるので、ライフワークバランスのための転職でも長期的なキャリア設計を提示する必要があります。
29歳の転職の成功方法
特に29歳の転職はキャリアを意識して転職活動を行っていただきたいので、転職の専門家の転職エージェントのサポートを受けることをオススメします。
- 現状の市場価値を知りたい
- 未経験職種の転職にチャレンジしたい
- 年収や待遇をあげる転職をしたい
- 正社員を目指したい
現状の市場価値を知りたい
現状の市場価値を知りたいという理由で転職活動をする場合は、転職エージェントの転職相談を利用しましょう。
転職エージェントは登録すると転職を無理矢理にでもさせられるというイメージがありますが、キャリア設計を相談するだけでも活用している方もいます。
対策としては、教育制度が整った大手転職エージェントを利用するか、第三者から正しく評価された転職エージェントを利用することです。
例えば、教育制度が整った大手転職エージェントはキャリアコンサルタントとして3ヶ月間十分な研修が整った「doda」「リクルートエージェント」の2社がオススメです。
また、第三者から正しく評価された転職エージェントは株式会社リクルート主催「グッドエージェント賞」を参考にしてください。
29歳で未経験職種の転職にチャレンジしたい
29歳で未経験職種への転職にチャレンジしたい場合は、30歳になる前に転職活動を始めることを強くオススメします。
29歳で未経験職種への転職の方法は以下の2つです。
- 即戦力としてスキルマッチングのPRを行うこと
- 未経験での大量採用を行う会社を探すこと
即戦力としてのスキルマッチングのPR
即戦力としてのスキルマッチングのPRは、行きたい会社が求めているスキルや経験を正しく把握した上で、職務経歴書対策や面接対策を行う必要があります。
対策は大手転職エージェントに相談することも可能ですし、スキルマッチングを得意とする弊社 株式会社Youth Planetに相談することをオススメします。
>>スキルマッチングにお悩みの転職者の方は株式会社Youth Planetにお問い合わせください。
未経験での大量採用を行う会社を探す
未経験での大量採用を行う会社を探すには、転職エージェントと併用して、転職サイトを活用することをオススメします。
※ 大量採用を行っている会社は離職率が高い可能性があるので、そもそもあまりオススメはしません。
転職サイトは求人数が豊富な「リクナビNEXT」を利用して、幅広く求人を集めていきましょう。
年収や待遇をあげる転職をしたい
29歳の転職で年収や待遇をあげる転職をしたい場合には、転職エージェントと併用して、ヘッドハンティング型の「ビズリーチ」を利用してみましょう。
ヘッドハンティング型の転職サービス「ビズリーチ」は年収が600万以上が登録するとメリットがありますが、そうでない方は大手転職エージェントや弊社経由で非公開求人を探すことをオススメします。
正社員を目指したい
29歳で正社員を目指したい方は、転職エージェントからサービスを断られるケースが多いです。転職エージェント側から見れば、工数をかけた割に制約しない人として転職サポートを断られる場合があります。
しかし、20代のうちであれば未経験での転職が可能な求人を揃えた転職エージェントも存在しているので、そちらを活用しましょう。
20代の未経験での正社員求人に強いのは「ネオキャリア」です。付け加えると、未経験での正社員を目指すなら転職サイトの「リクナビNEXT」も併用して登録して求人を探すことをオススメします。
なぜ29歳は転職エージェントのサポートを受けた方が良いのか?
理由は3つあります。
- 個別に非公開求人をもらえる可能性がある
- 応募企業に特化した対策が可能
- 年収を上げるなど待遇の交渉も依頼が可能
1. 個別に非公開求人をもらえる可能性がある
要は転職やキャリアの考え方は、自分にとって条件の良い求人を集め・比較し・選択することです。
しかし、自分1人で条件の良い求人をサイトや企業HPから探すことって、基本的に不可能です。何故なら、一般的に公開されていない非公開求人を転職エージェントだけが保有していることが多いからです。
だから、みんな転職エージェントに登録をして条件の良い求人を、提案してもらうのです。
2. 応募企業に特化した対策が可能
転職エージェントは多くの転職希望者のサポートを行なってきている為、大手・人気企業であればあるほど、内部の採用プロセスを熟知して独自のノウハウを蓄積してきています。
具体的には、採用担当者の特徴や好み、過去受かった人の傾向、特化した想定質問や正しい回答、など通常知ることができないデータを大手の転職エージェントは蓄積しているのです。
さらに、蓄積してきたデータを駆使して、模擬面接・職務経歴書をあなたと一緒に考えてくれる為、転職エージェントを活用していないライバルよりも圧倒的に優位に立てるのです。
3. 年収を上げるなど待遇の交渉も依頼が可能
「転職で年収・待遇交渉」は自発的に行う必要があります。
しかし、多くの転職者が口を揃えて言うのは「どのタイミングで交渉すればいいかわからなかった…」と言うことです。
なぜなら、個人経由での応募すると、最終面接の場で入社同意書を書かされることが非常に多い為、そもそも年収交渉する場面が設けられていないのです。
転職エージェント経由であれば、入社する意向は転職エージェント経由で伝えることができるので、合わせて転職エージェントに年収交渉をしてもらうのです。
29歳が転職エージェントを利用する際の注意点
29歳の転職は失敗すると30代でかなり苦労するので、転職エージェントの選び方には慎重になった方が良いでしょう。
ある優秀な転職エージェントは、担当できる人数は最大で20人までだ。と話していましたが、大手転職エージェントは1人が100人の転職者を抱えている為、機械的に求人を流している場合が多いです。
質を担保したいのであれば、第三者から正しく評価された転職エージェントは株式会社リクルート主催「グッドエージェント賞」を参考にしてください。
それでも大手転職エージェントを利用したいと考えるのであれば、複数社に登録をして必ず転職エージェントの比較を行ってください。
それでは具体的な転職エージェントの詳細をご紹介していきます。doda | 顧客満足度が高く丁寧な対応とノウハウが好評
パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する「doda」は、顧客満足度が高い転職エージェントで営業能力や連絡スピードが高いです。
特徴は、担当者の対応が平均的に良く、当たり外れが少ない転職エージェントだと言われています。
- 年間約2万人の転職成功達成の実績
- 業界専門のアドバイザーが在籍
- 20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人を保有
パソナキャリア | 初めての転職には必須
初めての転職活動や、サポート力を重視する方には「doda」と「パソナキャリア」の登録をおすすめします。
また、平日夕方や土日の面談や相談対応も可能なので、在職中の転職活動など、時間にあまり余裕がない方にとっては利用しやす転職エージェントです。
もちろん書類・面接選考の対策から退職手続きまで手厚くサポートしてくれます。
「パソナキャリア」は情報収集先として非常に強力な転職エージェントですので、情報収集を初めて行う方にもオススメです。
リクルートエージェント | 案件総数・内定決定率No.1
「リクルートエージェント」は案件総数・内定決定率ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
転職希望者の約80%以上が利用したことがあるというのがこのリクルートエージェント。
転職支援実績No.1というのがうなずける、下記の4つの大きなメリットがあります。
- 30万人以上の転職成功実績から得たノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人10万件以上の保有
- 99%が満足と答えた「面接力向上セミナー」
- 20時以降、土日祝日、思い立ったらいつでも相談できる
マイナビエージェント | 20代・第二新卒にも強い
「マイナビエージェント」は、メリット・デメリットがはっきりしています。
メリット | デメリット |
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使い方としては、「doda」と「パソナキャリア」に登録した上で、第二新卒・20代向けの求人や中小企業の求人を取りに行く為に「マイナビエージェント」を追加で登録することをオススメします。
JAC Recruitment|ハイキャリア転職で実績No.1
ハイキャリア案件を求めている方には「doda」に加え「JAC Recruitment」の登録はしておきましょう。
「JAC Recruitment」は外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1です。 質・量・サービス共にトップレベルなのでハイキャリア案件を求める方は「JAC Recruitment」に登録をして、ハイキャリアに特化した対策を行なっていきましょう。
最後に・・・
繰り返しお伝えしますが、2018年は「売り手市場」ですので、29歳という歳で転職に悩んでいるのであれば、「自分のキャリアを見直す=リキャリア」をオススメします。
29歳の方は転職に悩んでいて、いつの間にか30歳になってしまっていて、転職の可能性を減らしてしまっていることもあります。
転職の選択肢を減らしてしまい後悔したくない方、転職に悩んでいる方は必ず転職エージェントに相談をして、あなたにベストなキャリアプランを一緒に考えてもらいましょう。
ここで行動しないのであれば、あの時転職活動しておけば良かったと後悔してしまいますよ。