こんにちは。株式会社Youth Planet -転職エージェント編集部です。
日本では今「女性活躍社会」と銘打って、女性の社会進出の推進と女性管理職の増員を目指して様々な政策に取り組んでいます。
内閣府男女共同参画局による「女性活躍加速のための重点方針2018」の中でも、女性活躍推進法に基づく女性役員候補者の育成など、女性のキャリアアップを後押しできる環境づくりについて明記されています。
しかし、女性がキャリアアップを実現するには、環境の整備を待つだけでなく、女性一人一人が将来を見据え、キャリアプランを考えていく必要があります。
女性のキャリアにはライフイベントの影響を少なからず受けますので、女性のキャリアアップに関しては、戦略的な行動が必須です。
今回は、女性のキャリアアップに関する現状を始め、女性がキャリアアップを目指す際にまずすべきこと、女性がキャリアアップに成功する方法を詳しく解説していきます。
女性のキャリアアップの実態
現代では、女性でもキャリアップのための出世や転職を目指す方も多くなってきました。
海外諸国に比べると劣るにしろ、日本も女性が活躍できる社会になってきています。
日本は女性活躍社会を推進している
現在日本では、安倍内閣の経済再生戦略の一つとして、女性の社会進出の支援を積極的に行なっています。主な政策として、「待機児童の解消」「職場復帰・再就職の支援」「女性役員・管理職の増加」の3つを掲げています。
具体的には、5年で40万人分の保育の受け皿を用意し、将来的に待機児童を解消させることを目指しており、保育所や保育士を積極的に増やすといった対策が行われています。保育園に入れないために仕事を辞めなくてはいけなかった女性が、社会復帰しやすい環境へと変わってきています。
また、産休・育休後の復職を目指す女性に能力アップする支援を行い、新しいスキルを身につけ、職場復帰を推奨しています。
さらに、女性を役員や管理職へ積極登用するようにと上場企業に要請し、その結果、女性がキャリアアップするための道が開かれつつあります。
日本でも、女性が社会で活躍できるような環境が整いつつあるのです。
管理職を目指す女性も増えている
管理職を目指したいという女性はますます増加傾向にあります。
女性が管理職を目指す理由として、最も多く挙げられるのが、「収入を増やしたいから」というものです。現在では、多くの家庭が共働きで、女性でも収入を増やし、将来の貯蓄をしたいと考える方が増えています。
女性が管理職を目指す第二の理由として挙げられるのが「仕事のやりがいを感じたいから」です。仕事を生活の手段として考えるのではなく、働くことにやりがいを感じたい女性が多く見られるようです。
一方、キャリアアップで悩む女性は多い
女性の社会での活躍の場が増え、管理職を目指す女性も増えてきている中で、年齢を重ねるにつれて、どのような働き方をすればいいのか、キャリアアップについて悩む女性も多いようです。
女性が社会に進出するようになったのは、つい最近のことですから、働き方のお手本にするケースが少ないということが原因の一つです。
定年まで同じ会社に勤めるのか、転職はすべきなのか、家庭との両立のために仕事量を調整すべきなのか等、多くの悩みがあるでしょう。
お手本にすべき判断基準がないために、仕事と家庭のバランスや、結婚、出産後のキャリアをどのように積んでいくべきか行き詰まりを感じる女性が多くいるのです。
キャリアアップしたい女性がまずやるべきこと
キャリアアップしたい女性がキャリアアップに向けて行動を起こすときは、まず以下の4つのことから始めてみましょう。
女性ならではの細やかな気配りに磨きをかける
女性は男性よりも調和を大事にするため、周りに対して細かな気配りができ、管理職に必要なスキルに長けていると言えます。従業員の変化に気づいたり、場を和ませる力は管理職にも重要です。
今の時代、特に管理職に求められるのは、周りをサポートしながらマネジメントができる人材です。今後、細やかな気配りのできる女性へのニーズはさらに増してくるため、日頃から周りを気遣う力を養うことは大切です。
気になることは何でもやってみる
仕事をしていく中で、「これが自分のやりたいことだ」と断言できる女性はそう多くはいないでしょう。働きながら、考えは変わっていきますし、もちろんやりたいことや興味のあることもどんどん出てくるはずです。
そういった時に、他の職種に興味があるのなら、一度それについて徹底的に調べてみることも大事です。今の仕事にとらわれずに行動することで、本当にやりたい仕事は何なのかを見極めてくことができます。
社内外のコミュニケーションを重視し、人脈を広げる
社内外でのコミュニケーションをしっかりと取り、人脈を作ることはとても大切です。
社内でも様々な身分の人と意識的に話すよう心がけるだけで、円滑に意思疎通ができる能力が高まります。そうすることで、社内の橋渡し役になれば、周りからも重宝される存在になるでしょう。
また、社外ではコミュニケーション能力を活かして、周りの人との繋がりを作ることで、キャリアアップのきっかけになるかもしれません。積極的に人脈を作りましょう。
経験豊富な先輩や信頼できる人に相談する
女性が仕事やキャリアアップで悩んだ時に、経験豊富な先輩や友人の存在はとても頼りになります。
社内外問わず信頼できる人にあなたのキャリアや人生ビジョンについて相談することで、あなたの今後のキャリアプランについて整理できるかもしれません。
女性がキャリアアップするための4つの方法
女性がキャリアアップを狙うには主に4つの方法があります。
- 今の仕事で実績を積みキャリアアップを狙う
- 社内異動をする
- キャリアアップ転職をする
- 独立をする
女性がキャリアアップを目指すには現職にとどまり、社内で実績を積んだり、異動をして出世を目指す方法か、独立を含め、現職を離れキャリアアップ転職を狙うかとなります。
女性がキャリアアップをするためには出世?転職?
少し前までは会社員たるもの出世を目指すのが当たり前という風潮すらありましたが、今では女性だけでなく、男性の中でも出世を望まない人が増えています。
女性が出世をしてキャリアアップをすると、社内外での信頼も増し、仕事の幅も広がりスキルアップもできたりというメリットもありますが、課せられる責任の重さや、精神的なストレスが増えるわりに、手当などがなくなり収入が減ってしまうかもと言ったデメリットの方が大きいと思う女性が多いからです。
一方、「転職=キャリアアップ」とは限らないということも覚えておきましょう。
転職をした結果、年収が下がってしまうことがあるのは事実です。
しかし、現職であなたの能力を活かしきれる環境が無いと感じている女性は、あなたのスキルを最大限に発揮できる会社へのキャリアアップ転職を狙うことをおすすめします。
女性のキャリアアップ転職に成功するには
女性がキャリアアップ転職に成功できるような転職先にふさわしい企業は何を基準に選べばよいのでしょうか。
女性がキャリアアップできる転職先とは
女性がキャリアアップできる転職先を見つけるために、まず注目して欲しいポイントとして、女性管理職の登用実績があげられます。会社全体で、管理職人数のうち何割くらいにあたるのかを、採用担当者に確認しましょう。
実際に、活躍している女性と面談する機会をもらうことができれば、会社での具体的なイメージも湧きやすいでしょう。女性管理職ならではの視点で、会社の雰囲気や仕事のやりがい、大変さなどを聞けるチャンスかもしれません。
また厚生労働省が公表している「女性の活躍推進企業データベース」でも管理職に占める女性労働者の割合はわかります。それだけでなく、採用した労働者に占める女性労働者の割合や育児休暇取得率といった様々なデータを一覧で確認することができます。
女性がキャリアアップしやすい職場かどうか、様々な方法で入念な情報収集をし、見極めることが重要です。
えるぼし認定企業・なでしこ銘柄も女性が活躍している企業の目安
政府や公的機関が女性の働き方に関する配慮を認定、客観的に示す基準として「えるぼし認定企業」「なでしこ銘柄」というものがあります。
えるぼし認定企業
えるぼし認定企業とは、女性活躍を推進するための具体的な行動計画を策定、都道府県労働局へ届け出を行い、厚生労働省の認定を受けている会社を指します。つまり、その会社が女性の活躍に積極的にサポートしていることを政府が認めている証拠です。
認定基準は、採用倍率が男女同等であること、過剰な残業や休日出勤がないこと、女性に対して多様なキャリアコースが認められていることなどがあります。
3段階の認定段階に分かれていて、上位の段階の企業の実績は、厚生労働省のホームページに公表される決まりです。どんな待遇が期待できるかを確認し、転職先を選ぶ参考としましょう。
なでしこ銘柄
経済産業省と東京証券取引所が主体となり女性活躍推進を積極的に行っている上場企業を「なでしこ銘柄」に選定しています。女性活躍推進に優れた企業の将来性を評価し、投資家の判断を後押しするねらいがあります。
選定基準は多岐にわたりますが、仕事と家庭の両立がしやすい環境であることも一つの条件です。多様な働き方が認められることによって、仕事と家庭の両立を実現しやすい企業と考えられます。
ライフイベントによって大きく働き方が変わってくる女性だからこそ、仕事と家庭を両立できる働き方が認められるという点は転職先として大きなポイントになるでしょう。
女性のキャリアアップ転職には転職エージェントを活用!
女性がキャリアアップ転職に成功するには転職エージェントの活用が必須です。
先ほどもお伝えした通り、「転職=キャリアアップ」とは限りません。
あなたの能力を最大限に活かせる企業を選ぶことで、実績を積みキャリアアップに繋げることができるので、転職先選びはとても重要です。
前項でお伝えした、女性が活躍しやすい企業を選ぶことを前提に、あなたのスキルや経験を活かせる会社を見つけるには、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
女性のキャリアアップ転職に転職エージェントのサポートが必須な理由
女性のキャリアアップ転職に転職エージェントのサポートを利用するメリットは以下の3つです。
・他の人材紹介媒体と比べても圧倒的な求人保有量
・転職活動から内定後の条件交渉まで手厚いサポートの実現
転職エージェントはまず、キャリアカウンセリングからあなたの強みやスキルを見出し、保有する膨大な量の求人情報から、あなたがキャリアアップできる求人を紹介してくれます。
また、転職エージェントは転職のプロであり、数々の転職者のサポートしてきた経験から培ったノウハウを持って、書類選考から面接、内定後の条件交渉まであなたのキャリアアップ転職が成功に至るまで全力でサポートしてくれます。
女性のキャリアアップ転職におすすめの転職エージェント
女性のキャリアアップ転職におすすめの転職エージェント4社をご紹介します。
リクルートエージェント|業界No.1の転職サポート実績
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雇用形態や勤務先などより多くの選択肢から転職先を吟味したい方におすすめです。
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また、在籍する転職エージェントは自社研修を受けていますので、担当者に当たりはずれが少なく、安心してまかせられる転職エージェントです。
パソナキャリア|女性の転職には欠かせない転職エージェント
「パソナキャリア」は、大手転職エージェントの中でも特に親身で、女性からの評判が非常に高い総合転職エージェントです。
「パソナキャリア」は全体として『女性活躍推進』を大々的に打ち出しています。
実際に女性向け転職の分野では多くの表彰があったり、人材企業としては珍しく女性社員の比率が多く、管理職も半数が女性で、社内外を含めて女性活躍に真剣に取り組んでいます。
希望をすれば、女性のキャリアアドバイザーに担当してもらうことも可能なので、女性の事情について理解をしてくれ安心して相談することができるため、女性に必須の転職エージェントです。
JACリクルートメント|キャリアアップを目指す女性向け
イギリス発祥で世界各国に事業展開をする「JACリクルートメント」は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1を誇ります。ハイキャリア転職向けで年収600万円以上の案件を中心に取り扱っています。
25歳の女性でキャリアアップ転職を目指すのであれば登録しておきたい転職エージェントです。
JACリクルートメントは大手企業には珍しく企業担当と転職者サポートを同一アドバイザーが行う両面体制を取っており、企業情報にも精通したアドバイザーが直接転職者をサポートしてくれるのは心強いです。
まとめ
今回は女性のキャリアアップの実態と女性がキャリアアップ転職に成功するための方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今の会社ではあなたの持つスキルや能力を存分に発揮しきれていないと考えている女性は、転職エージェントに相談して、キャリアアップ転職に向けて行動を起こすことをおすすめします。
また、出世をしてキャリアアップを目指す女性も、転職エージェントに相談することで、あなたが本当に出世によるキャリアアップを目指すべきなのか、それともあなたに合った会社は他にあるのか、選択肢を広げることが可能です。
女性のキャリアアップはライフイベントの影響も受けやすく、難しいと思われがちですが、事前にキャリアプランを考えておくことで、将来を見据えた選択をし、キャリアアップを実現させることに繋がります。
この記事を読んで、より多くの女性がキャリアアップに成功できることを祈っています。