こんにちは。株式会社Youth Planet編集部です。
弊社でも不動産業界の方から転職相談を頂くことが増えてきましたので、実際に不動産業界から他業界へ転職された方の特徴も踏まえた上でお話します。
不動産業界ってとてもハードですよね。厳しい営業ノルマ、労働時間も長いし、休みも不規則でプライベートなんてあって無いようなもの。
一緒に入社した同期なんてほとんど不動産から転職したし、会社の中では仕事の悩みを話せる人なんていない・・・。
不動産からの転職も考えてみたけど、実際どうしていいか分からない。そもそも不動産営業から転職ってできるの?と思っている方も多いでしょう。
だからと言って、不動産業界から転職を諦めてしまうのは早いです!不動産業界から他業界へ転職している方はたくさんいますし、不動産業界経験者は自己PRすべきことがたくさんあるのを知っていますか?
このページでは不動産営業マンの自己PRポイントを説明してるので、すぐに転職活動で活用できるはずです。
その他にも不動産業界から転職する理由や具体的な転職先や転職のノウハウについても詳しく説明していきますね。
不動産営業から他業界へ転職する5つの理由
不動産営業とは「不動産を売ること、貸すこと」で利益を得る商売です。不動産営業は一般的に給与も高く、人気のある業界ですが、一方では他業界へ転職する方も多いのも現実です。
特に以下の5つの理由で転職をする方が多いです。
- アナログな営業スタイル
- 自分自身の価値への疑問
- ノルマが厳しい
- 長時間労働
- 休みが不規則
アナログな営業スタイル
一般的に不動産の営業スタイルは「電話」「ポスティング」「展示会」の3つに分けられます。
現代ではインターネットが普及しているのにも関わらず、間取り図から申し込みに至る書類のやり取りは「FAX」が主流ですし、それに加えて営業スタイルは「電話」や「ポスティング」というアナログな宣伝方法のため、嫌気がさす人も多いようです。
自分自身の価値への疑問
家が売れるかどうかは立地や設備などの物件自体の価値であり、自分自身に価値があるのかを疑問に感じる人が多く、転職相談する人もいます。
また、「顧客のニーズを引き出し、自分の頭で考え出した解決策を提案したい」と思う人から転職相談を受けることもあります。
ノルマが厳しい
不動産業の営業職には厳しいノルマが課されます。
地図を見て住宅地を歩き回り、ひたすら飛び込み営業です。出社したらすぐ追い出されるように外に行かされ、お昼を過ぎても店長の指示があるまでは店舗に戻ることはできません。
ノルマが達成できないと、上司から叱責、厳しく詰められ、プレッシャーに耐えれなくなり、ついには体調を崩すという人もいます。
不動産営業では歩合制を採用している会社が多く、営業成績によって給与が大きく変動するため、給与を安定させて、人生設計を立てやすくしたいと考えて、転職する人も多いです。
長時間労働
効率の悪いや厳しいノ営業活動やノルマを強いられる為、労働時間は必然的に長くなりがちです。
日中は物件確認、飛び込み営業、テレアポをこなしてから、夜遅くまでポスティングやチラシ作成と気が遠くなるような忙しさのため、このような労働スタイルに耐えられず転職を検討する人もいます。
また、給料は営業成績による為、労働時間の長さの割に給料が安いと不満を持つ人も多いのが現状です。
当初はやる気に満ち溢れて不動産営業していても、全く売れずにボロボロになって転職していく人も多いと聞きますね。
休みが不規則
休みが平日のため、「友達や家族と過ごす時間が取れない」という理由から、土曜日曜休みの仕事に転職したいと考える人は多いです。確かに、給与体系は良いですが、勤務スタイルを重視される方も少なくありません。
上記のような理由から、転職をしたいと考えている人は不動産業界には転職したくないという方が大多数です。
不動産営業から転職は可能?
不動産営業から異業種への転職は可能だと言えます。
ただし、不動産営業としての実績は必須になってきます。
不動産のような有形商材は営業能力よりも商品の優劣や競合性によって憂気が変わってくるので、有形商材の営業能力は「質より量」、つまり高い商品をいかに確実に売ってきたかという点で実績が問われます。
不動産営業から転職を検討中の方はいまいちど実績を整理し転職の際に有利になる点があるか見直してみてから考えましょう。
不動産営業から転職するときに何をPRするべきか
不動産業界で働いている方は、「営業力」「人間関係を構築する力」「タフな精神力」といった不動産業界で培った強みがあるはずです。その不動産業界で培った強みを転職活動では必ずアピールしましょう。
転職市場では以下のような3点で高く評価されることが多いです。
営業力
不動産営業マンは絶対に「自分で成約させるぞ」という強い意志を持って営業活動を続けていると人が多いため、お客様とのコミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルを持っていると考えられます。
また、物件情報やお客様に納得してもらえるような内容をきちんと説明できる能力=説得力を持っているとも考えられます。
人間関係を構築する力
不動産売買は何千万という高額商品です。その高額商品をこの人から買いたいとお客様に思ってもらえなければ不動産は売れないので、不動産営業の人は人間関係を構築する力があると言えるでしょう。
タフな精神力
他業界の営業マンに比べて、不動産営業=キツイ仕事だと考えられているので、タフな精神力があると考えられているからです。
一度、不動産営業を携わっていた方々の話を聞くと、大変な不動産の営業だけは2度とやりたくないと感じる人も少なくないようです。
不動産営業からのオススメの転職先
不動産からのオススメの転職先は『無形商材』の法人営業職が一番オススメです。
無形商材の法人営業職がオススメ
無形商材とは簡単に言うと、形のない商材・サービスを扱う職種を言います。無形商材を扱う業界としては、IT、コンサル、金融、広告、人材が挙げられます。
無形商材の営業は、有形商材に営業に比べて高いスキルが要求されます。
しかし、一般的に生活備品や食料品などの有形商材に比べて、人材や広告などの無形商材の方が市場規模として大きく、ターゲットの幅も広いと言われています。
なかでも、特に不動産営業出身の方には、以下の2つの業界をオススメします。
- 広告業界
- 人材業界
転職した場合、新規顧客の開拓を一から始めることになる為、その範囲が広い方が、成功する確率が高くなります。更に、法人営業であれば、取引金額もある程度高額であることから高い報酬や、取引の継続性、企業同士の横の繋がりからターゲットの幅が広がっていくことも期待できます。
人材業界がオススメな理由
人材業界は現在最も注目され、成長が期待される業界だからです。
転職エージェントは求職者と企業のミスマッチをなくすことが仕事です。
人材業界は相手の利得を考える仕事であるため、「厳しいノルマに嫌だ」「お客様のことを大切にしたい」「家と同じように、人の人生に大きな影響を与えたい」という方は向いているでしょう。
広告業界がオススメな理由
不動産と同様に高額商品を扱うビジネスに関わりたいと考える人には向いているでしょう。
広告代理店の仕事では企業から何千万円という大きな予算を預かり、もっともパフォーマンスの良い宣伝方法を考え、実行することが仕事になるからです。
不動産業界から転職を迷った時にすべき3つのこと
転職は、人生の分岐点です。このまま今の道を進むか、それとも別の道に進むかの見極めは、誰でも慎重になって悩むものです。
しかし、転職したいけど迷っているだけでは何も変わりませんし、何も始まりません。
少しでも転職を考えている方は以下の3つを考えてみましょう。
志望動機を思い出す
志望動機を思い出すことって関係あるの?と思うかもしれませんが、転職相談者の話を深くヒアリングしていくと、「入社時に描いていた理想や目標が叶えられそうにないから」と結論付けられることが多いです。
例えば、「ノルマが厳しい」から不動産業界から転職したいと思う人にヒアリングを重ねていくと、以下の入社理由に繋がる方が多いです。
転職理由の事例
(志望動機)お客様にとって人生で一番高い買い物と言われる住宅販売を通してお客様の心に残るような営業をして自分自身も成長したいと考えて、不動産会社に入社しましたが、それができなくなったからです。(現実)不動産会社では到底達成できないノルマが課され、毎日上司から詰められ精神的にもキツイです。何よりノルマを達成するために営業に必死にりすぎて周りが見えず、(転職理由)お客様のことを一番に考え、自己成長することが実現できそうにないので転職を決意しました。
上記は一例ですが、不動産業界から転職したいと考えている人の転職理由、「ノルマが厳しい」「アナログな営業スタイル」などネガティブな理由は、実は不動産会社に入社した動機が達成できないから転職をしたいということに繋がっていることが多いです。
そして、不動産会社に入社した動機を思い出すことで、転職を決意し目指したかった目標や夢に向かって転職を成功させる方が多いのです。
あなたが不動産業界からの転職で悩んでいるのであれば、必ず入社動機を思い出してください。
そして、志望動機と現実のギャップが大きく不動産営業を続けられないと感じるのであれば、転職活動を始めることを強くお勧めします。
5年後の自分の姿は想像できるか
今の不動産会社で働き続けた場合、5年後の自分の姿は見えていますか?先輩や上司は目標にしたいと思えますか?
一度考えて立ち止まって、将来の自分のキャリアを考えてみてください。もしあなたのなりたい人間像から遠いのであれば、転職することがあなたにとっての正解になるかもしれません。
抱えている不満は自分で解決できるか
人間関係が問題であれば、人事異動などで解決することもできるかもしれません。しかし、以下の点で転職を考える場合は、不動産業界の特徴と言えるので、自力での解決や業界内の転職での解決は難しいと思います。
- アナログな営業スタイル
- ノルマが厳しい
- 長時間労働
- 休みが平日・少ない・不規則
これらの項目はとても重要ですから、転職エージェントに相談してみるのもいいかもしれません。
不動産業界から転職を成功させる為の方法
法人営業職の転職を圧倒的に上げるたった1つの方法は「転職エージェントを活用すること」です。
法人営業職の転職活動で成功した人達のほとんどが転職エージェントを使っています。実際に私自身も転職エージェントを活用していて、仕事の悩みやプライベートの悩みまで聞いてもらい、私自身を全て理解した上で、転職活動もサポートをしてもらいました。
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他にも転職エージェントは、採用担当者に求める人物像のヒアリングを行い、実際の職場の雰囲気や面接官の特徴などを深く理解した上で、あなたにマッチした企業を紹介してくれます。
転職エージェントから企業の内部情報を教えてもらうと、webには載っていない職場の雰囲気や転職後のキャリアや年収のイメージなど、詳細な情報まで理解することができるのです。
入社後のリアルな情報を知ることができるので、入社前と入社後のミスマッチがほとんどなく、情報収集を十分に行い満足のいく転職ができます。
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まとめ
いま不動産から転職したいなと考えているのであれば、必ず数年後も「転職をしたい…」と考えてしまいます。
不動産から転職をしない人生も幸せかもしれませんが、ずっと転職しておけばよかったと思いながらこの先の人生を続けていくことも苦痛ですし、そんな人生は嫌ですよね?
悩んでいるだけだと必ず後悔するので、まずは行動してください。
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