メガバンクって副業できるの?
あまり褒められた話ではありませんが、私はメガバンクの銀行員の一年目の時、会社に隠れて副業をしていました。
副業で稼ぎたいなと考えている方は多いと思うので、そういう方は参考になるかと思います。当時24歳ぐらいの私でも稼げたので、気持ちさえあれば誰にでもできると思います。
「新卒でメガバンクに入社を決めた3つの理由」の中でも簡単にお話ししましたが、私自身は学生の時から将来は起業したいと考えていました。
銀行員はもちろん副業は禁止なのですが、私はそんなことよりもいつかの起業を夢見て、働きながら起業の種になるなにかをしたいと思い、副業を始めてみたのです。
ビジネスの種はなにか?
私はちょうどリーマンショック後の採用環境が悪い時にメガバンクに入社し、1年経過した時にたまたま新卒採用の面接官をやることがありました。
23歳で大企業に採用される側と採用する側の両方を経験できたのは、他の人にはない経験だなと思い、これはチャンスだなと思ったのです。人と違う経験はチャンスになるのであなたも何かビジネスをやりたいのであれば人と違う経験を探したほうがいいです。
当時の私は、自分なりに導き出した「大企業に受かるための面接のノウハウ」を本にしようと思い、仕事から帰宅した後の時間と休日を使って、3か月かけてノウハウ本を書いてみました。
それを出版社に持ち込もうと思ったんですが、そんなことをしたら会社に副業がバレるとその時に初めて気付きました。そこで、その本を情報商材にしてネット上で売ろうと考えたのです。
副業で1円の売上を作るまでの話
情報商材を作成したのは良いけれど(と言ってもwordで書いた文章をpdfにしただけ)、ネットでの売り方がいまいち分からないので、どうにかしてネットで売るために、そこから半年間どんなに銀行の仕事が遅くても毎日就活のブログを書いて就活生に発信し続けました。
その当時のスケジュールは、朝6:00前に起床、8:00前には会社に到着して、夜は20:30まで仕事、それから毎日のように上司との飲み会で帰宅は23:00か24:00、それから風呂に入って、早い時には夜中の2:00、遅い時には朝の5:00までブログやメルマガを書いてるような毎日でした。
そんな努力を神様が見てくれていたのか(その頃はリクナビとかマイナビぐらいしか就活サイトがなかったというのもありますが)、半年後には多い日には1日で1万-3万pvぐらい見られるブログになり、メルマガも1,000人ぐらいの就活生の読者がついていました。そして情報商材は毎月数万円の売上を作ってくれました。
副業で自分の月収を超えるまでの話
今となっては典型的な個人ビジネスの流れではありますが、情報商材からさらに売上を伸ばすために、土日にセミナーも開催するようにしました。
最初は会場費だけでも回収できれば良いやと思い、2時間で1,500円程度の就活セミナーを開催してみたのですが、なんと50人ぐらいの席が一瞬で満席になっていました。私に会いたくて日本中から学生が来てくれたのです。
その後は徐々に金額を上げて月に1回だけ2時間15,000円のセミナーを開催し、毎月50万円近い副業収入を達成していました。
副業で稼ぎたいならとりあえず半年頑張ること
副業・複業というワードが今は流行っています。転職者の方でも、私のところに副業のできる会社で働きたいという希望で転職相談に来る方もおります。ただ、私がそういう方達に毎回お伝えしているのは、「まずは行動してみてください」ということだけです。
今や副業なんてみんながやっていますし、アフィリエイトやら転売やら株とかFXとか仮想通貨とか副業の就業規定に違反しないような資産運用の延長のようなものもいっぱいあります。しかし上手くいかない人はチャレンジしてから総じて半年以内で辞めているんです。
そういう人って「いつか稼げたらいいな」とかずっと言ってるんですよ。転職者の方も副業のできる会社に行ったら稼げると思っている節があります。
副業に限らずビジネスは数万円稼ぐまでが一番大変なんです。半年ぐらい毎日動いていても何も成果は出ないのが普通です。しかし成功しない人に限って、まだ稼げてもいない段階で成功している人たちのテクニカルな手法とかを試すんです。
そういう時期は難しいことをやらずに、ただ量をこなせば良いんです。アフィリエイトなら記事を半年間書きまくるとか。
転売なら1円の利益しか出ないものを死ぬほど売りさばくとか。そういうことやってると半年過ぎたぐらいでやっと数万円ぐらい入ってくるんです。
そしたらそこから数万円を10万円にするとか100万円にするとかは意外と簡単にいくものなんです。
全力の副業は本業のビジネスに生きてくる
副業で収入を得るために、PDCAサイクルを回す経験は必ずあなたの本業にも生きてきます。今回は副業という話で進めてきましたが、それは趣味とかでも同じです。趣味のスポーツとかボランティア活動とかなんでも良いのですが、全力で物事にぶつかると不思議と本業にも良いサイクルが生まれるのです。
とはいえ、今の仕事が忙し過ぎて物理的に趣味の時間や副業の時間を取れない人も多くいるかと思いますので、そういう方は転職を考えてみるのもありかもしれません。
転職の相談でも、副業の相談でも、私は力になりますので、モヤモヤしている方はお気軽にご相談ください。