こんにちは、株式会社Youth Planet -転職エージェント編集部です。
「仕事にも慣れてきたし、そろそろ次のキャリアを考えたい」
「今後のライフイベントに備えて手に職つけた方がいいかも」
このような理由で転職をお考えの女性におすすめしたいのが資格の取得です。
女性が転職する際に資格を持っていると、あなたが即戦力となれる経験・スキル、知識を持っているという証明になり、女性が転職する際に有利になることがあります。
しかし、資格と一言で言っても、日本には資格と呼ばれるものは約3000種類以上もあり、その中でどの資格を取得しておけば、あなたの転職に有利になるのか、迷いますよね。
今回はその中でも女性の転職に有利になる資格であり、ライフイベントの際に離職しても復職やすい、手に職がつけられる10の資格を厳選しました。
これから転職に際して資格の取得を検討されている女性はぜひとも参考にしてみてくださいね。
女性の転職に有利な資格とは
数ある資格の中で、女性の転職に有利な資格とは何があるのでしょうか。
「資格社会」ともいえる今の日本社会で、履歴書に書ける資格が一つもないというのはマイナス評価になることも。特に即戦力採用となる女性の転職のにはあなたの持っている経験やスキルを証明できる手段として何か一つでも資格を取っておきたいところです。
女性が転職で資格を持っていると有利な理由
女性が転職で資格を持っていると有利な理由は以下の6つです。
・資格を活かして仕事の幅を広げ更なるスキルアップにつながる
・転職時に資格手当等により年収UPが期待できる
・資格必須の職種への応募が可能に
・仕事だけでなく女性としてのマナーや家計管理に役立つ資格も多い
・資格は持っていてマイナスになることはない
女性は結婚や出産などで止む負えなく離職しなければならない時がありますが、復職する時にも離職前の経験やスキルを目に見えて証明できる資格を持っていると、即戦力としての転職の採用率を高めることができます。
女性の転職に有利な資格選びのポイント
ただし、資格であれば何でも良いというわけでもありません。
資格の取得のために仕事を辞めてしまわないといけないような難易度の高い資格は、長い目で見ると持っていると転職やキャリアアップに有利なのでしょうが、あまり離職期間を作るのは好ましくありません。
あなたの職歴に関連する資格を取得すると、あなたのスキルの裏付けになり転職にもより有利になります。
また、未経験の異業種への転職を狙っている女性は、希望の転職先業種に関連する資格を取得しておくと「未経験でも予備知識がある。挑戦しようというやる気がある。」という好評価につながります。
業種別|女性の転職に有利な資格10選
女性が転職の際に持っているとプラスの評価につながる資格は業種や職種によって異なります。
今回は女性に人気の業種への転職に有利な資格で、在職中または既婚の女性でも仕事と家事の合間に取得が可能な資格をご紹介します。
事務・経理
女性の転職に一番人気の職種と言えば事務・経理ですが、人気なだけあり転職難易度は高く狭き門です。
事務・経理への転職で持っておくとより有利な資格は以下の2つです。
- 簿記検定(日商簿記検定)
- 秘書検定
簿記検定(日商簿記検定)
簿記検定は企業の資金や負債の支出入を記録・管理するための方法に関する知識を証明できる資格です。簿記検定には日商簿記検定と全商簿記実務検定とありますが、日商簿記検定の方が知名度もレベルも高いためおすすめです。
簿記検定は計数感覚の証明にもなりますので、事務・経理だけでなくどの業種を希望するにしても持っていると有利だと言えます。
履歴書に記載できるのは3級、転職に有利とされるのは2級から、税理士を目指すのであれば簿記1級の取得が必要です。
取得方法と期間の目安:通信教育で2ヶ月~半年(1級は通学が必要)
合格率:3級:40%、2級:20%、1級:10%
受験料:3級:2800円、2級:4630円、1級:7710円
秘書検定
秘書検定は接客能力やビジネス文書のマナーなどを心得ている証明になる資格です。社会人としての一般的なマナーを習得している証になり、女性が事務一般や接客業へ転職する際にも有利になるでしょう。
女性に人気の秘書職への転職を希望する女性は2級以上は持っておきたいですね。
取得方法と期間の目安:通信教育または独学で3~4ヶ月程度。
合格率:3級、2級:50~60%、準1級、1級:30%
受験料:3級:2800円、2級:4100円、準1級:5300円、1級:6500円
医療・福祉
医療・福祉業界は慢性的な人手不足が深刻な問題になっており、女性が転職内定を狙うにはおすすめの職種です。 しかし、その人手不足の原因となっているのが、仕事内容の割りに低賃金であるということ。
資格を持っていれば資格手当などで年収を上げることが可能なので、医療・福祉業界に興味がある人は、下記の資格はぜひとも取得しておきたいものです。
- 医療事務
- 介護職員初任者研修
医療事務
医療事務は医療機関での事務仕事に関する技能検定になります。全国どこででも使えますし、結婚後にも続けやすいので30代以上の女性にもおすすめです。
医療事務の資格は国家試験による統一された国家資格・公的資格がなくその種類は約10種以上ありますが、医療事務の資格を取得しておくと医療機関で即戦力として働けますし、在宅でインターネット受験ができるのも女性に人気の理由です。
種類によって必要とする知識の範囲や実技の有無などで難易度も様々ですが、医療系の職場に転職を希望する場合どれか一つは取得しておくと良いです。
取得方法と期間の目安:通信教育で約半年、通学で1~か3ヶ月。(資格の種類により変動あり。)
合格率:50~70%
受験料:5000~8000円(資格の種類により変動あり。)
介護職員初任者研修
昔はホームヘルパー2級と呼ばれた資格であり、介護職に就くための入門資格となります。介護士としての基本的知識や技術を証明できる資格です。合格率も高く、資格取得後実務経験を積んで介護福祉士やケアマネージャーへのキャリアアップも可能です。
取得方法と期間の目安:自宅学習+スクーリングで4ヶ月、通学のみで1ヶ月
合格率:90%
受験料:4~10万円(※その他の介護資格の有無、通学のみか通信と併用かによって変動)
不動産業界
不動産業は全国どこにいても需要があるため、結婚や家庭の事情などで転居したとしても職に困ることがないので、女性におすすめの転職先です。 専門知識が必要となる業務も多いため、下記の資格を持っていると転職の際にも優遇されます。
- 宅地建物取引士
- マンション管理士
- 管理業務主任者
宅地建物取引士
宅地建物取引士は不動産の売買や賃貸の仲介に関する契約の際に必要な国家資格です。不動産の営業所では5人に1人は宅地建物取引士の有資格者を置くことが法律で定められているため、不動産業界での就職には有利な資格です。また、資格手当を用意している企業も多いため、年収アップも期待できます。
不動産業界は年齢関係なく活躍できるので、結婚後も長く働きたい女性の転職にもおすすめです。 また、宅地建物取引士は女性が不動産業界の他、金融業界、建築業界に転職する際に有利な資格です。
取得方法と期間の目安:通信講座で2ヶ月~半年
合格率:15~20%
受験料:7000円
マンション管理士
マンション管理士はマンション管理組合の運営などに関するコンサルタントを行う国家資格です。難易度は高いですが、管理業者主任とダブルライセンスで女性の不動産業界への転職にかなり有利な資格です。
取得方法と期間の目安:通信教育で4~7ヶ月
合格率:7~10%
受験料:9400円
管理業務主任者
管理業務主任者はマンション管理会社に勤め、マンション管理の委託時の重要事項の説明や組合への管理状況の報告などを行います。マンション管理会社は一定数の有資格者を置いておかなければならないので、不動産業界への転職では即戦力としてアピールでき、女性が転職する際に有利な資格です。
また、管理業務主任者とマンション管理士は内容が重なっている部分も多く、ダブルライセンスでより転職に有利になりますので、併せての取得をおすすめします。
取得方法と期間の目安:通信教育で約7ヶ月
合格率:22%
受験料:8900円
金融業界
女性が結婚・出産を経ても長く働ける業界ということで、金融業界は女性の転職先として人気の業界です。金融業界への転職に有利な資格をご紹介しましょう。
FP(ファイナンシャルプランナー)
資格を取得しておくと女性の転職に有利なのはもちろん、金融に関する知識は経営やコンサルタント、また保険や不動産業への転職にも有利ですし、家計管理にも役立つので女性に人気の資格です。
FP(ファイナンシャルプランナー)
FP(ファイナンシャルプランナー)は相続、保険、不動産の有効活用、リスクや収益性について幅広い知識を持つ資産の専門家である証明になります。資格を持っていると金融業界だけでなく、保険会社、不動産業界など様々な業界で活躍の場があり、女性でも独立も目指せます。
国家資格であるFP技能士は3級からありますが、転職に有利になるのは2級からでしょう。またFPの資格には民間資格であるAFPと国際ライセンスであるCFP(R)がありますが、FP技能検定の取得や研修が必須になってきますので、まずはFP技能検定の取得を目指しましょう。
取得方法と期間の目安:通信教育で約3ヶ月(独学も可能)
合格率:3級:50~70%、2級:30~35%、1級:(正確な数字はないですが、AFP,CFP(R)含め最難関。要実務経験)
受験料:3級:6000円、2級:8700円、1級:20000円
業種問わず持っていると女性の転職に有利な資格
転職先にの業種に関わらず、女性の転職に有利な資格は以下の2つです。
- TOEIC
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
国際化する日本では外資系に限らずどの企業でも英語力は必須になってきています。また、どのような業務にも欠かせないパソコンの技術の証明ができるMOSも業務の効率化も図れますし、転職だけでなく現職でのスキルアップのためにも取っておきたい資格です。
TOEIC
外資系や大手企業への転職を目指す女性だけでなく、どこに転職するにしても持っておきたいのはTOEICのスコアです。国際化が進む世の中で英語でのコミュニケーション能力が高い人材はどの業界でも欲しい人材です。
企業によってはTOEICスコアの高い人を優遇するところもあり、TOEICスコアを持っていない人と比べて、年収が100万円もの差がつくこともあります。
TOEICスコアは高いほどよいですが、中途採用で履歴書に書いてアピールになるのが600点以上、750点以上あればビジネスレベルの英語力があると認識され、転職にもかなり有利になってきます。
取得方法:独学
合格率:750点以上:上位20%
受験料:5725円
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)はマイクロソフトオフィスのスキルを証明できる資格で、世界共通の資格です。「Excel」「Word」などソフトごとに取得が可能であり、MOSを取得しておけばあらゆる業種で役立てることができます。
スペシャリストレベルとエキスパートレベルとあり、エキスパートレベルを取得することをおすすめします。企業によっては、MOS取得者に優先的に責任ある仕事を任せたり、資格手当をつけているところもありキャリアアップも望めます。
パソコンを全く使用しないという企業は皆無と言っても過言ではない現代ではMOSはぜひとも取得しておきたい資格です。
取得方法と期間の目安:独学はもしくは通信教育で1~2ヶ月
合格率:スペシャリスト:80%、エキスパート:60%
受験料:1科目9800円
女性が資格を活かせる転職先を効率的に探す方法
女性が転職成功するためには、取得した資格と転職先の関連性が重要です。せっかく資格を取得しても資格と全く関連のない業種や職種をに応募しても、内定に有利にはなりません。
ここでの情報収集とあなたの持っている資格とのマッチングは妥協せず、時間をかけてしていただきたいところです。
しかし、在職中であれば現在の業務と、女性は家事や育児なども同時に行わなければならず、転職活動に避ける時間はそんなにありませんよね。
そこで、女性が効率よく企業と取得した資格のマッチングを行いさらに内定率をあげるためには、転職エージェントの活用をおすすめします。
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まとめ
女性は結婚や出産などのライフイベントで止む負えなく離職や転職をしなければならないことがあります。
資格を取得しあなたが培ってきた経験やスキルを証明できる形を持っておくことで、年収やポジションを落とさず、常にキャリアアップを視野に入れた転職や復職をできるようにしておくことができます。
長い人生、何があるかわかりません。
いつ何時でもお金や仕事に困らないよう、まずは資格をとっておくのが得策ですよ。