こんにちは、株式会社Youth Planet代表、 転職エージェント堀田です。
これまで転職相談に乗ってきた証券会社勤務の方で、数年前に転職を決断できずに現在も証券会社に残っており、後悔していると伝えてきた方が複数名おりました。
証券会社でこれから転職を考えている方は同じ轍を踏まないようこちらのブログをお読みください。
証券会社から転職を決断できない理由3つ
一例をご紹介します。
Aさん
学歴は国立大出身で営業成績は同期の中でも上位5%に入っている5年目。正直言って証券業務にも慣れてきて、今は良いお客さんも引き継がせてもらったので最初の頃のように特別に辛いということはないが、ベンチャーなどで世の中を変えるようなサービスを作りたいと思い転職を決意。
Bさん
関西人でお笑い大好きの営業マンで丸一年を経験。常に明るく、営業成績も良いが、褒めながらやる気を出させる上司が一人もいないことに疑問。もっとチームで支えあうような組織で働きたいと転職を決意。
Cさん
29歳で営業成績もとても高く、年収も1,000万円を突破。証券会社だとマネージャーになるまでに時間がかかるし、違う業界で自分の力を試したいと思い、転職を決意。
上記のような例での証券会社からの転職相談は私のところにも非常に多く寄せられます。
しかし、この3名は実際に転職活動をして複数社から内定をとりましたが、最後には転職をしないで、証券会社に残ったのです。
理由1:上司ブロック
Aさんはかなり優秀な人が集まるメガベンチャーから新規事業立ち上げ担当として内定を取り、転職を決意し、内定承諾もしました。翌日から上司との退職交渉が始まったのですが、そこから様子が変わりました。毎日のように上司に飲みに連れて行かれ、ずっと熱い話をされ続けるのです。「お前は出世レースにも乗っているからあと1年で行きたい部署に行かせてやる」とまで言われて、Aさんは入社の直前に転職先の企業に断りを入れ、証券会社に残りました。それから1年、Aさんに現在の状況を聞いても結局部署異動もなく、1年前と全く変わらない仕事をしていました。
理由2:家族・嫁ブロック
BさんはWeb系のベンチャー企業から内定をとりました。とても喜んでいたのですが、内定を取った瞬間に緊張の糸がプツンと切れたようで、上司に退職意思を伝えることが怖くなってしまったのです。
また、家族からも大きな証券会社にせっかく入ったのにたった一年で辞めるなんてもったいないと言われ、どんどんストレスの溜まったBさんは、そのまま考え込んでしまい病院に行ったら鬱と診断されてしまいました。その結果内定を出した企業からも内定取り消しになり、現職でただ休職することになってしまったのです。
証券会社勤務の方はゴリゴリしてとても明るいように見えて、とても周りの目を気にして、プライドの高い方も多いです。そのプライドの高さは決して行きていく上でプラスに働かないので注意してください。
理由3:年収・待遇
Cさんは、大手の人材会社から内定を獲得しました。大手の人材会社ではマネージャー待遇だったのですが、現職の方がお金が良いということで転職を断りました。
目先の年収という甘い蜜に誘われて、自分がマネージャー経験を積みたいという当初の目標を見失ってしまったのです。こうなってしまっては本末転倒です。彼は今もプレイヤーとして、証券会社なんてクソだと文句を言いながら日々証券営業の仕事をしています。
証券会社から転職を決断しなかった方の末路
転職を決断できなかった上記の3名は、後悔している旨を私に伝えてきました。
Aさん
正直もうどこに向かっているか分からず淡々と業務をこなしている。すでに30代になってしまい、ポテンシャル採用をしてくれる会社もないし、とりあえず現状から逃げるために海外転勤の希望をずっと出し続けている状況。
※証券会社の人はマネジメント能力がないので、30代から異業種での転職市場価値が一気に落ちます。
Bさん
鬱になって休職後に本部の楽な部署にしてくれると言われたが実際は営業現場に戻された。仕事はつまらないけどどうにか3年耐えて再度転職相談に来たいと言っています。
Cさん
いっぱい営業して、稼いだお金でストレスを埋めるようにお酒を飲むだけのつまらない毎日。体重も5キロも増加。キャリアとしてもスキルがついているのか分からなくなってしまった。あの時転職しなかった自分を後悔している。
結局、証券会社の方はリスクの取り方を知らないんです。
証券会社の営業は企業オーナーを見て、「こんなに従業員抱えてすごいなー。」「こんなに稼いで憧れるなー。」って思いながら、でも結局、いざ自分が転職をしようと思うと、成功した未来ではなく、常にリスクのことだけ考えて自分が行動することを恐れています。
証券会社の仕事がつまらなく感じる理由
証券会社って仕事がつまらないですよね。
理由は、上述していますがちっぽけな目先の年収などのリスクのことだけを考えてしまい、新しいチャレンジができないからです。
お客さんにはガンガンとリスク商品を売りつけているのに、自分では責任をとりたくない教育を新人の時から受けすぎた証券会社の教育の弊害だと私は考えています。
リスクを取るということは全て経験です。ソフトバンクの孫さんがあんなに思い切った事業投資をできるのは、どこまでのリスクだったらコントロールできるのか1つ1つ積み重ねて経験してきたからです。
これは転職も同じです。証券会社の人はちっぽけなプライドや目先の100万円の年収の差などを失うリスクを取れないんです。そもそも転職はリスクではありませんが、そのことに気付けるのも転職を決断した人にしか分からないのです。
証券会社を新入社員で辞めたいなら
たまに証券会社の新入社員で辞めたい…と相談にくる方も多いので、この場を借りてお伝えします。
証券会社を新入社員で証券会社を辞めたいなら、戦略的に転職して活躍して下さい。
親世代の方達はいまだに証券会社などの金融マンは偉いと思っている方も多いですが、このご時世に、自分でビジネスの企画もできない、マネジメントもできない、給料だけにしがみついている人材なんて終わっています。
もちろん証券会社から転職することが全てではありませんし、証券会社に残って長く続ければ成功する方もいるでしょう。
しかし、あなたがなりたかった社会人の姿は、「お客さんにペコペコお願い営業をして、上司の指示を待って、リスクをとらずに給料にしがみついている」そんな社会人でしょうか。
悩んでいる暇があれば、行動しましょう。証券マンの強みは圧倒的な行動力ですよ。
証券会社を辞めた後
証券会社を辞めた後って気になりませんか?
証券会社を辞めたいと転職相談に来る方は、転職後も活躍している方が多いです。
例えば、証券会社から無形商材(人材・IT)の営業へ転職を成功させた方もいますし、証券会社を辞めてコンサルティング業界へ転職し活躍している方も、また、証券会社を辞めて他業界の人事で活躍している方もいます。
証券会社で培ったスキルや能力は見せ方一つで、他業界の採用担当を魅了できるので証券会社を辞めた後も活躍している方が多いですね。
証券会社を辞めて良かったと思える転職方法
証券会社を辞めて良かったと思える転職方法は「転職エージェントにサポートを受ける」一択です。
証券会社からの転職は他業界から引っ張りだこなので、転職先が決まらないということはなかなか想像できません。
しかし、転職先の条件・待遇が悪かったり、証券会社と同じくらいパワハラが強かったりやりがいを持てない仕事だったら、証券会社の方が給与が良かったから辞めなければ良かったと思ってしまいますよね。
そこで、転職後も辞めて良かったと思える転職方法は以下の2つのPointを意識してください。
1. 質の高い求人を確保すること
2. 証券会社の強みを客観的にPRすること
1. 質の高い求人を確保すること
証券会社を辞めて良かったと思える転職方法は、戦略的に質の高い求人を確保することです。
求人の確保は「ハローワーク」「転職サイト」「企業採用ページ」「転職エージェントの非公開求人」から確保できますが、証券会社からの転職は転職エージェントの非公開求人を確保してください。
なぜ、質の高い非公開求人を確保する必要があるのかと言うと、公開求人は転職先の待遇や給与が現状より大幅に悪くなってしまう可能性が高いからです。
証券マンは労働環境に不満を持つ方が多いですが、給与や福利厚生は整っている方なので、転職先で給与や福利厚生が大幅に下がらないような求人を確保すべきです。
また、企業側が十分に採用コストをかける企業であれば、転職エージェントを活用してマッチする人材を確保する動きをしてきます。要するに会社がどれだけ人材にコストをかけれるかの指標になるので転職エージェント経由で求人を確保することをオススメします。
転職エージェントの質は担保できませんが、複数者登録して一気に求人を確保する為に大手転職エージェントの活用もオススメします。
(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません。)
ランキング | 登録必須度 | 詳細 | |
doda | 全ての方に 必須 | 顧客満足度が高い 丁寧な対応 ノウハウが好評 | |
リクルート エージェント | 全ての方に 必須 | 業界最大手の求人数 大手企業への転職実績多数 | |
パソナ キャリア | 初めての転職に 必須 | サポートが丁寧 非公開求人にも期待が寄せられる。 | |
マイナビ エージェント | 20代・第二新卒にオススメ | 20代・第二新卒の 求人情報が豊富 | |
JAC Recruitment | 外資・技術系に 必須 | スペシャリスト採用では実績No1 経験を生かせる。 |
要は転職エージェントには3~5社一気に登録 → 各エージェントの連絡スピードをチェック → 求人を的確に教えてくれるかチェック → 職務経歴書・模擬面接対策が丁寧かチェックするだけでいいんですよ。
あとは優秀な転職エージェントが、勝手に転職エージェントが求人を探して、企業に合わせた対策をしてくれて、年収交渉までやってくれるんです。
2. 証券会社の強みを客観的にPRすること
証券会社の強みは、他業界の人事や人材業界しか経験したことのない転職エージェントには理解されにくいのが現状です。
さらに、証券会社ごとで身につくスキルや能力も少しづつ違ってくるので、条件の良い求人を確保したところで、書類選考や面接で落とされる証券マンも少なくありません。
例えば証券会社から人事に転職をしたい場合とコンサルに転職したい場合、ルート営業をしたい場合や新規営業をしたい場合、どれもPR方法が違ってきますし、PR方法を場合分けして職務経歴書に落とし込むことができる方はあまり多くはないのです。
同様に大手転職エージェントも、人材業界しか経験していないのでPR方法のアドバイスが単調になってしまうのです。
証券会社の強みを最大限PRして条件の良い求人に応募する為には、金融業界からの転職に強い転職エージェントのサポートを受けてください。
もちろん弊社も金融業界からの転職に強いですし、大手転職エージェントの中には金融出身の転職エージェントもいるかもしれません。
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リクルート エージェント | 全ての方に 必須 | 詳細 | |
パソナキャリア | 初めての転職に 必須 | 詳細 | |
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<追記>
もし、転職するか迷っている段階であれば、転職エージェントdodaに登録をしておけば安心です。
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証券会社から転職して後悔しない為のまとめ
証券会社から転職をしたいと思うのであれば、まずは行動することです。嫁ブロックや上司から止められても結局はあなたの人生ですので、あなたが転職するか決断を下すべきです。
その上で、証券会社を辞めて後悔しない為には、「戦略的に質の高い求人を確保すること」「金融業からの転職に精通している転職エージェントにサポートを依頼すること」が必要となってきます。
せっかく証券会社というネームバリューがある業界にいるのであれば、それを最大限活用して転職活動をすることが、証券会社から転職して後悔しない方法なのです。
なぜ証券マンから弊社が選ばれるのか
・質の高い求人を保有
・満足度の高い転職相談
弊社 株式会社Youth Planetでは、金融業界出身の転職エージェントが多数所属している為、証券会社からの転職が強みです。
弊社の特徴の1つに「質の高い求人を保有している」ことが上げられます。弊社は20社・30社も求人をご紹介することはありません。なぜなら大量に求人を送りつけることは転職者にとって、負荷がかかってしまうと考えているからです。十分にキャリアの棚卸しやヒアリングを重ねて、転職後満足・納得出来るようリサーチしてから、求人をご紹介させて頂いております。
また、弊社では満足度の高い転職相談を行っております。転職エージェントによっては、転職相談でヒアリングも行わず、ひたすら転職しやすい求人(ブラック企業や常に人が足りていない企業)しか紹介されない場合もあります。
弊社では、転職後も満足してキャリアを作ってもらえるよう求人紹介を行う前に十分なヒアリングを行い、価値観や将来なりたい姿をイメージして転職の軸を固めて頂いた上で、求人紹介を行っていきます。
その他にも、転職に関する全てのサポート(証券会社から転職に必要な職務経歴書の添削、証券マンに最適な面接対策、面倒くさい面接の調整、希望に近づける為の年収交渉)を一括してサポートしております。