こんにちは、株式会社Youth Planet-編集部です。
今回は面接後のお礼メールについての質問を頂きました。
面接のお礼メールを送りたいのですが、書き方が全くわかりません・・・。宛先は面接官の方、それとも会社宛が無難でしょうか?
それと、どういうふうにお礼を書けば良いかわかりません・・。こんな感じに書け!!ってのがあったら教えてください。
また、
お礼のメールって合否には関係ないですよね?必要ですか?
といった質問も転職希望者からよく受ける質問です。
確かにお礼メールの有無は合否に直接関係しないことがほとんどです。
しかし、お礼メールを送ることで、採用担当者に好印象を与え他の応募者より一歩内定に近づけるかもしれません。
今回はお礼メールの正しい書き方、タイミングを解説していきます。
面接お礼メールは必要?
面接後のお礼メールは必ず必要なものではありません。ですが、メールを受け取った面接官に好印象を与える可能性があります。
お礼メールで「企業への志望度の高さ」をアピール
お礼メールの送信は必須ではありませんが、お礼メールを送ることで、企業への「志望度の高さをアピール」することができます。仮に、面接官があなたの合否を決めかねている場合、お礼メールでさらなる熱意を伝えることで、その意欲を買われて合格につながる可能性もあります。
早く送れば面接合否に関係することも?
面接のお礼メールは出来るだけ面接当日に送るようにしましょう。
企業によっては面接の合否判断を当日、もしくは翌日までにしてしまいます。その際に、多くいる転職希望者の中でお礼メールを送った人と送らなかった人では、送った人の方が印象には残るでしょうし、合格に一歩近づけるかもしれません。
中小企業・ベンチャーには特に効果的
中小企業やベンチャー企業には応募数が少ないため、採用担当者が合否出しの全権を握っている場合があります。面接担当者宛にお礼メールを送ることで好印象になり、選考に有利に働くかもしれません。
また、ベンチャー企業は、スキルなどよりも志望度の高さを重視する傾向にあります。お礼メールは志望度の高さをアピールするには効果的です。
お礼メールの8つのポイントとそのまま使える例文
お礼メールを送る際には下記の8つのポイントをおさえておきましょう。
- 送り先
- 件名
- 宛名
- 序文とお礼
- 面接の中で印象に残ったエピソード
- 入社への熱意と、成長意欲のアピール
- 定型句での結び
- 署名
1.送り先
面接官の方から直通のメールアドレスを頂いた場合はそちらに送りましょう。
メールアドレスが分からない場合は、HPや資料に掲載してある採用窓口あてにメールを送りましょう。本文で入社への熱意の後に「また、面接をして下さった、○○様にもどうぞよろしくお伝えください。」と一言加えるとより良いでしょう。
2.件名
件名は簡潔に、「誰から何の用件で」が一目でわかるようにしましょう。
- 面接の日付
- 面接の次数
- 名前
この3項目をシンプルにまとめましょう。
3.宛名
正式名称で略さず、「会社名」「部署名」「名前」を記載しましょう。もし、採用担当者や面接官の名前を把握できなかったら、「採用ご担当者様」というように記すと良いでしょう。
4.序文とお礼
一度お会いした方へのメールなので、「(いつも)お世話になっております。」から書き始めましょう。その後に、面接日時、名前と共に面接をして頂いたことへのお礼を述べましょう。
5.面接の中で印象に残ったエピソード
面接官との印象に残ったやり取りや、逆質問をした内容について少し触れるとより良いでしょう。「企業への理解が深まった」ことのお礼を入れることで、次の入社熱意に説得力を与えます。
6.入社への熱意と、成長意欲のアピール
面接を通じて、より企業への志望度が高まったことを伝えましょう。企業への想いや、内定後更なる努力をし尽力する旨を伝え、前向きな意欲を記しましょう。
7.定型句での結び
簡潔に締めの言葉で結びます。
「末筆ながら、ご面談のお礼を申し上げますとともに、
貴社のご発展と皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。」
8.署名
最後に署名には、氏名・メールアドレス・住所・電話番号を記載しましょう。
そのまま使える例文
[件名]▲月▲日の二次面接のお礼(自分の名前)
株式会社▲▲▲▲▲▲▲▲
人事部 ●●様お世話になっております。
(自分の名前)と申します。本日はご多忙な中、面接のお時間をいただき、
誠にありがとうございました。◯◯様のお話を伺う中で、貴社で活躍するための心得をご教示いただくことができ、
非常に有意義であったとともに、貴社への志望度が非常に高まりました。
面接でお伝えできませんでしたが、私は過去に▲▲▲のプロジェクトを担当しておりました。
この経験をいかし、貴社成長の一端を担えることができたら、幸甚でございます。ご多忙かと存じますので、ご返信にはおよびません。
末筆ながら、面接のお礼を申し上げますとともに、
貴社ますますのご発展と社員皆様のご多幸をお祈りいたします。—————————————
(氏名)
メールアドレス:~~~@×××××.ne.jp
〒000‐0000
□□県□□市□□0‐0‐0(自宅住所)
電話:090-0000-0000
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面接後、印象をUPさせるお礼メールのポイント3選
面接後のお礼メールで好印象になるポイント3つを解説しましょう。
書面は時代遅れ!必ずメールで送る
面接のお礼は必ずメールでしましょう。書面で送ってしまうと、企業に到着するまでに、2,3日かかってしまいますので、当日のうちに届くメールの方が適切です。また、電話もマナーとしてあまりおすすめできません。
また、メールで送る際は絵文字や(笑)などは絶対に使用せず、PCで確認されることを想定し、メールの作成はスマホではなく、PCで行うようにしましょう。
文量は少なめ、シンプルに
本文の内容は出来るだけシンプルに、文章量は全体で10行程度におさめましょう。あまり長文になってしまうと、重たい人だなとマイナス評価を受けてしまう可能性があります。
もし日程変更など先方に調整をお願いした場合は、そのことについてのお礼も忘れずに書いてくださいね。
返信不要の旨を記載
採用担当者の方にとってはお礼メールは嬉しいものかもしれませんが、同時に忙しい方にとっては返信作業が負担となってしまうことがあります。一言「ご多忙と存じますので、ご返信には及びません。」と柔らかい表現で返信不要の旨を伝えましょう。
それでも返事を頂いた際は、必ず24時間以内に返信をするのがマナーです。24時間以内かつ営業時間内に一言「丁寧なお返事ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。」など簡潔に返信を頂いたことへのお礼を述べましょう。
面接のお礼メールを送るタイミングと送付先
面接お礼メールをせっかく送っても送るタイミングや送付先が間違っていては意味がないですし、最悪の場合非常識な人だと逆効果になってしまう場合があります。
面接のお礼メールを送るタイミング
このページの最初でもお伝えしましたが、お礼メールを送るのは面接当日がベスト、遅くても翌日までには送りましょう。それ以降になってしまうと無意味ですし、遅くなったフォローメールの場合はむしろ悪い印象を与えてしまいます。
新卒の就職活動の場合は一次、二次、最終面接と面接が終わるごとに毎回送ったりもしますが、転職活動の場合は最終面接後に一連の選考のお礼と本当に入社したいという意欲をシンプルに伝えるだけで良いでしょう。
お礼メールの送付先
お礼メールの宛名は面接官になりますが、もし面接官が複数いた場合は連名で大丈夫です。
もし「面接官の名前を忘れてしまった」「メールアドレスがわからない」という場合は会社のメールアドレスに送り、宛名は「面接ご担当者様」「面接官の皆様」で問題ありません。
まとめ
今回は転職面接のお礼メールについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?面接のお礼メールは、書き方とタイミングが重要です。お礼メールを送る場合は、上記文例・テンプレートを参考に、志望度の高さが伝わる内容を適切なタイミングで送りましょう。
また最後になりますが、下の参考記事は転職面接の完全マニュアルです。想定問題や逆質問、面接マナーなど全ての面接に関することを確認しましょう!