こんにちは。株式会社Youth Planet -転職エージェント編集部です。
3年半、正社員としてアパレルで婦人服販売をしていました。仕事の内容は
主に接客中心ですが、業務全般も行っていました(商品整理、戦略としての数字分析など)。
もともとコツコツやる事務作業が好きで、そういった仕事に就きたいなと思い始めたのと、接客が辛くなってきて転職を考えました。そして長く続けていくことを考えても不安しかありませんでした。しかし、実際に転職活動をはじめてみると、事務職で活かせるような自分のアピールするところがないことに気づきました。
どうにかアパレルから事務職へ転職する方法はありますか?それとも諦めてアパレル関連で転職を考えた方が良いのでしょうか。
(20代前半 女性)
アパレルは業界は一見華やかですが、販売員を始め、体力勝負なところがあったり、サービス残業が常態化している企業が多く、離職率も高い業界です。
事務職はアパレルとは反対に座り仕事であることも多く、残業も少ない職種であるため、アパレルからの転職に人気な職種です。
アパレルと事務職の仕事にはあまり親和性が無く、アパレルから事務職への転職は難しいとも言われますが、じつはあなたがアピールできないと思っているアパレルで得たスキルや経験の中には、事務職でも大いに活かせるものもあります。
それをいかに説得力をもってアピールし即戦力として活躍できる可能性を示すことで、アパレルから事務職への転職も成功率が大きく上がります。
今回はまず、事務職の仕事内容と事務職に向いている人を理解したうえで、それでもアパレルから事務職への転職を目指す方のための転職成功方法をご紹介していきます。
アパレルから事務職への転職に興味があるけど不安が諦めかけている方も、この記事を読んで、アパレルから事務への転職に向けて一歩踏み出す勇気を持ってもらえたらと思います。
アパレルから事務へ転職する前に|事務職の仕事内容
アパレルから事務へ転職を考えている方は、まず事務職の仕事内容を確認しましょう。
事務と言ってもその仕事の内容は多岐に渡ります。事務は大きく分けて以下の4つの職種に分けられます。
- 一般事務
- 総務
- 経理
- 営業事務(営業アシスタント)
一般事務
一般事務では、世間一般で言う事務の仕事を行います。
具体的には、メールや電話の対応、データ入力、書類作成、ファイリング、郵便物の発送や仕分けなどのオフィスの雑用全般を担当します。
一般事務はデスクワークがほとんどで、残業もほぼ無いですし、転職に人気の職業です。
また、基本的なパソコン操作ができれば特別なスキルは必要ないことから、一般事務の求人は契約社員や派遣社員などの非正規雇用のものが多く、正社員の求人は少なく、倍率が高くなります。
総務
総務は、会社が円滑に進むための仕事を担当する事務です。
具体的には、契約管理、株式管理、給与計算、営業の経費計算、会社行事やイベントの企画、福利厚生業務、安全管理、備品発注、社内外の慶弔業務など、一般事務よりも専門的で幅広い知識が必要になります。
そのため、総務では一般事務の経験がある人が採用されやすい傾向にあります。ただし、未経験でも採用されることもあるため挑戦してみましょう。
経理
経理は法人関係の仕事を担当する事務です。
主に、会社の資産や、利益などを計算を担当する事務職であり、責任の大きな仕事です。経理は事務の中でも専門的なスキルが必要なため、未経験での採用は難しいです。
未経験から経理に転職を希望する方は簿記2級など経理で即戦力となれる資格があると良いでしょう。また、一度経理の経験を積めば、その後も経理として転職して働き続けることが可能です。
営業事務(営業アシスタント)
営業事務は、営業職がスムーズに仕事ができるようにサポートをする仕事です。主な仕事内容は、商品の発注、伝票作成、顧客からの電話やメールの対応、顧客とのアポイントの日程調整、接待の手配、プレゼン資料の作成などです。特に必要な資格やスキルはありません。
アパレルから事務への転職を考えている方にとって、もっとも向いているのが営業事務です。
会社によっては、営業事務が営業アシスタントとして、営業職と一緒に取引先との商談を行うこともあり、そういった場面で、アパレルで培ったコミュニケーションスキルやトークスキルが役に立つことが多いからです。
アパレルから事務への転職に向いている人
華やかなアパレル業界で働いていた人にとっては事務職は「立ち仕事から解放されて楽」と思う人もいれば、「地味でつまらない」と思う人もいるかもしれません。
アパレルから事務職への転職にも向き不向きがあります。
アパレルから事務職への転職に向いている人と向いていない人の特徴を見ていきましょう。
アパレルから事務への転職に向いている人
アパレルから事務への転職に向いている人の特徴は以下5点です。
- 地味な単純作業が得意な人
- 誰かのサポートをするのが好きな人
- パソコンに向かって黙々と作業するのが好きな人
- 土日祝日休みで、残業少なめを希望する人
- 売り上げなどのノルマが嫌いな人
特に人のサポートをするのが好きで、一人で黙々と作業するのが得意な人にはアパレルから事務への転職をお勧めします。
事務職のメリットと言えば休みが決まっていた理残業もないため、ワークライフバランスが取りやすいことと、ノルマに追い詰められることがないことであり、精神的に楽に働ける仕事と言えます。
アパレルから事務への転職に向いていない人
アパレルから事務への転職に向いていない人の特徴は以下5点です。
- 顧客と実際に触れ合い、お礼を言われることにやりがいを感じる人
- 華やかな仕事をしたい人
- 自ら動いて仕事をしたい人
- 人のサポートをするより自分が表舞台に立ちたい人
- 地味で細かい単純作業が苦手な人
事務職はいわゆる「縁の下の」力持ちで、人をサポートすることに徹する仕事です。そのため、地味で細々とした仕事が多くなります。
これまで華やかなアパレルとして働いてきた人には、大きなギャッップに不満を持つことがあるかもしれません。
アパレルから事務への転職で重要なポイント
アパレルから事務職への転職では自己PRと志望動機がとても重要な判断材料になります。
転職は「即戦力採用」です。
事務職の経験の有無にかかわらず、あなたのアパレルでの経験やそこから得たスキルを応募先企業で事務職としてどう活かしていくかをアピールして「企業があなたを採用するメリット」を具体的にイメージできる自己PRを心がけましょう。
また、志望動機ではあなたが「なぜアパレルから事務職への転職したいのか」「なぜこの企業に転職したいのか」を説得力のある説明をし、アパレルから事務職へ転職したい熱意を伝えるようにすることが大切です。
自己PR
これまでのアパレル職で培った、接客経験とコミュニケーション能力を事務に活かせることをアピールしましょう。
「職場の人と円滑にコミュニケーションをとって仕事ができる」、「相手に合わせた臨機応変な対応ができる」、「相手のニーズを理解して提案できる」など採用担当者が具体的にイメージできるような自己PRにまとめると好印象になります。
志望動機
志望動機ではまず2つのポイントを抑える必要があります。
- 事務職でないといけない理由
- 応募する会社でないといけない理由
あなたなりに、なぜ他の職種ではなくアパレルから事務職に転職したいと思ったのか、応募する会社が他の会社と比べてどこに魅力を感じたのかを具体的に考えてみましょう。
前職での経験を生かして働けることなども踏まえるとさらによくなります。
「今の職場では実現できない、転職先だとできること」を具体的に伝える
仕事の内容や、会社の方針など、転職先だからできることを具体的に伝えましょう。
「アパレルの仕事が嫌だから」というネガティブな理由ではなく、「アパレルではなく事務だからできることにチャレンジしたいから」などポジティブに伝えることができると、転職後に活躍するイメージを持ってもらいやすいかもしれません。
今のキャリアで活かせるスキル
アパレルでの経験やそこから得たスキルをいかに応募先企業で活かせるかが非常に重要です。前職と転職先があまりに関連性が無いと、企業側は「この人材を採用しよう!」とまではなりません。
例えば、「アパレルの接客業の経験から相手に合わせた柔軟な対応ができること」、「アパレルで立ち仕事を続けていたので体力に自信がある」という2点は、アパレルから事務への転職の際には活かすことのできるスキルです。しっかりと採用担当者に、自分のキャリアをアピールしましょう。
アパレルから事務職への転職は難しい?
再度お伝えしますが、アパレルから事務職に転職する際にはまず、事務職には主に一般事務、経理、総務、営業事務の4種類があることをしっかりと理解しておきましょう。
事務職の中でも、経理や総務は特に専門的な知識が必要で、事務としての経験がある人が採用されやすい傾向にあるためアパレルから未経験での転職はやや難しいかもしれません。
しかし、事務職の中でも、アパレルからの転職におすすめなのは営業事務です。
営業事務は比較的正社員求人も多く、未経験の採用も積極的に行っている為アパレルからの転職でも難易度はやや低めです。
また、営業事務は他の事務職に比べて顧客に接する機会も多く、アパレルで培った接客スキルやコミュニケーション能力が重宝されます。アパレルと営業は「ものを売る」という点で通じるものがあり営業の仕事への理解があるため、アパレル経験者は営業事務でもデスクワークをしながら、営業を的確にサポートすることが可能です。
アパレルから事務への転職には転職エージェントが必要不可欠
アパレルから事務への転職はなかなか勇気がいると思いますが、ここまでお伝えしたポイントを押さえておけば、アパレルから事務職への転職もそんなに難しくはありません。
また、最後に転職内定率をさらに上げるために、転職エージェントに登録して転職活動をはじめましょう。
アパレルから事務への転職で転職エージェントが必要不可欠な理由は3点。
1、膨大な転職求人件数
転職エージェントは転職サイトなどには載っていない非公開求人を含む膨大な求人量を保有しています。
その中から、あなたとのキャリア相談をもとにあなたのキャリアや転職先の希望や条件に合った求人情報を紹介してくれるので、自分で求人情報を集め、一つ一つ吟味していく手間が省けます。
2、転職エージェントは企業情報に詳しい
転職エージェントは企業の内部情報にも精通しているので、ブラック企業にあたることはまずないです。
また、転職エージェントはあなたが転職に成功して一定期間勤めることで報酬を得ており、あなたに合わない企業を紹介するメリットがないので、あなたが長く働けそうなホワイト企業を紹介してくれるのです。
3、徹底した転職サポート
転職エージェントに登録しておくと、求人の紹介だけでなく、応募書類の作成や企業に特化した面接対策を行ってくれます。
また、入社後の条件交渉も代行してくれるので、転職活動を効率的に進めることができます。一人で不安な転職活動も転職エージェントのサポートが安心ですね。
転職エージェントに登録することで、転職内定率を上げるだけでなく、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性もかなり低くなるのです。
アパレルから事務への転職におすすめの転職エージェント
アパレルから事務職への転職におすすめなのは、転職サポート業界でもトップの情報量と転職内定率を誇る大手総合エージェントの「リクルートエージェント」「doda」と未経験からの転職や初めての転職にも手厚いサポートで安心の「パソナキャリア」の3社です。
各エージェントの特色は下記をご覧ください。
リクルートエージェント | 案件総数・内定決定率No.1
「リクルートエージェント」は案件総数・内定決定率ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
転職希望者の約80%以上が利用したことがあるというのがこのリクルートエージェント。
業界内トップの求人保有数を誇り、アパレル業界の転職求人も多く取り扱っています。
業界トップの内定決定数から企業からの信頼も厚く、企業の内部情報にも精通しているため、幅広い業界・企業に特化した対策も可能です。
doda | 顧客満足度No.1!丁寧な対応とノウハウが好評
パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する「doda」は、顧客満足度NO.1の転職エージェントです。
また、dodaはエージェントが親身になって相談に乗ってくれるとの評判も高く、特に職務経歴書や面接の対策サポートが素晴らしいという評判です。在職中の転職活動であなた一人では不安なことも全力でサポートしてくれます!
dodaではエージェント一人一人に自社研修で徹底的な指導を行っていますので、担当者の対応が平均的に良く、当たり外れが少ない転職エージェントだと言われています。
パソナキャリア | 初めての転職には必須
初めての転職活動には「リクルートエージェント」と「doda」に加え、「パソナキャリア」の登録は手厚いサポートに定評がある為、特にオススメです。
「パソナキャリア」は土日や平日夕方以降の面談にも対応可能で、忙しい在職中の転職活動でも融通が利きやすいです。
また、パソナキャリアは各業界への転職サポートの質の向上のため、チーム体制を取っており、より専門的な知識やアドバイスを受けることができるので、アパレル業界への転職でも頼りになるエージェントだと言えます。
まとめ
今回はアパレルから事務への転職に向いている人、転職に成功するためのポイントを中心に解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
アパレルから事務への転職は難しいという人もいますが、結局、動き出さなければ何も変わりません!
アパレルから事務への転職ではこの記事でお伝えしたポイントを押さえ、アパレルで培った経験やスキルを活かして事務職でも即戦力になれるというアピールをうまくするなど、戦略的に転職活動を進めていくことで、アパレルから事務への転職も内定率をぐんと上げることができます。
アパレルから事務への転職成功の第一歩としてまずは転職エージェントに登録するところから始めてみてはいかがでしょう?
アパレルから事務へ転職したいけど自信が無い、転職しようか悩んでいるだけの人も、転職エージェントに相談することで転職成功への大きな一歩を踏み出せるかもしれません。